いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。
2020年10月26日、菅総理の所信表明演説で「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」という2050年脱炭素社会の実現を政策目標に掲げました。「カーボンニュートラル」という言葉が広く浸透した瞬間でもあったのではないでしょうか。
それに対し2020年12月17日、日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車)が政府の政策目標に一定の理解を示しながらも、オンライン記者会見の場でメディアからの質疑応答に応えながらも、「一般的には電動化=EV化と思われていることが多く、その点の認識の変更を報道陣に依頼」という異例とも言える「注文」を申し出ました。
私も拝読しましたが、もしカーボンニュートラルの達成をマストとするための法律などが作られてしまうと、「日本ではクルマが作れなくなるのではないか…」という危機感が伝わるものでした。
この点、私は(内燃機関、EV、FCVなど)共存・共栄が望ましいと感じていますので、また独自の考えを混ぜてまとめたいと思います。
今回のブログは純内燃機関である「レガシィ・アウトバック」。
純粋なガソリン車だからこそ素直な素性が愉しめるクルマなのですが、そのクルマにフレキシブルドロータワーバーなるものが装着された実車を楽しめる機会がありましたのでご紹介したいと思います。
やはり実車をカスタムする楽しさは内燃機関車、特にガソリン車がもっとも幅が広く結果的に個性も際立つのではないかと思っています。
フレキシブルドロータワーバー
STI…「SUBARU TECNICA INTERNATIONAL(スバル・テクニカ・インターナショナル)」という会社がありますが、主にスバル車をベースとしたコンプリートカー(Sシリーズなど)、カスタムパーツの開発・販売、グッズの開発・販売、そしてモータースポーツ活動などを展開するスバル直系の企業です。
最近は「ANYTIME with STI」というテーマを元に様々なコンテンツを配信しています。かなり面白いので個人的にもお勧めしたいコンテンツです。

出典:STI https://www.sti.jp/anytime/
気になる方は上記URLからご覧ください。
そのSTIが販売する定番パーツの一つに「フレキシブルタワーバー」があります。今回ご紹介するのはその上位種…と言えるのかはわかりませんが、6代目レガシィB4/アウトバック(BN/BS型)専用のタワーバーが「フレキシブルドロータワーバー」です。
筆者撮影
左右フロントサスを結ぶストラットタワーバーの中央を、リンクボールでフレキシブルにジョイントし、コーナリングGへの横剛性と、路面からの突き上げを吸収するしなやかさを両立したフレキシブルタワーバー。さらに、左右ストラットタワー間にあらかじめ引き締めテンションを掛けておける、ドロースプリングも新採用。回頭初期に剛性感が途切れるようなダルな遊びを制した、狙い通りのステアリングレスポンスが得られ、Gの向きが急変するレーンチェンジやS字の切り返しもスムースに決まります。そのシーンを選ばず実感できる性能は、B4そしてアウトバックの走りのクオリティも高めます。
出典:STI
レガシィには「フレキシブルドロースティフナー」が設定されていません。その代わりなのかはわかりませんが、「フレキシブルタワーバー」にドロースプリング(画像中央にあるバーの中心部右寄り)という機構を新採用させたものが「フレキシブルドロータワーバー」です。
価格もフレキシブルタワーバーが33,000円(定価/税込み)に対してフレキシブルドロータワーバーは53,900円(定価/税込み)と2万円ほど高くなっています。
このフレキシブルドロータワーバーの効果を満喫してきましたので、次のページでさっそく見てみましょう。