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【概要】『日本型ライドシェア』まとめ 生計を立てる手段として稼働する価値はある?【随時更新】

2024年1月30日

「日本型ライドシェア」はポンコツ その理由を掘り下げる

『日本型ライドシェア』に話を戻します。最初にいいところをお伝えしておきます。

それは「事前確定運賃」の適用と「ルートはナビ通り」の2点です。

「事前確定運賃」とは運賃が予め決まっていることです。運賃が決まっているということはルートも決まっていていいよね…ということです。

高速代など都度発生する料金は降車時に追加請求することになるでしょう。

決済はアプリを通じて行われます。これにより料金トラブルや事故・違反・その他のトラブルを未然に防ぐ効果が期待できます。

それでも深堀りしてみるとこの「日本型ライドシェア」は…改めて中身を掘り下げてみましょう。

・タクシー会社とパート等の雇用契約を結ぶ

・他業種が参入できるか検討中(2024年6月を目途に結論を出す)

・1回の走行距離を原則20キロ程度と想定

・1日4時間程度の勤務

・1週間の最大稼働時間は20時間

・自家用車の場合、タクシー会社の斡旋する任意保険に強制加入かつ保険料はドライバー負担

順番に追ってみます。

そもそも論として

タクシーが足りない部分を日本型ライドシェアで補おうとするに留まっている

観光者の移動手段の確保、交通空白地帯や相次ぐ路線バス廃止地域をカバーしようというものではありません。「自治体ライドシェア」と典型的に異なる部分はここです。

タクシー会社とパート等の雇用契約を結ぶ

正直、『日本型ライドシェア』の概要が発表されて❝タクシー会社と雇用契約を結ぶ❞と聞いた時はガッカリしました。

私はタクシー会社を挟む必要などないと考えているからです。

おそらく「安全性への懸念云々」という意見があると想像しますが、私はデジタルの力である程度カバーできると思っています。もちろん車内ドラレコの設置は大賛成ですけどね。

多くの方がご存じの通り、事業というものは間に企業・業者を挟めばその分費用もかかります。そしてその負担は実質末端…この場合はライドシェアに参加するドライバー(Uber流で言うならパートナー)や利用者(つまりお客様・消費者)に回ってくるのです。

運賃はタクシーの80%~同程度内と想定されているようですが、どれだけ中抜きするつもりでしょうね?

また、タクシー会社側からすれば運行管理者の負担増しになることも間違いありません。

タクシーはタクシー、ライドシェアはライドシェアで分け、どちらをどのように利用するのかは消費者の自由に委ねるべきなのです。

タクシー会社が間に挟むということは、ライドシェアドライバーが自分の都合に沿った仕事を選べない可能性もあります。それは安全性の面でもどうかなと感じています。

【2024年2月20日追記】

ライドシェアドライバーによる配車拒否が頻発する場合、タクシー会社による「指導」が行われることに。

場合によっては契約打ち切りもあり得るそうです。この点は後述します。

他業種が参入できるか検討中(2024年6月を目途に結論を出す)

こちらについては状況が判明次第更新します。

IT事業者…Uber Eatsのようなシステムの実相を期待しています。

なんならCREWでもいいです(笑)

1回の走行距離を原則20キロ程度と想定

「1回」というのが「1日」なのか「1対応」なのかよくわかりませんが、本当に時給制なら妥当だと思います。

時給制の時点で長距離利用者を乗せようが近距離利用者を乗せようが得られる対価に差がほとんどないと思われるからです。

むしろ送り先から戻る分をカバーしてくれるかどうか疑問です。もう少し様子を見たいと思います。

「GOジョブ」には「固定+歩合給」と記載されてるので、そのままの意味であれば「時給+売上による歩合」と捉えることはできます。

それならば長距離対応の楽しさも生まれるかもしれません。

本音はタクシーに長距離を振り分けたいだけでしょうけどね(笑)

1日(1回)4時間の勤務を想定

2024年3月13日に国土交通省により「区域ごとに運行を認める台数の上限や時間帯」が公表されました。

内容を改めて見ると1日4時間程度の勤務とするのは自然の流れです(今後変わるかもしれませんが…)。

今のところ1日(1回)4時間が固定なのか最大なのかはわかりませんが、おそらくある程度はフレキシブルな勤務体系は実現させるでしょう。

「今日は2時間、明日は3時間」というような各々が自由に設定でき無理のない勤務が理想です。

1週間の最大稼働時間は20時間

「日本型ライドシェア」の想定される稼働時間をもう一度見てみましょう。

展開エリア 国土交通省が公表

現時点ではフル稼働できないということですね。これは正直疑問です。もう少し働ける時間を設けてもいいのではないでしょうか。

自家用車の場合、タクシー会社の斡旋する任意保険に強制加入かつ保険料はドライバー負担

とんでもないですね…詳細は以下のブログ記事をご覧ください。

あるタクシー会社の給与体系が「固定給+歩合給」であることも記載しています。

 

次のページでは2024年2月20日追記の「オンライン点呼実施」「配車拒否頻発は指導対象」についてまとめます。

ライドシェアに参加してみたい方も次のページ記載の「GOジョブ」リンク先へアクセスしてください。

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  • この記事を書いた人

溝口将太(みぞしょー)@旅するモビリティサウナー

道路を70万キロ以上走り続けている男がサウナの素晴らしさに目覚め、モビリティとサウナを愛するためにブログ運営を始めた『モビリティサウナー』。 当ブログでは愛車・鉄道乗車記・サ活記事などをマイペースで更新しています(実際にかかった費用も極力掲載)。ご依頼を受けたり興味を持ったクルマのレビューや出来事も執筆・掲載しています。 みなさんのクルマ選び・移動手段・休日の過ごし方の参考になれば幸いです。 副業はGROMで工夫しながらフードデリバリーを真剣に稼働中。マイペースで楽しく稼いでいます。 愛車はスバル「レヴォーグ レイバック」。それまでの相棒「BRZ」と一時お別れ。BRZの特別仕様車が出ることを願い購入を企んでいます(笑) 運転免許証が無くなると生活が破綻するので絶対死守! よろしければ各SNSへのフォローもお願いします。

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