いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。
私事ではありますが、新たな相棒としてBRZを迎えました。
38歳にして初MT車の所有…テクニックは今後学び実践していきますが、逆にMT初心者にとっても非常に馴染みやすいクルマだとも気が付きました。
そんなスバル・BRZを今回はエクステリアとインテリアを中心にご紹介したいと思います。
最初に結論をお伝えしてしまうと、乗れる方は今のうちに乗ってほしい…そんなクルマがスバル・BRZ&トヨタ・GR86です。
新しく迎えた相棒・スバル『BRZ』
BRZ(と86)はスバルとトヨタがタッグを組み共同開発をされた「ライトウエイトFRスポーツカー」で2012年に初代モデルが販売スタート。
その後熟成を重ねつつも2020年7月に受注を終了、2代目が同年11月にワールドプレミア、2021年にジャパンプレミアを迎えフルモデルチェンジを果たしました。
この時、86は『GR86』としてGRシリーズへ加わりました。
私が購入したBRZ(ZD8型)は2023年1月登録の「B型」と呼ばれるモデル。グレードは「S」。納車日は1月下旬で注文からおよそ4ヶ月間を要しました。
まず友人やクルマ仲間に聞かれたのは「なぜ(GR)86にしなかったのか?」でした。これはかなり聞かれましたね(笑)
「インプレッサに乗っていた頃が忘れられなかった」というのが一番の理由ですが、もう一つは両車の性格の違い。
BRZは扱いやすさ重視の安定志向セッティングと聞いています。実は納車待ちの間にカレコでGR86(6AT・グレードはSZ)を借りて遊ばせてもらいましたが、個人的にはBRZでよかったなと思っています。
カレコでは導入当初予約がいっぱいだった「GR86」 最近は導入台数も増えてシェアが比較的容易に
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
この点についてはまた別の機会にまとめたいと思いますが、実際に比較してみるとゼロ発進からのエンジンレスポンスは間違いなくGR86の方が鋭いです。
もちろんMTとATというトランスミッションの違いや重量も約20㎏異なるので純粋な比較ではないかもですが、首都高で(ちょっとここでは書けない速度)進路変更をすると、やはりGR86の方がレスポンスよく切り込む感じでした。特にリアがよりよく動く印象ですね。
サーキットや峠道で熟練のドライバーを唸らせるのはGR86、私みたいなMTド素人が学びやすいのがBRZ…というところでしょうか。この違いは誰にでも感じ取れると思います。
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インテリアとエクステリアの紹介(一部STIパーツを装着済み)
それでは簡単に私のBRZをご紹介しましょう。クルマ選びの参考にしてもらえれば幸いです。
画像の多くは本牧ふ頭で撮影。バイクに乗り始めてからを含めると20年間以上定期的に訪れていますが、ドライブデートスポットにもおすすめです。
エクステリア
私が所有するBRZ(グレード:S)の基本的なサイズは以下の通りです。
車両寸法・重量
全長×全幅×全高(mm):4265×1775×1310
ホイールベース(mm):2575
トレッド[前/後](mm):1520/1550
最低地上高(mm):130
車両重量(kg):1270
フロント
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
ボディ色は有料色の「イグニッションレッド」を選択(価格は55,000円)。なんだか笑っているようなフロントフェイスですが、バンパー下部に「STI フロントアンダースポイラー」「STI スカートリップ(チェリーレッド)」を装着。
本来ならば「WRブルー・パール」を選択するところですが、赤いスポーツカーに憧れていたので赤色にしました。
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
狙った通りSTIパーツとの相性はバッチリ。スカートリップもあえてチェリーレッドにしました。しかし情けないことに納車翌日には早くもスポイラー共々擦ることに…。
あの盛大に跳ねる駐車場…駒〇イ〇ンには二度と行かねー。
フロントバンパーダクトは前面に当たる空気をフロントタイヤの側面に流す
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
エアロダイナミクスに基づいている「フロントバンパーダクト」はしっかり穴が空いています。
ダクト側面にはサメ肌を参考にしたとされる「空力テクスチャー」を採用することで空気抵抗の低減を図っています。
この空力テクスチャーの角度は20度だそうで、GR86の5度とは差別化されています。これはBRZは前傾させることでダウンフォース効果を狙い、GR86は水平に近づけることでさらに空気抵抗の低減を狙っているのでしょう。
