【エクステリア】❝都会派SUV❞がテーマでもやはりスバルのSUV
ここからは『レイバック』に絞ってご紹介。まずはエクステリアからです。
なんだかんだでスバルのSUVらしいエクステリア
ボディ下回りは無塗装樹脂パーツ「クラッディング」によりSUVらしさを表現
筆者撮影
最低地上高200㎜(レヴォーグ+55㎜)を確保したレイバックはスバルらしい悪路走破性も意識されているSUVです。
都会×レイバックというキャラクターがマッチするかどうか。まぁ確かに「インスタ映え」のような冴えるキャラクターは確立できそうです。
(駐停車の都合もあるので撮影場所は本牧ふ頭ですが…)
「できそう」というのは❝吊るし❞の状態では完全とは言えないから。
レイバックには「クラッディング」と呼ばれる無塗装樹脂パーツがボディ下回りを周回するように施されています。
(ベース車である「レヴォーグ」よりも全長・全幅が少し大きい理由です)
このクラッディングが良くも悪くも❝スバルらしさ❞を残しています。
筆者撮影
クラッディングを拡大して見るとシボ加工のような処理が施されています。これが空力を考えた処理なのか耐久性を重視した処理かはわかりません。
そしてリアバンパーのサイドにはエアダクト(スリット)があります。バンパー下から覗き込むと、内部の空気を逃がすための❝穴❞がちゃんとあることがわかります。
おそらくバンパー下部の清流効果とリフトフォースの低減を図っていると思います。
ディーラーオプションでちょっとだけカスタマイズ
オプショングリル装着前と装着後を比較
筆者撮影
少しずつカスタマイズしていこうと思っている『レイバック』ですが、納車時からカスタマイズを行っている箇所が少しだけあります。
それは「フロントグリル」と「カーゴステップパネル」です。特にフロントグリルは一目惚れでした。
筆者撮影
カーゴステップパネルは傷防止。ボディカラーとマッチするかなぁとブラックカラーの樹脂製を選択しました。
「STIドアハンドルプロテクター」も爪傷などを防止してくれます。
フロントグリル:税込66,220円
カーゴステップパネル(樹脂):税込15,620円
STIドアハンドルプロテクター:税込6,600円
かなり気に入ってます(笑)
激高オプションで❝もっと都会派SUV❞に
上記で触れた「クラッディング」。安っぽいとか言われちゃいそうな樹脂パーツをディーラーオプションでカスタマイズできます。
出典:スバル
スバル初の試みだと思いますが、ボディ同色orブラック塗装の2パターン用意されています。
これはデフォルトのクラッディングを取り外して新たにオプションのクラッディングを装着するというものです。
真面目なことを言うと、クラッディングの樹脂パーツは劣化すると色あせで白っぽくなるので1つの解決策とも言えそうです。
ただ高い(笑)のと、STIエアロパーツとの共着が不可(ホイールアーチトリムを除く)なので選択を迫られる場面はあるでしょう。
プレミアムアーバンパッケージプラス:税込421,960円
プレミアムアーバンパッケージ:税込355,740円
アクティブアーバンパッケージ:税込174,020円
※STIエアロパーツとの共着不可(ホイールアーチトリムを除く)
レイバックのアクセサリー:https://www.subaru.jp/accessory/layback/package/
価格を見てどう思われますか?面白い稼ぎ方だなぁと思いたいのですが…ねぇ(笑)
「LEDアクセサリーライナー」はぜひ欲しいオプション
出典:スバル/筆者撮影灯
個人的には「LEDアクセサリーライナー」は欲しいオプション。ヘッドライトの車幅灯も連動して常時コの字に点灯できるそうです。デイライトにもなりますね。
(これは標準装備にしてほしかった!)
私の『レイバック』は当ブログ記事公開時点では素のままです。デイライトの有効性は実感しているので近いうちに装着します。カッコイイし(笑)
LEDアクセサリーライナー:税込61,380円
灯火類の点灯 フォグランプは標準装備
筆者撮影
前後のフォグランプが標準装備なのは嬉しいのですが、テールランプの点灯の仕方はもう少し考えてほしいですね。なぜ内側は点灯させないのでしょうか…。
装着タイヤ・ホイール
筆者撮影
装着タイヤ・ホイールは以下の通りです。
タイヤサイズ:225/55R18 98V
タイヤ銘柄:ファルケン「ZIEX ZE001A A/S」 オールシーズンタイヤ
ホイール:18インチアルミヒール(スーパーブラックハイラスター塗装
)
PCD(mm):114.3
※スノーフレークマークはないので冬用タイヤ規制では走行不可
タイヤは「クロストレック(Limited)」と同じ銘柄を使用。「レヴォーグ」と比較するとホイールのリム系は同じでも、扁平率が異なっていることがわかります。
ちなみに「レヴォーグ(GT-H EX)」は225/45R18でBluEarth-GT AE51を装着。
比較すると、レイバックの方が外径が大きい(エアボリュームが大きい)タイヤを装着していることがわかります。
次回のブログ記事でお伝えしますが、間違いなくレイバックの目指す乗り味を実現している要素の1つだと思います。
一言でまとめると「乗り心地がいいのにそれなりにスポーティに走れるオールシーズンタイヤ」といったところ。
【インテリア】スバル最新のインテリアで質感は高い【2024年8月現在】
15年ほど前、私はスバル車としては初めて所有したのが3代目インプレッサ(GH2)でしたが、当時と比較すると雲泥の差(笑)
それは当然もしれませんが、今思うとある時を境に…4代目インプレッサ(GP/GJ系)の頃からインテリアの質感を意識しているような気がします。
レイバックも当然その路線を踏襲されていますね。もちろん欧州車などと比較すると「う~ん…」なところはあるでしょうが、実用上は満足できる仕上がりと言えそうです(数年後にガタピシ音が発生する可能性は否めませんが…)。
