X-MODE Limited EXは1モード X-BREAK EXは2モードで差別化
アウトバックはLimited EXとX-BREAK EXの2グレード構成。EXは「EyeSight X」の略なのでアイサイトXが標準装備ということになります。
出典:スバル
同時に「12.3インチフル液晶メーター」や「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム」も標準装備になります。
2つのグレードを見比べてみるとLimitedは各部の質感を向上させ、X-BREAKは多少汚れても処理がしやすいような素材を採用しているように思えます。総じて全体的な質感はLimitedの方が上です。
出典:スバル
しかし100%、X-BREAKが勝っているのが「X-MODE」です。
X-MODEは電子制御のアクティブトルクスプリットAWDの悪路走破性をさらに高める機能ですが、その機能は滑りやすい道で効果を発揮する「SNOW・DIRTモード」とタイヤが埋まってしまうような場面で発揮する「DEEP SNOW・MUD」モードの2モードが存在します。
なぜかLimitedではSNOW・DIRTモードのみの1モード。対してX-BREAKが2モードになっています。
X-BREAKはよりアクティブな層をターゲットにしているのかもしれませんが、XVですら2モードなのにスバルがフラッグシップ位置づけているアウトバックが1モードというのは…ちょっと疑問ですね。
結局いくらなの? ドライブレコーダーは前方録画のみの設定
「結局いくらなの?」ということでオンラインで見積りを作成してみました。
ナビはアイサイトXがあるので設定なし バックカメラも同様
出典:スバル
アウトバックは2グレードともEX…つまりアイサイトXが標準装備なのでそもそもナビの購入設定がありません。
同様にフロントグリル、助手席側ドアミラー、リヤゲートに装着されたカメラの映像をセンターディスプレイに表示させる機能も標準なのでカメラも必然的に付随しています。ただし、録画機能はありません。
さらに申し込みは必要ですがコネクティッドサービスを5年間無料で利用できる特典もあります。
確かに価格が50万円以上の値上がりという声もありますが、内容を見ればその差を埋めるには十分ではないでしょうか。
結局いくらなのか
グレードはLimited EX、メーカーオプションはナッパレザーシートとハーマンカードンの抱きかかオプションを選択。
ディーラーオプションはフロアマット、ETC2.0関連、ドライブレコーダー(前方のみ録画可能)を選択。
なんだかんだで500万円前後ということになりますね。参考になれば幸いです。
まとめ
結び
スバルが「フラッグシップ」という言葉を公式で用いるレガシィ アウトバックですが、その名に恥じない質感は得ていると思います。
もちろん比較対象車次第では物足りない部分はあるのかもしれませんが、価格も合わせた総合的な性能では最高峰のSUVであるのは間違いなさそうです。
できればこのクオリティでセダン版である「レガシィ B4」を販売してもう一度セダンが本当に売れないかどうかを見定めてほしかったです。アイサイトXなどで付加価値は十分充実していると思いますので…。
出典:スバル・オブ・アメリカ
そして北米で製造・販売されている「アウトバック ウィルダネス」は日本に登場するのでしょうか。実は11月2日に実家に帰っているバスの中からとあるスバルディーラーに展示されているのを見かけました。
翌日に写真でも撮ろうと思ったのですが残念ながら消えていました。日本での発売を望む声が大きくなれば特別仕様車としての登場の可能性はあるのかもしれません(もの凄く高くなりそうですが…)。
2.4Lターボの国内導入の噂などで購入時期も迷うところですが、それを含めても今後のレガシ アウトバックには期待したいところです。
ドライブレコーダーは煽り運転対策も込めてリアにも設定してほしいですね。そこは改善を望みます。乗り味については試乗ができたらまとめてみようと思います。
参考出典リンク集
スバル スタースクエア:https://www.subaru.jp/showroom/
レガシィ アウトバック:https://www.subaru.jp/legacy/outback/index/
スバル・オブ・アメリカ:https://www.subaru.com/vehicles/outback/index.html