『フォレスター Premium S:HEV EX』のスペック
それでは新型(SL型)『フォレスター』のスペックを見てみましょう。
筆者撮影
メーカーオプションコード:CJの装着を前提としています。
メーカーオプションコード:CJ=2025年4月現在では“全部乗せ”
ボディサイズ/取り回し
全長×全幅×全高(mm):4655×1830×1730
ホイールベース(mm):2670
トレッド[前/後](mm):1570/1575
最低地上高(mm):220
最小回転半径(m):5.4
車両重量(kg):1780
ステアリングギア比: 13.0:1
2ピニオン電動パワーステアリングを採用
ステアリングギア比がレイバック(13.5:1)よりも小さく設定されています。
数値だけで言えばクイックなハンドリング特性ということです。
装着タイヤ&ホイール タイヤは欧州車でも採用実績のあるオールシーズンタイヤ
筆者撮影
コレはSL型フォレスターの目立つトピックスの1つだと思います。
タイヤサイズ:235/50R19 99V
タイヤ銘柄:ブリヂストン「TURANZA EL450」
オールシーズンタイヤ/スノーフレークマークなし
PCD(mm):114.3
『Premium S:HEV』『Premium S:HEV EX』はかなり攻めています(笑)
タイヤサイズが235/50R19。19インチホイールを履かせています。
接地面を確保するためか太さが235㎜。
タイヤはブリヂストン「TURANZA EL450」を装着。北米仕様の「ソルテラ」にも履かせているようです。
オールシーズンタイヤですがスノーフレークマークはありません。
よって、高速道路の冬用タイヤ規制区間の走行はできません。
「TURANZA(トランザ)」は「TOURING・POTENZA」の略だそうで、スポーツタイヤとして名高い「POTENZA(ポテンザ)」に高速運動性能・居住性・静粛性・ウェット性能をバランスさせたタイヤとのこと。
レクサスや欧州車にも採用実績のあるブランド。
今回の『フォレスター Premium S:HEV(EX含む)』。本気ですね!
タイヤ代が高くなるのは致し方ないですね…。
パワートレインについて e-BOXER「S:HEV」
燃費以外は「クロストレック S:HEV」と同スペックです。
筆者撮影
エンジンスペック
型式:FB25
種類:2.5L水平対向4気筒直噴NAエンジン
総排気量(cc):2498
内径×行程(mm):94.0×90.0
圧縮比:11.9
最高出力[ kW(PS)/rpm]:118(160)/5600
最大トルク[ N・m(kgf・m)/rpm]:209(21.3)/4000-4400
モータースペック
型式・種類:MC2・交流同期電動機
最高出力[kW(PS)]:88(119.6)
最大トルク[N・m(kgf・m)]:270(27.5)
バッテリースペック
種類:リチウムイオンバッテリー
容量(Ah):4.3
電圧(V):約256(クロストレックと同じと判断)
総電力量(kWh):1.1
エンジン+モーター…つまりシステム最高出力がわかりませんが、1.8L直噴ターボエンジン(CB18)の最高出力・最大トルクを超えてくると思います。
走行モード
SI-DRIVE:2モード
X-MODE:2モード(ヒルディセントコントロール付)
EVドライブモード
SI-DRIVEはスバル車お馴染みの機能。エンジンレスポンスを「Iモード」「Sモード」で選択できます。
悪路走破をアシストするX-MODEも当然。「SNOW・DRITモード」「DEEP SNOW・MUDモード」の2モードです。
EVドライブモードは約30km/h以下で車両の状態が条件を満たしている時に使用可能となっています。
駆動方式
AWD(クラッチ解放制御)
クラッチを自動的に開放してFWDに切り替える制御を採用しています。
X-MODE作動時やSI-DRIVEがSモードの時は常時AWDとなります。
トランスミッション
リニアトロニック(マニュアルモード付き)
トヨタのTHSを活用しているので遊星歯車の「電気式CVT」です。
燃費性能(WLTCモード)
WLTCモード:18.4㎞/L
市街地モード:15.3㎞/L
郊外モード:20.0㎞/L
高速道路モード:19.1㎞/L
やはりHEVの特徴として、郊外モードよりも高速道路モードの方が数値は低くなっています。
【参考】けっこうお高い?『フォレスター Premium S:HEV EX』のオンライン見積り結果
筆者撮影
参考までにセルフ見積り(オンライン見積り)を取ってみました。
