気になる特急料金は？
「湘南ライナー」が引退で特急化されるという予想は鉄道ファンだけでなく多くのメディアでも予想されていました。それは「中央ライナー」の件もあったので予測されやすかったのでしょう。
えきねっとチケットレスサービスでお得に利用
私が利用した特急「湘南」でいえば東京～大船までの特急料金はネット予約で460円でした。この区間だけで言えば「湘南ライナー」のライナー券520円よりも安く利用できたことになります。
画像出典：JR東日本 （）内はこども料金
こちらが新たな特急料金として掲示されているものですが、特急券の購入額が事前料金760円のところ「えきねっとチケットレスサービスSTRAT記念キャンペーン」を利用することで300円引きで購入できます。
300円割引きキャンペーンは2021年9月30日（木）までの申し込み・変更操作分までです。なお、特急列車グリーン車は対象外です。
そして最も大事なことは「えきねっとチケットレスサービス」はスマホからのみの購入になります。パソコンからの購入も可能ですが、決済額は事前料金としての扱いになります。
えきねっとチケットレスサービス
「えきねっとチケットレスサービス」についてお伝えします。
画像出典：JR東日本
期間限定ではありますが、特急「湘南」は乗車距離が50㎞圏内であれば今までの「湘南ライナー」のライナー券520円より安く、特急「踊り子」も含めれば今までの自由席特急券よりも安く利用できます。
画像出典：JR東日本
ネット予約を行うためにはクレジットカード情報を登録する必要があります。抵抗のある方もいると思いますが、今後は移動における決済手段のキャッシュレス化が急速に進むはずです。
画像出典：JR東日本
実はユーザーにとってもMaaS構築の上では最低限クリアしなければならない利用条件でもありますので、JRの回し者ではありませんがこれを機に登録されることをお勧めします。
画像出典：JR東日本 クリックで会員登録へ
キャンペーン終了後の新料金は従来の自由席特急券よりも確かに高くなるのですが、指定席特急券との比較であれば実は車内料金を含めても安くなったと言えます。
事前に購入すれば着席保証も確約されていますので、一概に値上がりをしたとは言えないかもしれません。
2020年3月13日時点で今までのライナー券・自由席特急券と比較して料金が値上げになってしまった利用者をまとめると、
「湘南ライナー」を50㎞を越えて乗車していた利用者（東京～藤沢など）
大船以降、乗り得列車と化していた「湘南ライナー」利用者
今までは自由席を利用。今後は事前料金・車内料金で特急「踊り子」「湘南」に乗車する利用者
は事実上の値上げになったと言えるでしょう。キャンペーン終了後は値上げ対象者が増えます。
普通列車グリーン車よりも特急はお得！
画像出典：JR東日本
こちらは参考程度に普通列車グリーン車の料金表です。上手に活用すると特急の方がお得だったり普通列車グリーン車の方が快適に移動できたりします。
一例を上げますと、品川～熱海は特急「踊り子」を特急券300円割引キャンペーンを利用して購入する方が安いです。特急なので普通列車よりも速くて早いです。
特急「湘南」との比較ではほとんどの場合で特急を利用した方が安くなります。「えきねっとチケットレスサービス」ならすべてにおいて安いです。しかも着席保証です。
次ページでは時刻表掲載と座席未指定券の利用方法について解説します。
