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【クルマ紹介】新型インプレッサを展示車を用いてご紹介 クロストレックとも比較【短時間試乗】

2023年4月27日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

スバル・新型「インプレッサ」が6代目になり2023年4月20日に販売がスタート(ワールドプレミアは2022年11月17日)しました。

スバル スタースクエアで展示も開始されたということなので、実際に見てきた展示車を用いてご紹介したいと思います。

インプレッサは6代目に進化 残念ながらセダンの設定はなし

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

『インプレッサ』はセダン「G4」とハッチバック「スポーツ」の2種類のボディタイプで展開されていましたが、インプレッサもセダン不人気の潮流には逆らえず、残念ながら「G4」は廃止され結果的にハッチバックのみフルモデルチェンジされました。

同時に車名も「インプレッサ」としています。「クロストレック」とは同型式の別車種という関係で、登録台数は合算されて掲載される可能性があります。

(そういえば私が過去に所有していた3代目(GH型)もハッチバックモデルのみのデビューでしたね。途中でセダンモデルも追加されましたが…)

SUV人気は衰えを知らないのか、今回は「インプレッサ」よりも先に「クロストレック」がデビューしています。

インプレッサのスペックもある程度予測を立てていた方も多いでしょう。

パワーユニットはエントリーグレードが2.0LNAエンジン、その他のグレードが2.0Lエンジン+モーター(e-BOXER)という構成に。

国内仕様のスペックを読み解いた印象としては動力性能に大きなインパクトは感じません。というか先代とスペックは全く同じですね。

クロストレック同様、スペック上ではアピールポイントに乏しいと感じるわけですが、ボディやプラットフォーム(スバルグローバルプラットフォーム:SGP)は第二世代に進化。

フルインナーフレーム構造や構造用接着剤の塗布範囲の拡大、2ピニオン電動パワーステアリングの採用など、実際に走らせて体感してみないと伝わらない魅力を入口でどう伝えるか…がポイントだと思います。

すでに第二世代SGPが展開されている「レヴォーグ」「WRX S4」などと比較するとインパクトは薄いかもしれませんが、それでもインプレッサ(とクロストレック)に投入された最新要素はあります。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

それが「群馬大学医学部と共同で開発したシート」と「ルーフパネルとブレース間に高減衰マスチック(弾性接着剤)」の採用。アイサイトも最新です。

これらは後述したいと思いますが、ある程度興味を持ってもらわないと見られない進化点です。

そう意味でもやはりエクステリア・インテリアといった見た目から興味を引く…となるでしょう。

このページでは主にスペック表の抜粋+私の見解を記しています。

内外装の紹介をお急ぎの方は次のページへお進みください。オンライン見積りの結果と私が思うお勧めグレードも記載してあります。

最後の最後におまけとして短距離・短時間での試乗の印象を追記しています。

おまけ 短距離・短時間試乗

以下にまとめるスペックはハイクオリティグレードとされる「ST-H」かつ駆動方式は「AWD」です。

新型インプレッサのスペック・グレード構成

それではスペックや価格などを見ていきたいと思います。

なお、今回のブログで掲載されている「インプレッサ ST-H AWD」のボディカラーは「サンブレイズ・パール(有料色:33,000円)」となっています。

車両概要

車両概要
車名 インプレッサ
グレード名 ST-H AWD
型式 GUE
エンジン 2.0L DOHC 直噴+モーター(e-BOXER)
駆動方式 アクティブトルクスプリットAWD[電子制御AWD] 常時全輪駆動
トランスミッション リニアトロニックCVT(モーター搭載)
車両価格(税込) 3,212,000円

ポイント

新型クロストレックとの価格差は77,000円(新型クロストレック Limited AWD:3,289,000円)

機能面で最も大きな違いは「Xモード」の有無

車両サイズ・ホイール/タイヤサイズ

車両寸法
全長×全幅×全高(mm) 4475×1780×1515
室内長×室内幅×室内高(mm) 1930×1505×1200
ホイールベース(mm) 2670
トレッド[前/後](mm) 1540/1545
最低地上高(mm) 135
最小回転半径(m) 5.3
車両重量(kg 1580
乗車定員(名) 5
車両総重量(kg 1855
タイヤ・ホイールサイズ 215/50R17 91V
タイヤ銘柄 ダンロップ「SP SPORT MAXX 050」

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

クロストレックのタイヤは「ファルケン:ZIEX ZE001A A/S」ですが、インプレッサにはトータルバランスに優れているとされる「ダンロップ:SP SPORT MAXX 050」が装着されています。

余談ですが「SP SPORT MAXX 050」は新車装着用タイヤだそうです。

つまり自動車メーカー承認によるタイヤなので必ずしもハイスペックというわけではありません。もちろん低スペックというわけでもありません。

似た名称の市販品「SP SPORT MAXX 050+」がありますが、こちらの方が性能は上のようです(輸入車専用とか謳ってるし…)。

ちなみにインプレッサもPCDが100㎜から114.3mmになりました。

エンジン性能 水平対向4気筒2.0L直噴NAエンジン+モーター

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

エンジン
型式・種類 FB20
水平対向4気筒
2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴
内径×行程(mm) 84.0×90.0
総排気量(cc) 1995
圧縮比 12.5
最高出力[ネット][ kW(PS)/rpm] 107(145)/6000
最大トルク[ネット][ N・m(kgf・m)/rpm] 188(19.2)/4000
燃料供給装置 筒内直接燃料噴射装置
燃料タンク容量(L) 48
燃料種類 無鉛レギュラーガソリン

