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【台風】東京から名古屋・大阪方面までタクシーは乗せてくれる?【計画運休】

2023年8月14日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

2023年8月14日(月)現在、本州に「台風7号」の上陸がほぼ確実視され、東海道新幹線は15日(火)、名古屋ー新大阪で始発から最終列車にかけて終日運休することが報じられました。

東京ー名古屋においては運転本数を大幅に減らし、普通車は全車自由席扱いで運転するそうです。

とりあえず東京から名古屋へのルートはなんとかなりそうな雰囲気ですが、東海道新幹線が満席で乗れなかった場合、飛行機が欠航で飛べない場合…例えば東京ー名古屋・大阪などをタクシーで移動することは可能なのでしょうか?

現役タクシードライバーの知人に話を聞きながらまとめてみました。

ポイント

東京から大阪方面へタクシーで移動することはできるのか?

⇒基本的には難しいと考えるべき

を軸に、東京特別区(東京23区・三鷹市・武蔵野市)での営業を前提でまとめています。

ちなみに、2023年8月現在の運賃レートでは以下のように計算すればだいたいの運賃がわかります。

東京特別区の運賃計算

通常メーター:距離×400でだいたいの運賃がわかる

500キロの乗車で約20万円(500×400)

2割増メーター:距離×500でだいたいの運賃がわかる

500キロの乗車で約25万円(500×500)

それでは見てみましょう。

”お化け”出現 しかしジャパンタクシーでは対応が難しい

運賃が1万円を超える乗客…いわゆる”ロング”と呼ばれる乗客は相当数存在しています。3万円前後までならまぁお乗せしてもそれほど不思議ではありません。

東京都心から成田空港でも2万5千円前後の運賃(2023年8月現在の運賃レート)が発生します。

運賃10万円なんてお客様は夢のまた夢…。

新幹線や飛行機がダメになると…

ところがしかし、台風などの災害で鉄道・飛行機がどうにもならなくなった時、東海道新幹線がトラブルなどで終日運休などが発生した時…東京駅などでは名古屋・大阪方面といった”お化け”と呼ばれる人たちが現れるのです。

多くの方が計画的に行動されるとは思いますが、世の中にはどうしても東京から大阪方面へ帰らなければならない人たちが存在するのです。

そして藁にも縋る思いでタクシードライバーに”交渉”を持ち掛けます。

正当な乗車拒否として成立する?

まず「乗車拒否が可能かどうか」ですが、東京から名古屋・大阪などの”お化け”に対して乗車拒否が成り立つのか…これは乗車拒否が成立します。

理由は『目的地が営業区域の境界線から概ね50キロ以上遠方の場合は乗車拒否が成立する』という約款があるからです。

名古屋・大阪方面ならば東京 世田谷区の先端から50キロ以上遠方の乗客を断ることができる…ということです。とても届きません。

ドライバーはタクシーセンターからも「お客様にご納得いただけるようお伝えしてください」と教育を受けているでしょう。

「概ね」とありますが、これはまさかメジャーなどで距離を測るわけにもいかず、ルートによっては微妙に距離が異なるので「概ね」としています。

まぁ100キロ程度までなら喜んで乗せてくれるでしょう(笑)