ディーラーオプション「LEDアクセサリーライナー」を選択してしまうと、空力テクスチャーではないピアノブラックフィニッシャーになってしまうので要注意です。機能的かつ高級感はありそうですが…。
- ヘッドライト点灯前
- LEDスモールライト点灯
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
ホークアイヘッド(ヘッドライトユニット)の「BRZ」の文字がカッコイイですが、スモールランプの点灯パターンは完全な”コの字”ではありません。ここはちょっと残念かな。
また、スモールランプ=ポジションランプですが、デイライトではありません。スモールランプをデイライトにカスタムする方もいるようです。
サイド
ホイールハウスの空気を側面に排出。ちゃんと「穴」が空いている
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
2ドアスポーツらしい伸びやかなフォルムがお気に入り。「STI フロントフェンダーガーニッシュ」でフロントサイドを際立たせています。
フロントフェンダーには「フロントエアアウトレット」…つまりここにも穴が空いているのでホイールハウスから空気を側面に排出し空気の流れをコントロール。直進安定性や旋回性能の向上に寄与しています。
リア
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
“吊るし”の状態でも2本出しマフラーが嬉しいですね。残念なのがリアフォグランプがオプションであること。つまりリアフォグのように見えるパーツはただの見せかけ。
恥ずかしながら私は後から気が付いたので、ウーバーでお小遣い稼ぎでもして取り付けてもらおうと思っています(笑)
純正リアフォグランプ装着が前提のチューンメーカーによるアフターパーツも存在します。
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
もちろん「STI サイドアンダースポイラー」「STI リアサイドアンダースポイラー」も装着。個人的にはリアサイドの膨らみが力強さを表現しているようで好きです。
トランク後端をダックテール形状にすることでリアの空力性能の追及にも抜かりありません。洗車場にある高圧洗浄機を使うとダックテールがしっかり機能していることがわかるので面白いですよ。
テールランプは特に点灯時は飛行機の翼のようにもコの字のようにも見えます。
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
リアフェンダーには「リアアーチフィン」が採用され、前方から後方に流れる空気をコントロールすることで車両挙動の安定化を図ります。
フューエルリッドはプッシュ式です。
インテリア
フロント
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
フロントインテリアはドライバー第一優先で設計されている印象で、ダッシュボードの水平基調化はお見事です。
ダッシュボードはソフトパッドでさらにSグレードのメーターバイザーは「ブランノーブ」というスエード調の高級人工皮革を採用。ちょっと薄い気もしますが感触は上々です。
エアコンの吹き出し口などはハードプラで残念ながら質感は高くありません。ガタピシ音が発生するものなら真っ先に疑うでしょう(笑)
メーターは見やすいデジタル表記。変にうるさくないでの視認性は高くわかりやすいのが好印象。
ステアリングホイールは適度に小径な円形タイプ。高感触本革巻きなので手によくなじみます。本当は乗降性も向上されるD字型だとよかったのですが…。
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
左右で温度調節が可能なフルオートエアコンは操作パメルの質感が大きく向上しています。ダイヤル式で操作性も高く赤色のデジタル表示もいいですね。
ナビは「アルパインナビ」を選択。7インチなので最新ナビと比較するとしょぼいですが、おまけ程度と割り切っています。
時間と資金に余裕がある方は社外品の検討をお勧めします。私はナビ・ドラレコ・リアカメラなどは純正品で揃えました。
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
助手席のグローブボックス内にはETCユニット・ドラレコユニットが格納。左奥には12Vシガーソケットが装備されていますがボックス内なので利便性はイマイチ。
ナビに接続するUSBケーブルはボックスに挟めるタイプ。純正品の数少ないメリットの1つと言えるでしょう。別途HDMIコネクタを装着すれば映像も観れるようになるので注文予定です。
筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)
センターコンソールはリッド付きで数少ない収納スペースとして最大限活用したいもの。
USB(タイプA)電源が設置されていますが充電性能が10W程度なので最新のスマホに対してはちょっと頼りないですね。十分な急速充電を求めるのならばシガーソケットを活用することになるでしょう。