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ようやく…ようやく京急1000形1890番台(以下1890番台)のクロスシートモードに乗車することができました。京急の品川駅に朝7時20分頃到着し、品川7時34分発 特急 三崎口行きの増結車両 特急 京急川崎行きとして運行。
この日はあいにくの雨。しかし雨だからこそ気が付いたこともありました。
今回はこの『1890番台クロスシートモード』での乗車記ということでお伝えします。
京急1000形1890番台とは
始めに1890番台について簡単にご紹介しましょう。
1890番台は京急の主力車両である「1000形(初代1000形と区別)」のバリエーションの1つで、2021年7月現在においては京急最新の新型車両です。4両編成2編成が製造されています。
出典:京急電鉄
最大の特徴は2号車にはバリアフリー対応洋式トイレ・3号車には男性用トイレを設置し、座席にはロングシートとクロスシート両方に転換可能な「デュアルシート」を採用した点でしょう。
デュアルシート車両を「L/Cカー」とも呼びます。
出典:京急電鉄
営業列車としてのデビューは2021年5月6日、座席指定列車「モーニング・ウィング3号」の増結車両として初登場。
終着の品川で折り返し、クロスシートのまま、特急 三崎口行きの増結車両(京急川崎止まり)として運行されています。
その後もロングシートモードのエアポート急行としての運行が多数目撃されていますが、現状ではその他の運用は該当しません。
1890番台については以下のブログもご覧ください。
雨の品川駅を7時34分に発車
眠い目を擦りながらなんとか京急・品川駅へやってきました。天候はあいにくの雨。
筆者撮影
ちょっと早めに3番線ホームへ。2番線には「モーニング・ウィング3号」が到着しましたが、このモーニング・ウィング3号は12両編成での運行で後ろ4両が1890番台です。
乗客が全員降りたことを確認して「新品川駅」と呼ばれる引き上げ線へ。
筆者撮影
都営線方面から8両編成の 特急 三崎口行きが到着。ラッシュ時間帯なので慌しい運用ですが、程なくして新品川駅から1890番台が特急 京急川崎止まりとして入線。特急 三崎口行きに1890番台を増結します。
ダイヤ上の都合なのかクロスシートモードではあるものの、向きがモーニング・ウィング3号のままなので自分で向きを転換させなければ逆向きに座ることになります。
筆者撮影
乗客がかなり多かったので撮影は最低限ですが、なぜかほとんどの乗客がシートの向きを変えずにそのまま乗車。
知らないのか周囲に気を配っているのか面倒くさいのか…理由まではわかりませんが、品川ー京急川崎の約13分間の乗車を楽しみます。
次のページでは悪天候だから感じた逆向き乗車の違和感をお伝えします。