いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。
今回はBRZのカスタマイズ…ではなく私自身をカスタマイズしてBRZの運転技術の向上を図りました。
といっても私自身が肉体改造を行ったとかではなく、「ドライビングシューズ」を履いて運転することにしただけですが(笑)
ドライビングシューズは相当ニッチな需要とされていて、日常使いでクルマを運転する人でも聞きなれないよという方は多いかもしれません。
私も万人に対しての必要性は低いだろうと認識していますが、一度履いてみると病みつきになりましたwww
そこでご紹介したいドライビングシューズがミズノ『BARECLUTCH』。
参考になれば幸いです。
更新履歴
2023年3月2日:当ブログ記事公開
2024年2月25日:文言の修正
ミズノのドライビングシューズ『BARECLUTCH』 始まりはあの自動車メーカとのコラボから
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
『BARECLUTCH』(以下:ベアクラッチ)は今でこそ多数生産されネットショッピングサイトでも購入は可能ですが、元を辿ると自動車メーカー・マツダとの共同開発からスタートしたそうです。
ベアクラッチはコラボで得た知見をフィードバックさせて開発された
もちろんそれはベアクラッチではなく、ミズノ×マツダとのコレボで開発されたドライビングシューズ。クラウドファンディングを経て2021年7月にリリースされました。目標金額300万円に対し5300万円以上集まったそうです。
ミズノ×マツダのドライビングシューズ
出典:マツダ
市場価格は4万円前後と高価なものにも関わらず結果は大ヒット。追加生産もされています。
ドライビングシューズという(ある意味でニッチな)潜在的な需要に可能性を見出したミズノ。マツダとの共同開発で得た知見をフィードバックさせ、価格をお求めやすいものにしたのが今回ご紹介する「ベアクラッチ」です。
ベアクラッチの特徴 人とクルマと街をつなぐ一足
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
せっかくなのでベアクラッチの性能・特徴を少し掘り下げてみましょう。
通常、ドライビングシューズはペダルから足裏への情報伝達能力を最重視。ソールが薄く硬いというのが特徴です。また、ペダル操作性を高めるためにフィッティングもかなりタイトで、人によっては長時間の運転では足が疲れてしまうことも。
つまり「履く人を選ぶ」「日常使いには不向き」とされていますが、ベアクラッチのコンセプトは『人とクルマと街をつなぐ一足』。クルマのペダル操作を正確かつ負担少なく行え、クルマを降りてもそのまま移動できる…そんな使い方の両立を目指したのがベアクラッチです。
出典:ミズノ
カラーは「ホワイト」「ブラック」「ネイビー」の3色で展開。私はネイビーを購入しました。
出典:ミズノ
個人的にこのベアクラッチの機能の要は「MIZUNO COB」「ラウンドソール」だと思っています。それもそのはずで、このベアクラッチのソールこそがミズノ×マツダのドライビングシューズで得た知見のフィードバックそのものなのです。
実際に履いてみた感想を以下でお伝えします。
基本価格は12,100円。ドライビングシューズっぽい製品と比較しても良心的な設定だと思います。
ベアクラッチの仕様
サイズ:24.5~28.0cm
素材:甲材/人工皮革・合成繊維 底材/ゴム底
原産国:ベトナム製
質量:約240g(27.0cm片方)
シューレース長さ:24.5~25.0cm 約90cm / 25.5~28.0cm 約100cm
価格:12,100円
実際にベアクラッチを履いてみて
最初は「STI×ネグローニ」のコラボシューズを検討
BRZの納車待ちであった2022年12月末…「BRZの納車までにはドライビングシューズを用意しておこう」と思い、とりあえず恵比寿にあるスバルスタースクエアに展示されているドライビングシューズから検討を始めました。
左:チェリーレッド×カーボン(税込52,250円) 右:スリップオンタイプ ネービー×カーボン(税込46,750円)
出典:スバルオンラインショップ
この2点は展示されていたので試着をさせてもらいました。感想としてはしなやかさとタイトさを兼ね備えたシューズで、私の中では購入することをほぼ確定させてくれました。
しかしその場での購入はできないのでオンラインショップで購入しようとしたのですが、直前に5,000円ほど値上がりしてまして…なんとなく購入意欲が薄れてしまいました(笑)
神保町「MIZUNO TOKYO」で試着 その後Amazonで購入(笑)
そして偶然知ったのが「ベアクラッチ」でした。価格も12,000円台だったので一度試しに履いてみて気に入れば購入することに。
神保町「MIZUNO TOKYO」さんにて試着可能なので行ってきました。