リチウムイオンバッテリーを搭載しているためか燃料タンク容量が48L(参考:レヴォーグは63L)と小さい印象です。

燃費がそこそこよかったとしても給油回数は多いと感じてしまうかもしれません。

目に見えない改良が施されているようですが、先代インプレッサ(Advance)と全く同じスペックです。

フォレスターSTI Sport

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

レヴォーグやフォレスターにも搭載されている1.8Lターボモデルが設定されていないのが惜しい…。

モーター
型式・種類 MA1・交流同期電動機
最高出力[kW(PS)] 10(13.6)
最大トルク[N・m(kgf・m)] 65(6.6)
動力用主電池
種類 リチウムイオン電池
個数 32
接続方式 直列
容量(Ah) 4.8

モーター・バッテリー…e-BOXERとしてのスペックもぶっちゃけ従来のe-BOXERと変わりありません。

ブラッシュアップされているようですが、商品インパクトとしてはどうでしょうか。

カタログに記載はなかったのですが、仮に従来と全く同じスペックならば電圧:118V・総電力量:0.56kWhと求めることもできます。

(4.8A×118V=566.4Wh=0.56kWh)

これは若干のEV走行が可能であると言えます。

トランスミッション リニアトロニック+モーター

トランスミッション
変速機形式 リニアトロニック(マニュアルモード付)前進無段 後退1速
変速比 3.600〜0.512
[マニュアルモード時 1速3.552/2速2.201/3速1.473/4速1.228/5速1.024/6速0.852/7速0.681]
変速比幅(レシオカバレッジ) 7.031
変速比(後退) 3.688
減速比 3.700
総合減速比 1速13.142 / 2速8.143 / 3速5.450 / 4速4.173 / 5速3.788 / 6速3.152 / 7速2.519 / 後退13.645

リニアトロニックは新型クロストレックと全く同じセッティング。

ドライバリティは新型インプレッサの方が重心が低く軽いので理論上は有利のはずですが、スバルのSUV造りが優れているからか車重は30㎏(FWDは20㎏)程度の差なので大きな違いは感じさせないかもしれません。

燃費性能

燃費(WLTCモード)
燃費(WLTCモード) 16.0km/L
 市街地モード(WLTC-L) 12.8km/L
 郊外モード(WLTC-M) 16.4km/L
 高速道路モード(WLTC-H) 17.6km/L

クロストレックと比較すると誤差レベルで上回っています。

AWDであることを思えば頑張っていると思いますが、数値だけで他車種と比較すると…。

参考までに、以前私がフォレスターAdvance(フォレスターのe-BOXER)で秩父をドライブした時は実燃費計算で13.94㎞/Lでした。

グレード構成・価格

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

新型インプレッサはこれまで同様AWDだけでなくFWD(FF:前輪駆動)も設定されています。

日本国内では「AWDほどの走破性は必要ないしなぁ」という客層は間違いなく存在するので、水平対向エンジンの面白さを引き出せるFWDの設定は個人的には歓迎したいところです。

エンジンのみのグレード「ST」も設定。FWDは230万円以下に抑えて購入者層の間口を広げています。

そのため新型インプレッサは6グレードで構成されていることになります。

グレード構成と価格

ST[FWD]:2,299,000円 e-BOXERではない

ST[AWD]:2,519,000円 e-BOXERではない

ST-G[FWD]:2,783,000円

ST-G[AWD]:3,003,000円

ST-H[FWD]:2,992,000円

ST-H[AWD]:3,212,000円

価格は消費税10%込

今回のブログでは「ST-H AWD」を扱っています。

主要スペックまとめ

スバル:インプレッサ(ST-H AWD)

・ボディサイズ(㎜):4475×1780×1515

・定員:5人乗り

・動力源:2.0L DOHC 直噴+モーター(e-BOXER)

・駆動方式:アクティブトルクスプリットAWD

・燃料:レギュラーガソリン

・燃費:実燃費は15㎞/L~16㎞/L程度と予想

・車両価格:3,212,000円(税込)

新型クロストレック(Limited AWD)との価格差は77,000円

公式スペック表

ボディカラーにセラミックホワイトの設定はなし

セラミックホワイトのレヴォーグ

出典:スバル

ST-Hグレードでは全9色のボディカラーが設定されています(有料色含む)。

しかしレヴォーグやWRX S4に設定、あるいは先代インプレッサ STI Sportに設定されていた「セラミックホワイト」はありません。

個人的には「クリスタルホワイト・パール」よりも純白に近く、欧州車のホワイト系と並んでも遜色なく冴えると思っているので残念です。

 

次のページではエクステリアとインテリアをご紹介します。最後に私が思うお勧めグレードも掲載しています。

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溝口将太(みぞしょー)

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