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相鉄・東急 新横浜線開業! 新綱島ってどんな場所?

2023年3月20日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

2023年3月18日(土)に『相鉄・東急 新横浜線』が開業しました。

この歴史的瞬間に立ち会うために早起きをするつもりだったのですが、前日に鑑賞した「シン・仮面ライダー」に打ちのめされて寝込んでしまい、がっつり朝寝坊してしまったがために新横浜駅へ出向くことができませんでした。ほぼ地元なのに(笑)

(あとから気が付いたのですが、愛車がバッテリー上がりを起こしていたのでどちらにしろ向かえませんでした…)

そこで今回のブログ、後述しますが実質的に施設としての新駅が開業したのは「新綱島駅」のみとなりますが、『新綱島駅ってどんなところ?』をテーマにみなさんにお届けしたいと思います。

東急新横浜線「新綱島駅」と東横線「綱島駅」の位置関係

新綱島は東急新横浜線の駅で綱島は東横線の駅ですが、せっかくなので新綱島駅と綱島駅との位置関係から見てみましょう。

東急新横浜線「新綱島駅」(画像左)と東横線「綱島駅」(画像右)

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

意外だと思われるかもしれませんが、「綱島」という駅名はあっても住所は存在しません。綱島を冠する住所としては「綱島上町」「綱島西」「綱島台」「綱島東」があり、近隣にお住まいの方は駅名を用いて「住まいは綱島」と受け答えをしているのではないでしょうか。

綱島東は新綱島駅側、綱島上町・綱島西・綱島台は綱島駅側となっています。綱島街道がほぼ境目(綱島駅側の一部エリアも綱島東)になっているので見分け自体は容易です。

綱島街道を挟み東西に展開 乗り換えは不便なので素直に日吉で乗り換えを

新綱島駅を基準にして位置関係を見てみましょう。

東急新横浜線・新綱島駅の住所は「横浜市港北区綱島東一丁目」。綱島駅とは綱島街道(県道2号線)を挟み東側に位置しています。近くに鶴見川が流れています。

東横線・綱島駅の住所は「横浜市港北区綱島西一丁目」。住所からも東西に位置していることがうかがえます。

新綱島駅南口から綱島駅方面「綱島交差点」を見る

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

「綱島」という住所はないとお伝えしましたが交差点は存在します。それが両駅のほぼ中間に位置する「綱島交差点」です。綱島街道の主要交差点の一つとも言えますが、ここの交差点は路線バスが多く周囲の道路環境も相まって渋滞が激しく、歩行者による東西の移動利便性は決して高いとは言えません。

綱島駅側から日吉方面を撮影

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

綱島交差点を含めれば周囲には3か所の信号横断歩道がありそれぞれ東西の連絡機能を有していますが、周辺の道路は狭く混雑も激しいので歩行者にとっては常にクルマの脇を歩くという状態が続いています。

開業日当日は激しい雨が降っていたので、仮に綱島⇔新綱島で乗り換えを行おうものならかなり大変だろうと感じます。

出典:東急電鉄を元に加工

無理せず日吉で折り返すように乗り換えることをお勧めします。ただし口述しますが運賃については注意が必要です。

綱島駅と新綱島駅を結ぶ地下連絡通路(あるいは空中デッキ)ができると便利ですね。綱島近辺は今後大規模な再開発が実施されるのでどう発展するのか楽しみなエリアです。

余談ですが、私個人としては綱島エリアは住まい探しの穴場だと以前から思っています。

弱点はクルマ移動には不向きだということ…道が狭く混雑も激しいので綱島エリアを抜けるのに時間を要します。一方通行だらけなのもダメですね。

同一駅扱いではないが定期券では相互利用が可能

新綱島駅と綱島駅の位置関係はご覧いただいている通りですが、東急電鉄としては2駅に関する扱いを「同一駅扱いではないが定期券においては相互利用が可能」としています。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

これは以下のように扱うことを意味します。

例えば東横線・横浜から東急新横浜線・新綱島に向かうとしましょう。横浜ー綱島の運賃は230円(現金・2023年3月18日改定)ですが、新綱島は同一駅扱いではないので日吉を経由する計算となり、横浜ー新綱島の運賃は250円(現金・2023年3月18日改定)となります。

一方で定期券を所有している場合は話が変わります。主に武蔵小杉や東京都内方面における利用者が想定されます。

出典:東急電鉄を元に加工

これによると日吉駅~新綱島駅間を含む定期券をお持ちのお客さまは綱島駅でも乗降が可能」「日吉駅~綱島駅間を含む定期券をお持ちのお客さまは新綱島駅でも乗降が可能」とされており、綱島/新綱島どちらの駅でも乗降可能ということになります。

特に綱島東エリアにお住まいの方にとっては東横線・目黒線方面への通勤・通学の利便性が向上していると言えるでしょう。

ポイント

日吉駅ー新綱島駅/綱島駅を含む定期券を所有していれば、新綱島駅/綱島駅どちらの駅でも乗降可能

綱島駅界隈は繁華街寄りの雰囲気。飲食店も多数ある

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

飲食や買い物などに充実しているのは間違いなく綱島駅側です。綱島東エリアにお住まいの方は、行きは新綱島/帰りは綱島という使い方がメインになるでしょう。

ちなみに、東急新横浜線では新綱島ー新横浜の間においては加算運賃が適用されます。

 

出典:東急電鉄を元に加工

例えば日吉ー新綱島の運賃は140円(現金・2023年3月18日新設)ですが、日吉ー新横浜は250円に跳ね上がります。新線開業のため仕方のない措置ですが、ちょっと割高な印象ですね。それでも公共交通機関での移動手段としては最安です。

地図上に新規開業した唯一の新駅「新綱島」 周辺には何がある?

