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【概要】『日本型ライドシェア』まとめ 生計を立てる手段として稼働する価値はある?【随時更新】

2024年1月30日

「日本型ライドシェア」で活躍が期待できるSUV

このページでは2024年2月20日追記の「オンライン点呼実施」「配車拒否頻発は指導対象」についてまとめています。

ライドシェアに参加してみたい方、ブログ記事後半をご覧の上で「GOジョブ」リンク先へアクセスしてください。

国土交通省による資料を転載

国土交通省「自家用車活用事業(仮称)におけるドライバーの業務態様(想定)」

「日本型ライドシェア」と呼ばれる本制度ですが、国土交通省においては「自家用車活用事業(仮称)」としているそうです。

ここで、国土交通省に掲載されている「自家用車活用事業(仮称)におけるドライバーの業務態様(想定)」を転載しておきます。

  • 自家用車活用事業(仮称)におけるドライバーの業務態様(想定)

出典:国土交通省

以下のリンク先でもご覧になれます。

クリック

「自家用車活用事業(仮称)におけるドライバーの業務態様(想定)」

「業務委託を求めるべきとの意見」は的を射ていると思いますが…。

気になる文言は最後の最後の「その他」

出典:国土交通省を元に加工

「必要なドライバーを確保するためのシフト作成」も嫌な予感はしますが、「おや?」と思ったのは最後の最後「その他」という項目。

「他社の業務に従事することは制約されないが、合計勤務時間数などの労務管理は行う」という部分。

口頭レベルでいいのか、あるいは本業がある方は本業の労務環境の詳細まで把握されてしまうのか…ちょっと気になりますね。

ライドシェアドライバーは「遠隔点呼」により❝出社❞する必要はない

もう少し資料を掘り下げてみましょう。

自家用車で稼働するライドシェアドライバーは❝出社❞する必要はありません。

【2024年2月20日追記】

出典:国土交通省を元に加工

遠隔点呼…つまりオンラインでの点呼を検討中とのことでしたが、正式に「オンライン点呼」が採用されることが決まりました。

これにより、ライドシェアドライバーがタクシー会社へ❝出社❞する必要はありません。

具体的には、、、

始業前点検・点呼

自身で健康状態をチェックする

業務開始前に車両の点検を行う

自宅または自家用車内でアルコールチェックを行う

これらを総括してオンライン上で運行管理者による点呼を受ける

ことになります。

(タクシードライバーは出社して「対面点呼」を受けています)

そしてライドシェア業務終了時も同様にオンライン点呼を受けることになります。

具体的には、、、

終業点検・点呼

運行状況について確認

(事故・違反・トラブル等がなかったことなど)

自宅または自家用車内でアルコールチェックを行う

これらを総括してオンライン上で運行管理者に報告を行う

※タクシー事業者の車両でライドシェア稼働を行うドライバーは❝出社❞する必要があり、終業点呼も営業所で行います。

配車依頼の拒否が頻発すると「指導」が行われる可能性も 最悪は契約終了

【2024年2月20日追記】

出典:国土交通省を元に加工

私が気になっていたことの1つが明らかになりました。

それは「ライドシェアドライバーが配車依頼拒否を頻発させると指導対象になる」です。

これはつまり、、、

要注意

自分の都合に沿った配車依頼を選定できない

自分の都合に合わせただけの仕事はできない

ということを意味します。外国のライドシェアとは印象が異なるでしょう。

そもそも「日本型ライドシェア」の解禁理由の1つが❝タクシー不足を補う❞とあるので、ライドシェアドライバーが自己都合だけで配車依頼を選定するのは本末転倒なのは理解できます。

もっと言えば、長距離だけ(あるいは短距離だけ)自由に選定できるとなると、ライドシェアドライバー側の乗車拒否に近い運用を認めてしまうことになるのも理解はできます。

超注意

「指導」が重なると最悪は契約終了(つまりクビ)も

まぁ一定の理解はできますが…もう少し自由度の高い制度として、働きやすい環境を構築。事故・違反・トラブル防止に注力してもいいのではないかと感じています。

というのも、あくまでライドシェアドライバーはプロドライバーに対する一般ドライバーなので、ある程度フレキシブルかつ自己都合で稼働してもらった方が安全性は担保しやすいのではないかと思ったからです。

特に最初は不慣れな道を走らせることに抵抗を感じることもあるでしょう。そしてUber Eatsのような❝自由に働いて自由に稼げる❞という願望・期待はあるでしょう。

余談ですが、これにより「タクシー会社の都合でライドシェアドライバーに依頼を割り振る」ことも可能になります。

タクシードライバーが嫌がりそうな配車依頼をライドシェアドライバーに❝投げちゃう❞ことも事実上可能になります。

それでもやってみたい!「GOジョブ」へエントリーしてみる?

