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【クルマ紹介】新型『WRX S4』の国内仕様がついに公開 スペックや空力テクスチャー、SPTなどを紹介

2021年11月29日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

2021年11月25日にようやく新型『WRX S4』の国内仕様が公開されました。話題になっている例の樹脂パーツもガッツリ採用されていましたが、実は特許まで取得していた空力テクスチャーであることがわかりました。

情報量が多いので今回はスペックと空力テクスチャー・エンジン性能と新開発トランスミッションを中心に、ラストにいつものオンライン見積りの結果をお伝えしたいと思います。

新型WRX S4の国内仕様が公開 スペックや価格など

出典:スバル

スペックはトップグレードの「STI Sport R EX」を掲載しています。

車両概要

車両概要
車名 WRX S4
グレード名 STI Sport R EX
エンジン 2.4L DOHC 直噴ターボ “DIT”
駆動方式 VTD-AWD[不等&可変トルク配分電子制御AWD] 常時全輪駆動
トランスミッション スバルパフォーマンストランスミッション(SPT:CVT)
車両価格(税込) 4,774,000円

車両サイズなど

車両寸法
全長×全幅×全高(mm) 4670×1825×1465
室内長×室内幅×室内高(mm) 1925×1515×1205
ホイールベース(mm) 2675
トレッド[前/後](mm) 1560/1570
最低地上高(mm) 135
最小回転半径(m) 5.6
車両重量(kg 1600
乗車定員(名) 5
車両総重量(kg 1875
タイヤ・ホイールサイズ 245/40R18 97Y
タイヤ銘柄 ダンロップ「SP SPORT MAXX GT 600A」

サイズは先代S4と比較すると全長は75㎜長く、全幅は30㎜拡大、全高は10㎜ダウンというワイド&ロースタイルになりました。参考までに先代S4のサイズは全長4595×全幅1795×全高1475㎜です。

意外なことに最小回転半径は新型レガシィ アウトバックの5.5mを上回っていますが先代S4とは同数値。ホイールベースは25㎜の拡大で後席の居住性がアップしています。

タイヤはダンロップの「SP SPORT MAXX GT600A」を装着。S209専用タイヤとして開発されたものですね。ただしサイズは落としています。

エンジン性能 水平対向4気筒2.4L直噴ターボエンジン

エンジン
型式・種類 FA24
水平対向4気筒
2.4L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボ “DIT”
内径×行程(mm) 94.0×86.0
総排気量(cc) 2387
圧縮比 10.6
最高出力[ネット][ kW(PS)/rpm] 202(275)/5600
最大トルク[ネット][ N・m(kgf・m)/rpm] 375(38.2)/2000-4800
燃料供給装置 筒内直接燃料噴射装置
燃料タンク容量(L) 63
燃料種類 無鉛プレミアムガソリン(緊急時はレギュラーガソリンも使用可能)

先代のエンジンスペックは最高出力300PS(221kW)/5600rpm・最大トルク400N・m(40.8kgf・m)/2000~4800rpmなので車両重量も合わせて数値上では先代の方が速いと思われます。

この点は後述します。

トランスミッション 新開発SPT(スバルパフォーマンストランスミッション)

トランスミッション
変速機形式 スバルパフォーマンストランスミッション(マニュアルモード付)前進無段 後退1速
変速比 3.490~0.505
[マニュアルモード時 1速3.490 / 2速2.030 / 3速1.461 /4速1.115 / 5速0.903 / 6速0.755 / 7速0.645 / 8速0.571]
変速比幅(レシオカバレッジ) 6.910
変速比(後退) 3.393
減速比 4.444
総合減速比 1速15.509 / 2速9.021 / 3速6.492 /
4速4.955 / 5速4.012 / 6速3.355 / 7速2.866 / 8速2.537 / 後退15.078

レシオカバレッジは1.8Lのレヴォーグと比較すると数値は低く(1.8Lレヴォーグは8.097)見えますが、比較すべきは先代2.0Lモデルの「スポーツリニアトロニック」でしょうね。

従来のスポーツリニアトロニックのレシオカバレッジは6.441なので、新開発のSPTは静粛性・燃費性能の向上は果たしています。ミッション単体としては加速性能もアップしています。

しかしエンジンスペックや車両重量から判断すると、新型は先代よりも最大出力・最大トルクを落としているので単純に数値に表すと先代の方が速いことがわかります。あくまで数値上での計算結果ですが。

SPTは変速速度が大幅にアップし欧州車のDCTと肩を並べるそうですが、この点もエンジン性能と共に後述します。

燃費性能

燃費(WLTCモード)
燃費(WLTCモード) 10.8km/L
 市街地モード(WLTC-L) 7.6km/L
 郊外モード(WLTC-M) 11.4km/L
 高速道路モード(WLTC-H) 12.7km/L

燃費は先代と比較してWLTCモードでは落ちているところもありますが実燃費はどうでしょうね。先代S4は良くも悪くもドッカンターボっぽさはまだあったので、走り方次第ではこちらの方が化けるような気がします。

個人的には実燃費は新型が上回ることを期待しています。

グレード構成・価格

新型WRX S4は「GT-H」「GT-H EX」「STI Sport R」「STI Sport R EX」の4つのグレードで構成されています。EXはアイサイトX(EyeSight X)。新型レガシィ アウトバックと異なりアイサイトXの有無を選択できるということです。

価格はGT-Hが4,004,000円(税込)・STI Sport Rが4,389,000円(税込)、EXは追加で385,000円ということになります。

つまり新型WRX S4は最低でも税込400万円を超えるクルマになったということです。先代と比較すると40万円くらい値上がりしてますね…。

主要スペックまとめ

スバル:WRX S4(STI Sport R EX)

・ボディサイズ(㎜):4670×1825×1465

・定員:5人乗り

・動力源:2.4L水平対向4気筒直噴ターボエンジン

・駆動方式:VTD-AWD

・燃料:ハイオク

・燃費:実燃費は10㎞/L前後と予想

・車両価格:4,774,000円(税込)

公式スペック表はコチラ

 

次のページでは空力テクスチャー・エンジン性能と新開発トランスミッションをご紹介します。インテリアなどについては別途まとめます。SNSで話題になった例の樹脂パーツは意味のあるものでした。

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溝口将太(みぞしょー)

『モビリティで人は幸せになれる』と信じている男が道路を60万キロ以上走り、サウナの素晴らしさに目覚める。 「移動とサウナを軸にしたブログを運営してみたい」という動機で当ブログを開設。 愛車BRZのカスタムやドライブ、鉄道乗車記、サ活など実際の費用を掲載した雑記ブログを展開。 お小遣い稼ぎのため、愛車GROMで工夫しながらフードデリバリーも稼働中。最近は効率的でコスパに優れた「パーク&ライド」を見つけることに情熱を注ぐ。

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