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さようなら185系特急「踊り子」

2021年3月9日

最高のお供を連れて乗車

筆者撮影

特急「踊り子」8号が185系で運行されているらしいのでそれに合わせて横浜駅にやってきました。この案内だけで185系であることがわかる人にはわかります。

それは「15両」であること。実は15両編成の特急は185系特急「踊り子」しかなく、同時に在来線特急では最長編成を誇ります。熱海を境に10両は伊豆急行線の伊豆急下田方面へ、5両はJR東海を経て伊豆箱根鉄道駿豆線の修善寺方面へ向かいます。

今回は東京行きに乗りますので熱海で10両と5両が連結し、15両編成として東海道線を走行していることになります。

ホームにはカメラを向ける人が大勢 筆者撮影

横浜駅7番線ホームに特急「踊り子」が入線。「踊り子」という名称は川端康成の短編小説「伊豆の踊子」から名付けられています。ヘッドマークの絵柄は「伊豆の踊子」に登場する踊り子の少女がモデルです。

中央線や常磐線などで新型特急列車が走る中「なんで東海道線だけお古なんだよ」と思っていた時期も正直ありますが、いざ無くなるとなると本当に寂しくなります。

筆者撮影

車内は最新型特急車両と比較すると話にならないほど古さを感じますが、この古さが大好きなんだと改めて気が付きました。

シートピッチも決してゆとりがあるわけではありませんが、この「列車旅」を感じさせる雰囲気がたまりません。熱海方面へ乗りたかったなぁ。。

筆者撮影

横浜からの自由席特急券の料金は520円。これは大船~東京でも同額です。余談ですが3月13日以降の特急「踊り子」及び特急「湘南」では自由席そのものが廃止され、今までの自由席利用者にとっては実質的に東海道線の特急料金はほとんどの場合で値上げになります。

筆者撮影

今回の旅のお供がこちら。崎陽軒のシウマイ弁当です(笑)

横浜駅のJR線ホーム内では3、4番線ホーム(京浜東北・根岸線)と5、6番線ホーム(東海道線)で購入することができます。

筆者撮影

「泣く子も黙る シウマイ弁当」「シウマイ弁当最強伝説」などファンによる多くのキャッチフレーズを目にしたことがありますが、個人的にも最強の駅弁の一つだと思っています。

「この弁当の主役はどれか?」という議論は長年繰り広げられていますが、私は「ご飯」だと思っています(笑)

185系のうるせぇモーター音とシウマイ弁当のコラボは最高でした。シウマイ弁当は税込み860円です。気になる方は一度食べてみてください。満足度は高いはずです。

筆者撮影

シウマイ弁当に夢中になっているとあっという間に品川へ。この駅もいつまで工事が続くのかよくわからない駅として有名です。京急の地平化・リニアの工事・地下鉄新線の構想・品川駅北口側の複合ターミナル構想…まだまだ品川は進化します。

丸の内の東京ビルが見えれば東京駅ホームはすぐ 筆者撮影

東京へ到着する直前に鉄道唱歌のオルゴールが流れますがなんとなく寂しい雰囲気を醸し出します。

筆者撮影

特急「踊り子」は横浜駅から約23分で終点の東京へ到着。やはり古さを感じるデッキをもう一度見回してホームに降りました。

筆者撮影

特急「踊り子」といえば斜めに塗られた「緑のストライプ塗装」。実は絶秒のバランスで塗装されていて、幅広の順に1600㎜、800㎜、400㎜と塗り分けられています。

筆者撮影

他の方のプライバシーの観点からわかりづらいと思いますが、ホーム右側には特急「ときわ」が停車しています。15両編成の特急「踊り子」はホームを目一杯使っての停車になりますが、10両編成のE657系特急「ときわ」には当然余ります。15両編成の貫禄を目の当たりにしました。

出典:Wikipedia

3月13日以降はすべての特急「踊り子」がE257系になりますが、最長で9両編成+5両編成の14両編成での運行になります。14両でも十分長いですね。

 

次のページでは185系とのコラボ企画をご紹介します。

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溝口将太(みぞしょー)

道路を60万キロ以上走り続けている男がサウナの素晴らしさに目覚め、『モビリティとスパ&サウナがあれば幸せ』という理由で雑記ブログを運営(マイペース更新)。 主な内容は愛車・鉄道乗車記・サ活記事。記事内容は実際にかかった費用を極力掲載。GROMに跨りフードデリバリー稼働中。 ご依頼を受けたり興味を持ったクルマのレビューや出来事も執筆・掲載。最近はコスパに優れた「パーク&ライド」を見つけることに情熱を注ぐ。 モビリティ×サウナで素敵な思い出を!(Xでもいろいろポストしてます)

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