2023年3月18日(土)に開業を迎えた『相鉄・東急 新横浜線』(以降:新横浜線)ですが、新線開業区間は相鉄線・羽沢横浜国大ー東急線・日吉の約10㎞の区間。相鉄・新横浜線は西谷ー新横浜、東急新横浜線は日吉ー新横浜を結び、新横浜駅が境界駅となっています。

相鉄・東急 新横浜線の停車駅は、西谷・羽沢横浜国大・新横浜・新綱島・日吉です。各駅を地図ベースで見ると、西谷・新横浜・日吉の各駅は歴史があり、羽沢横浜国大駅は「相鉄・JR直通線」の開業に伴い2019年11月30日に新駅として誕生。

つまり相鉄新横浜線については実質的に先行・部分開業を経ているとも言えます。よって今回、地図上に0ベースで新規開業したのは「新綱島駅」のみです。

ではそんな新綱島駅周辺には何があるのでしょうか?

特に何もありません。

…と言ってしまうと失礼かもしれませんが、お住まいの方以外からすれば本当に何もないと言っても過言ではありません。今後の再開発が楽しみなエリアであることは間違いありませんが…。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

ただ、南口には「ドレッセタワー新綱島」というタワマンが建設中で、こちらは即完売したそうです。新綱島駅直結かつ新綱島駅を象徴する建物になりそうです。

正直言いますと私もこのマンションの購入は考えました。買えませんでしたが(笑)

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

南口を背にして道路挟んで向か側、綱島交差点のすぐ脇にちょっとしたスペースがあります。ここは「綱島源泉 湯けむりの圧」のシャトルバス乗降場所になっています。綱島駅利用よりもアクセス性が向上したと言えるでしょう。

南口と北口の間も何やら工事を行っており、おそらくバスターミナルが整備されると思われます。今後の綱島・新綱島エリアの再開発にも注目が集まりそうです。

新綱島駅ホームへ降りてみた

最後に新綱島駅そのものをご紹介しましょう。北口からホームまで降りてみました。

新綱島駅北口 振り返るとすでに住宅街

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

上記にある綱島駅西口/東口と比較してどうでしょう?飲食店の1件もありません。あるのは自販機のみです。そのほかは病院・駐車場や住宅街などが続き、製造工場や配送センターなどが姿を現します。

つまり飲食のために降車する駅ではなく、仮に綱島駅側に進むのであれば前述の通り綱島駅方面へ歩くことになります。

地上から地下へ まずは「中地下1階」を経由

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

新綱島駅は病院などの施設があるため「鋼管推進工法による非開削工法」が採用されています。開削工法のための土地を買収できなかったそうです。私も詳しくはありませんが、これにより周辺道路から見れば鉄道や新駅が建造されている様子はほぼ見て取れませんでした。

それでは北口から進入してみましょう。新綱島駅は地下4階構造で改札階は地下1階に位置します。先ずは中地下1階(というのでしょうか?)を経由します。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

中地下1階からさらに降りると改札階へ。この日は開業日ということもありかなり混雑していました。事実私が訪れた時は東横線が混雑により13分ほど遅れていることがアナウンスされていました。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

決して広くはありませんがシンプルな空間で運行情報など最低限の情報のみを得てホームに進むことができます。つまらないと言えばそうかもしれませんが、スムーズに移動したい方にとっては好都合かもしれません。

しかし中地下1階、改札階に自販機は1台もありませんでした。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

改札を入って左側に自販機を発見しました。訂正の上お詫び申し上げます。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

改札階からホームへはさらに下へ降ります。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

地下2階を通り越して地下3階に。さらにエスカレーター・階段を利用して地下4階へと進みます。

地下2階が存在していることが構内図でわかる

出典:東急電鉄を元に加工

地下2階にも空間がありますが、おそらく建設中のドレッセタワーNorth棟(商業棟)との連絡通路用の空間だと思われます。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

地下4階が最下層でありホーム階です。地上からだいぶ深く潜った印象でした。

地下3階・地下4階には自販機はありませんでした。南口側にもないので新綱島駅では飲み物を購入することができません(2023年3月現在)。

新綱島駅のホームは島式1面2線構造。ホームそのものも過度に広いわけではなく、撮影日=開業日なのでそれなりに混雑・窮屈に感じましたが落ち着けばちょうどいい広さに感じることでしょう。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

東急新横浜線のラインカラーは「紫」、路線記号は「SH」、新綱島駅の駅ナンバリングは「02」です。

新綱島駅から日吉方面見ると、東横線・目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線・副都心線・東武東上線の各方面に向かえることがわかります。すげーな。

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

「新横浜」行きという行き先表示や相鉄線車両が入線する場面を見ると本当に繋がったんだな…と感慨深いものでした。

まとめ

結び

相鉄・東急 新横浜線の開業日は鉄道ファンだけでなく、親子連れで関心を寄せている場面も多くみられました。

落ち着いた時の利用者がどのように推移するのかはわかりませんが、綱島西・綱島東を綱島エリアとして総括すると、東京・横浜を結ぶ東横線と新横浜(相鉄線)・東横線・目黒線方面を結ぶ東急新横浜線…移動の要になる可能性を秘めたエリアと言えそうです。

弱点は道路網です。今後の再開発・発展に期待します。

参考出典リンク集

東急電鉄:https://www.tokyu.co.jp/index.html

相模鉄道:https://www.sotetsu.co.jp/train/

新綱島駅:https://www.tokyu.co.jp/railway/station/info/Pid=98.html

ドレッセタワー新綱島:https://www.d-shintsunashima.com/

綱島源泉 湯けむりの圧:https://www.yukemurinosato.com/tsunashima/

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溝口将太(みぞしょー)

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