正直ビビりました(笑)
選択グレードは『Premium S:HEV EX』
【グレード価格】
4,598,000円
選択したボディカラーは2トーン(有料設定)
【ボディカラー】
クリスタルブラック・シリカ/リバーロック・パール
【価格】
88,000円
装着してみたメーカーオプションとディーラーオプション
まずはメーカーオプションから。
メーカーオプションは一度決めてしまえば変更ができないので、よく考える必要があるオプションです。
メーカーオプション
【オプションコード:CJ】
ハーマンカードンサウンドシステム
大型サンルーフ(電動スライド式)
本革シート(ナッパレザー/ウルトラスエード®)&本革巻シフトレバー(ピアノブラック加飾)
運転席・助手席にベンチレーション機能付き
内装色は「ブラック/ブラック(ブラウンステッチ)」を選択
アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)
【価格】
528,000円
本革シートは「シートベンチレーション」機能付き。内装色をブラック/ブラウンから選択できるようになります。
本革シート&本革巻シフトレバー(ピアノブラック加飾)とアクセサリーコンセントは『S:HEV EX』のみ装着可能。
続いてディーラーオプションです。
ディーラーオプションは納車後いつでも取り付けることができるオプションなので、初期費用を抑えたいのなら後からでもいいでしょう。
自分でパーツを探す楽しさもあります。
ディーラーオプション
【エクステリア】
後席ステップガード:15,620円
カーゴステップパネル(ステンレス):29,260円
カーゴルームプレート:17,710円
ドアハンドルプロテクター (ブラック):9,240円
ドアハンドルプロテクターはSTIにも設定あり
【インテリア】
スポーツペダルセット:17,600円
フロアカーペット:44,440円
カーゴマット:17,600円
【電装品】
ドライブレコーダー:64,020円
リヤドライブレコーダー:39,160円
アクセサリーランプ:10,010円
【パッケージ・その他】
インテリアプロテクションパッケージ:65,890円
【合計】
330,550円
まさかのアルミペダルがディーラーオプションで販売されています(笑)
現時点でこれだけあれば十分かなぁというオプションに絞っています。
STIパーツもラインアップされていますが、ここでは反映させていません。
最近のスバル車はアイサイトXの効果か、ナビゲーション機能を標準装備としている傾向にあります。
SL型フォレスターではアイサイトX未搭載を含めた全車でナビ機能を標準装備。
スマートリアビューミラーも全車標準装備。
さらに私が知る限り初めてですが、「ETC2.0」も全車標準装備としています。
セルフ見積り結果
筆者によるセルフ見積りの結果
出典:スバル
SL型フォレスター Premium S:HEV EX
5,725,290円
2025年4月現在/諸費用込み
…私のレイバックより全然高いぞ?(笑)
まとめ
結び
いかがでしたでしょうか。
正直セルフ見積りを取ってみた時はビックリしたのですが、昨今の値上げ事情や内容を見れば致し方ないかなぁと思ったりもしています。
可能な限り調べ上げてブログ記事を作成しましたが、まだまだ至らない部分もあると思います。
これはフォレスターに限った話ではありませんが、クルマ選びをする際はよーーーーく見比べてください。
グレードはもちろん、メーカーオプションも選択するしないで欲しかった内装・装備を見逃してしまうことも珍しくありません。
そしてカタログには小さい文字でちゃんと書いてあります(笑)
それはそうと、フルモデルチェンジを果たした『フォレスター』。爆売れ間違いなしに仕上がっていると思います。
S:HEVだとすでに来年の納車だとか…?
そのうちオプション内容を整理した特別仕様車や「STI Sport」も出てくるでしょう。
今回のブログ記事がみなさんのクルマ選びの参考になれば幸いです。
参考出典リンク集
スバル『フォレスター』:https://www.subaru.jp/forester/
STIパーツ:https://www.sti.jp/parts/index.html
SUBARU STAR SQUARE:https://www.subaru.jp/showroom/
ブリヂストン「TURANZA 」:https://tire.bridgestone.co.jp/search/for-hpc/potenza-turanza/