ここからはライドシェアドライバーの募集を開始した「GO株式会社」の「GOジョブ」記載の内容を元にまとめてみます。

出典:GO株式会社/筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

それでも「日本型ライドシェア」で稼いでみたいという方へ。

タクシーアプリ「GO」を運営する株式会社GO。最近「GOジョブ」というタクシー会社への就職・転職支援を始めたと聞いていましたが、ライドシェアドライバーの募集も開始していました。

「GOジョブ」ライドシェアドライバーエントリー

公式サイトを見てみると、給与は「固定給+歩合給」とあります。固定給とは時給のことでしょう。

4人乗りのクルマは「日本型ライドシェア」の対象外

筆者の自家用車では「日本型ライドシェア」には参加できない

筆者撮影(撮影機材:iPhone14 Pro Max)

私の愛車はBRZなので日本型ライドシェアに参加することはできません。

勤務エリア(予定)

東京都23区

神奈川県横浜市

神奈川県川崎市

京都府京都市

愛知県名古屋市

2024年3月29日時点/GO株式会社より抜粋

横浜や川崎、京都などは日本交通(のグループ企業)が稼働している

「GOジョブ」ライドシェアドライバーエントリー

筆者が思う『日本型ライドシェア』に相応しい担い手

さて、ここまで不完全ながらも現状わかる範囲の内容をまとめてみました。

最後に私の見解…現時点(2024年1月末)での結論としては、この『日本型ライドシェア』に相応しい担い手は、

 

5人以上乗れる自家用車持ちのタクシードライバー

 

です。

タクシードライバーの勤務形態は主に、隔日勤務/日勤/夜勤に大別されますが、特に❝隔日勤務❞と相性がいいように感じます。

❝明け(仕事明け)からの翌日丸1日休み❞というパターンが必ずあるので、運転のプロである「タクシードライバーの副業」として考えると相性がいいのではないでしょうか。

まとめ

結び

かなり否定的かつ辛口を叩いてしまいましたが、私を含めたライドシェア肯定派のみなさんは「自家用車を使って自由に働ける環境の構築」を望んだと思います。

例えるのならば、Uber Eatsや出前館といったフードデリバーパートナーのような「自由に稼働して無理なく稼ぐ」。そんなライドシェアの展開を期待していたことでしょう。

しかし「タクシー会社と(パート)雇用契約を結ぶ」とされた時はガッカリした方も多く見受けられました。

まだすべてが決まったわけではありませんが、少なくとも「ライドシェアで稼いでみたい!」と思われる内容には程遠いので、今後も『日本型ライドシェア』に関しては情報が入り次第、このページを更新していきたいと思います。

今のところ、日本型ライドシェアでたっぷり稼ぐことは難しいでしょう。私ならUber Eatsやります(笑)

2024年6月に完全解禁(他の業種からの参加)が認められるかどうか…

参考ブログ記事 とあるタクシー会社の給与体系も記載

参考出典リンク集

国土交通省「自家用車活用事業(仮称)のドライバーの働き方について」:001722464.pdf (mlit.go.jp)

GO株式会社:https://go.goinc.jp/

GOジョブ:https://gojob.go.goinc.jp/rideshare

impress Watchの該当記事:https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1575851.html

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溝口将太(みぞしょー)

当ブログがみなさんの暇つぶしになれば幸いです。 道路を60万キロ以上走り続けている男がサウナの素晴らしさに目覚め、『モビリティとスパ&サウナがあれば幸せ』という理由で雑記ブログを運営(マイペース更新)。 主な内容は愛車BRZ・鉄道乗車記・サ活記事。記事内容は実際にかかった費用を極力掲載。 愛車GROMでフードデリバリー稼働中。お小遣い稼ぎも試行錯誤の連続。 ご依頼を受けたり興味を持ったクルマのレビューや出来事も執筆・掲載。最近はコスパに優れた「パーク&ライド」を見つけることに情熱を注ぐ。 モビリティ×サウナで素敵な思い出を!

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