余談ですが、「営業区域の境界線から50㎞以上遠方」というのは、乗客に「帰りの高速代も請求することができる距離」でもあります。

タクシードライバーから丁重にお断りできる

ジャパンタクシーでは難しい…それは給油の問題があるから

”お化け”と呼ばれる乗客が現れた場合、基本的には運行管理の指示に従うことが望ましいとされています。

タクシードライバー本人も大きな収益になること、そして乗客を助けてあげたいという気持ちから本音では名古屋・大阪の対応も請け負ってあげたいと考えています。

しかし現在のタクシー会社がメインで導入してる車両「ジャパンタクシー」では大きな壁があるのです。

それは”給油の問題”です。

東京のタクシー車両の多くはジャパンタクシーが大部分を占めるようになりましたが、ジャパンタクシーはガソリンで動いているわけではありません。

「LPガス」を燃料としています。つまり通常のガソリンスタンドでは給油できず、LPガス専用のスタンドでないと給油することができないのです。

仮に運行管理者から”お化け”対応にOKが出ても、途中で給油することができなければとんでもないトラブルに陥ってしまうのです。

出典:トヨタ自動車

ジャパンタクシーの燃費性能を深堀してみると、燃料タンク容量は52L/高速道路における実燃費は約15㎞/L程度と記憶しています。

しかし実際にはそこまで走る印象はなく、私は経験がありませんが燃料が10Lを下回った状態でエンジンを切ると再度エンジンをかけることができない個体も存在します。

なので「走行距離300キロで給油してください」と伝えている運行管理者もいます。

これでは名古屋は行けても大阪は100%無理ですよね。。。

ポイント

高速を途中で降りてLPガススタンドで給油するという方法はある

ただし運賃・高速代は余計にかかる

そのほかにも懸念されることが…安全性の問題

実は燃料の問題以外にも懸念されることがいくつかあります。

超過乗務における安全性の問題

余程の超長距離の乗車依頼が発生した場合、法人タクシーのドライバーは運行管理者の指示を仰ぐよう教育されています。

これは労働基準法などが関わってくるのですが、タクシードライバーは1日の労働時間・走行距離が原則決められています。

走行距離に関しては、主な高速自動車国道や一部の自動車専用道路はカウント外なのですが、運転して走行することには違いありません。

運行管理者の判断で運送の引き受けを断るよう指示されることもあります。

気象状況・道路状況における安全性の問題

もう一つ、安全面で懸念されるのが気象状況と道路状況です。

非常に勢力が強い台風では電柱がなぎ倒されることもあります。2019年の「台風15号」…千葉での被害を覚えている方も多いでしょう。

台風は災害です。電柱や木が倒れてきてクルマに直撃…ということも十分あり得るのです。

そして道路状況です。これは高速道路などが通行止めになることで、行けるところまで行ってもその先どうしようもなくなってしまった…ということに対する懸念です。

一般道を大迂回で向かうことになると思いますが所要時間は果てしなく…精神面・健康面でも大きな負担を強いられる可能性が高いのです。

金銭面での懸念 本当に支払ってもらえるの?

ドライバーにとってはこれが一番大きなリスクと言われています。

本当に運賃を支払ってもらえる?

超長距離の走行は場合によっては10万円を超えてくることもあります。

深夜割増時間帯に東京から大阪方面まで乗車しようものならその料金は20万円を軽く超えるでしょう。

果たしてそれだけの金額を支払ってもらうことができるのか…乗り逃げのリスクも考えないといけないのです。

なお、クレジットカード決済が全額対応できるかは不透明と言われています。まぁ手動取引として複数回に分けて決済を行えば実質的に可能だとは思いますが…。

昔、当時の私の同僚が静岡・清水までの錠乗車を引き受けて送りましたが、乗客が誘導した場所は『清水警察署』でした。

「俺、金持ってないから…」と自首したわけです。舐めてますよね。

ポイント

基本的にお化け対応の時は、現金で想定額以上を預かってしまうことを推奨

渡せないのなら断ればいいだけです。家族に連絡するという手段も考えられますが…。

個人タクシーは可能性が少し高い?

基本的にはタクシー(特に法人タクシー)で災害をきっかけとした超長距離輸送は難しいという印象を抱いてしまうかもしれませんが、個人タクシーならまだ対応してもらえる可能性はあります。

絶対とは言えませんが。

それはクルマの性能の高さ。個人タクシーで使用されている多くの車両が、ジャパンタクシーを大きく上回る性能を有しています。

LPガスでなくガソリンで走行できるのも大きいですね。

そして法人に縛られないフレキシブルな労働体制に対応できるから。

名古屋・大阪などの対応後は自己判断で数日休んでしまえばいいのです。

個人タクシーにはそれができるのですが、まぁそのような個人タクシーとマッチングすること自体が難しいのです…。

まとめ

結び

いかがでしたでしょうか。

いずれにしろ台風が近づいてきている時は最新の気象情報をこまめにチェックし、できるだけ余裕を持ったスケジュールに移管した方がいいと言えるでしょう。

参考出典リンク集

ウェザーニュース:https://weathernews.jp/

トヨタ ジャパンタクシー:https://toyota.jp/jpntaxi/

東京タクシーセンター:https://www.tokyo-tc.or.jp/index.cfm

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溝口将太(みぞしょー)

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