サイズは27.0㎝で第一印象は「軽い!」でした。上記にもある通り約240gは軽く感じるようです。
確かにネグローニと比較すると素材の安っぽさを感じてしまったのは事実ですが、それでもベアクラッチは人工皮革「ソフリナ」を採用しており履き心地はいいですね。
私の知る限り他店では「ミズノショップ 横浜ポルタ」さんでも試着可能です。いずれにしろ試着は必ず行うことをお勧めします。
運転はとてもしやすい ”軽さは正義”がひしひしと伝わる
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
ドライビングシューズはその特性からかなりタイトなイメージですが、この「ベアクラッチ」は軽いながらもしっかりフィットしてくれるので疲れにくいのが特徴です(あくまで私個人の感想です)。
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
そして「ラウンドソール」の効果もあって踵とフロアとの接地感が抜群にいいです。さらに軽いのでペダル操作もしやすい…これはスニーカーには戻れないですね。
また、「MIZUNO COB」のおかげでペダル操作に対するインフォメーションも敏感に伝わり正確性も向上。これは運転に余裕が生まれるということなので、事故・違反の防止にも効果的でしょう。
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
余談ですが仕事などでスーツを着用する機会ではこちらのシューズ「ecco EXTRA WIDTH 」を履いています。
これは『ecco(エコー)』というデンマークのシューズブランドですね。主にゴルフシューズとしての機能がメインだそうですが、ドライビングにも十分対応可能ということで購入しました。
確かに運転はしやすいのですが、ドライビングシューズそのものを知ってしまうと………というのが正直な感想です。
まぁスーツに合わせることができるので気に入ってはいますが、「餅は餅屋」という言葉が浮かんでしましました。
街中ではどうか 短時間での移動はバッチリでも長時間の観光ではさすがに…
『人とクルマと街をつなぐ一足』というコンセプトを掲げているベアクラッチ。実際に街中で履いてみます。
実際に横浜の街中を歩いてみましたが、短時間での移動は全く問題ありません。クルマで百貨店などの駐車場に停めて買い物をする…この程度の使い方であればベアクラッチ1足で十分です。
しかし木更津のアウトレットを3時間ほど歩いてみると終盤では足の裏が痛くなっていました。個人差があるでしょうが参考にはなると思います。
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
足の裏が痛くなってしまった理由は「ラウンドソール」。
踵部分のソールを大きく巻き上げることで車内フロアとの接地性を大きく向上させていますが、逆に歩行時は踵部分の支えが薄まるので足の裏全体に負担が広がり、長時間歩行で痛くなったのではないかと推測しています。
ただし踵重心の歩行はよくないとされているので、歩き方の改善を図るきっかけにはなると思います。指先・指の付け根・踵の3点でしっかり踏ん張り前重心にすることが大切です。
ちなみにecco EXTRA WIDTHは(それほど長時間歩いているわけではありませんが)街中での歩行が苦になることはありませんでした。これはゴルフでラウンドを行うことを念頭に置かれているからでしょう。
耐水性は備わってないがいきなり染み込むわけでもない
残念なのは耐水性が備わっていないところです。雨が降っている街中を歩くのは控えた方がいいでしょう。
ただ、私はベアクラッチを履きながらBRZの洗車をしてみましたが、洗車中の水でいきなり染み込むということはありませんでした。もちろんなるべく濡れないように直撃は避けていましたが…。
まとめ
結び
初めてドライビングシューズを購入して愛用していますが、ベアクラッチを購入して本当によかったと思っています。AT車ならばそれほど必要性を感じなかったかもしれませんが、MT車の場合は頻繁にペダル操作を行うからです。
今では(というか元々だと思いますが…)シフトレバーをガチャガチャすることにある種の幸福感を得ているわけですが、それはペダル操作がものすごく行いやすいからと言っても過言ではありません。
ペダルから伝わる情報も的確、適度に軽いので疲れにくい、ちょっと街中を歩く程度ならスニーカーに履き替える必要はない…そんな万能なドライビングシューズ「ベアクラッチ」を購入しても損はないと思います。
お勧めです。気になる方、試着は必ず行ってくださいね。
参考出典リンク集
ミズノ・ベアクラッチ:https://jpn.mizuno.com/driving/bareclutch
ミズノ公式オンライン:https://jpn.mizuno.com/
スバルオンラインショップ:https://onlineshop.subaru.jp/