レイバックのインテリアはブラック×アッシュの比較的明るい雰囲気のインテリア。随所に施されたカッパーステッチも❝都会派❞を演出。
【フロント】大型液晶ディスプレイとデジタルメーターで先進性たっぷり
筆者撮影
最近のスバル車の定番・特徴でもある「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ」はレイバックももちろん標準装備。
適度に物理スイッチも設けられています。
「オートビークルホールド」もワンアクションで設定できるなど改善されています(エンジン始動時は常時オフ)。
そして最初の方でも少し触れましたが、「12.3インチフル液晶メーター」も満足度を高めてくれます。
視認性も良好ですが、シートやステアリングポジション次第では見づらいかもです。
筆者撮影
センターコンソールはアームレストもボックスの広さも標準的。ドリンクホルダー底部はアンビエント照明機能付きです。
充電は通信機能付きUSB Type-A/Type-Cそれぞれ対応。シガーソケットも。ケーブルさえあれば充電に困ることはありません。
筆者撮影
ドアパネルは大きな特徴こそありませんが、ソフトパッド・合成皮革・ハードプラを上手に使い分けています。
シートメモリーのスイッチがありますが、安っぽいプラスチッキーではないのが好印象。
ドアパネルの収納は意外と少なく、飲み物とちょっとした小物や財布などで埋まってしまいます。
「ハーマン・カードン」のサウンドシステムが標準装備されています。確かに音質は良い気がします。
ドアヒンジはプレス成形でした。
【リア】足元のスペースは十分以上 レジスターも備わる快適な車内空間
筆者撮影
レイバックはリアシートもよくできています。嬉しいのはリクライニング可能でレバーがちょうど腰の位置にあること。
(インプ/クロストレックにはリクライニング機能はありません)
一般的にはリクライニングレバーは肩の位置にありますが、レイバックは腰の位置にあるので楽な態勢で調節可能です。
そしてレイバック(とレヴォーグ)だけの特権(?)とも言える「4:2:4分割可倒シート」。長尺物も無理なく積めるユーティリティ性はさすがです。
筆者撮影
さらにレイバックには「レジスター(エアコンの吹き出し口)」があります。
(インプ/クロストレックにはレジスターがありません)
温度調節はフロント操作に依存しますが、リア空間のレジスターは地味に重宝します。
さらに2段階の温度調節ができるシートヒーターとスマホなどの充電ができるUSB Type-A/Type-Cポートがあります。
身長172㎝の私が適切なドライビングポジションに設定しての足元スペースはかなり広いです。
ドアは90度近くまで開閉可能。乗降性も優れています。
【ラゲッジスペース】スバルのワゴン造りのノウハウが極まった汎用性
筆者撮影
レイバックのラゲッジスペースはVDA法で561L(ボード上部:492L・サブトランク:69L)を確保。容量に困ることはそうなさそうです。
豆電球ですが室内灯も完備。
サブトランクはフロアボードを持ち上げると現れますが、深さがかなりあるので私はドライビングシューズ保管用に使おうと思っています。
そしてスバルのワゴンらしくラゲッジスペースからリアシートを倒すことも可能です。ただし6:4分割可倒扱いになります。
リアドアは電動の「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」。両手が塞がっていても六連星オーナメントに肘などを近づけると自動で開きます。
インプ/クロストレックにはない機能です。
【シート】レイバック専用設計 ファブリックか本革か本気で迷った…
シート造りも真面目なスバル 乗降性を考慮された専用設計
筆者撮影
ドライバーズシートにはランバーサポート(前後のみ)を含めて電動パワーシートを採用。助手席にも運転席程の機能はありませんが電動パワーシートを採用しています。
欲を言えばランバーサポートは高さ調節までしてくれると言うことなしです。欧州車では運転席/助手席どちらにも当たり前のように設けられています。
しかしレヴォーグとの違いはデザインだけ…ではありませんでした。
背もたれのサイドサポートこそレヴォーグ同様好感の持てるほど良いホールド感がありますが、座面のサイドサポートがレヴォーグと異なり専用に設計されています。
具体的には座面のサイドサポートが少し低くなっています。これは最低地上高が高くなったレイバックの乗り降りを考慮しての設計だそうです。
シートはトリコット/ファブリック?それともメーカーオプションの本革?
筆者撮影
最後まで私を悩ませたのが標準の「トリコット/ファブリックシート(以下:ファブリック)」かメーカーオプションの「本革シート」でした。
結局、営業担当さんからのアドバイスなど、トータルで考えて標準のファブリックのままにしました。
具体的な理由としては、ファブリックシートの適度な反発力と硬さが気に入ったから。確かに本革の高級感のある上質・滑らかな手触りも捨て難いのですが、アウトバックやフォレスターの「ナッパレザー」を見てしまうと…(笑)
「気に入らなけらばドライバーズシートだけ変えちゃえばいいべ」というのも大きな理由でした。
本革シート:税込132,000円~
まとめ
結び
いかがでしたでしょうか。
全てをお伝えできたわけではありませんが、今回は「インプレッサ」「クロストレック」と比較したことをまとめた上で、『レイバック』のエクステリア・インテリアをご紹介しました。
後半のブログ記事では走行レビューをまとめますが、東京・横浜といった都会、郊外・ワインディングとして秋田県内を。そして高速道路は東北自動車道や首都高速をメインに交えてお伝えします。
慣らし運転の領域ですが、実燃費のデータ収集はかなり参考になると期待もしています。
ぜひ【走行レビュー編】もご覧ください。
参考出典リンク集
スバル『レイバック』:https://www.subaru.jp/levorg/layback/