いつもご覧くださり、ありがとうございます。溝口将太(みぞしょー)です。
6代目となったスバル・新型『フォレスター』。ようやく国内仕様がデビュー。
しかしストロングハイブリッドの影響もあってか乗り出し価格が500万を超えるとかなんとか…。
国内仕様は「S:HEV(e-BOXER)」と「1.8L直噴ターボ」の2本柱。マイルドハイブリッドは廃止。
今回のブログ記事では、「SUBARU STAR SQUARE」に展示されている『フォレスター S:HEV EX』を中心にご紹介。
セルフ見積りも取ってみたのでクルマ選びの参考になれば幸いです。
スバル:フォレスター(SL型/展示車両)
【グレード】
Premium S:HEV EX
【ボディカラー】
クリスタルブラック・シリカ/リバーロック・パール
SL型フォレスターでは2トーンカラーの設定がある
【内装色】
ブラウン/ブラック(ブラウン&シルバーステッチ)
【装着メーカーオプション】
大型サンルーフ(電動スライド式)
ハーマンカードンサウンドシステム
本革シート&本革巻シフトレバー(詳細は後述)
アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)
【型式/アプライド】
SL型/B型
内容がボリューミーなので電車移動中など暇な時にご覧ください。
コンパクトにまとめることができない容量の悪さをお許しください。。。
当ブログ記事の構成
筆者撮影機材
iPhone14 Pro Max
撮影日:2025年4月10日
撮影には安全を最優先しております
更新履歴
2025年4月22日:当ブログ記事公開
6代目となる新型フォレスター(SL型) 日本仕様がついにデビュー!
6代目となる新型『フォレスター』は、2023年11月16日(現地時間)のロサンゼルスオートショー2023でワールドプレミア。
国内版とは異なりパワーユニットは水平対向4気筒2.5LNAエンジンのみですが、国内でも姿形を広く知られるには十分な期間が空いていたと言えるでしょう。
そして2025年4月17日に国内仕様が正式デビュー。販売開始となりました。
ホントあと10ヶ月くデビューしていれば購入候補になっていたのに…。
型式はSL型。アプライドB型として国内販売がスタート。
フルモデルチェンジで「SGP」は第二世代へ 最新のクルマづくりを『フォレスター』にも
先代のSK型フォレスターがデビューしたのは2018年。
SGP(スバルグローバルプラットフォーム)は取り入れられていましたが、2020年の「レヴォーグ」のフルモデルチェンジで「SGP×フルインナーフレーム構造」へ進化。
「2ピニオン電動パワーステアリング」も採用され、動的質感をさらに向上させました。
そしてGU型インプレッサ/クロストレックでは、ルーフのブレースバーの接着に「高減衰マスチック」を採用。
ルーフに伝わる振動を改善することで乗り心地が向上。
さらにシートレールをボディ直付け固定に変更。
これによりシートの取り付け部の剛性と、身体に伝わる振動の収束性を向上させました。
これら最新のクルマづくりがSL型フォレスターにも詰め込まれています。
なかなか目にする進化点ではないかもしれませんが、乗り比べてみるとその違いはきっと感じられるものでしょう。
『SL型フォレスター』のグレード構成
2025年4月現在のグレードは全6構成。
そのうち「アイサイトX」未搭載が3グレードなので、実質3グレード構成です。
筆者撮影
グレード一覧
SPORT:4,048,000円(税込)〜
SPORT EX:4,191,000円 (税込)〜
X-BREAK S:HEV:4,202,000円 (税込)〜
X-BREAK S:HEV EX:4,477,000円 (税込)〜
Premium S:HEV:4,488,000円 (税込)〜
Premium S:HEV EX:4,598,000円 (税込)〜
S:HEV=ストロングハイブリッド
EX=アイサイトX
「X-BREAK S:HEV」は「X-BREAK S:HEV EX」と比較するとだいぶ装備が削られていますね。
その分、価格は抑えられていますが…。
展開されるパワートレインは2種類
そしてパワートレインは2種類を展開。
筆者撮影
1つは「S:HEV」と呼ばれるスバル製ストロングハイブリッド。「2.5L水平対向4気筒直噴NAエンジン(FB25型)+2モーター」の組み合わせ。
クロストレックと全く同じユニットですね。「e-BOXER(ストロングハイブリッド)」とも。
もう1つは「レヴォーグ」「レイバック」、販売を終了した「BT型アウトバック」にも搭載される「水平対向4気筒1.8L直噴ターボエンジン」。
CB18型ってやつですね。
もちろん私の「レイバック」にもこのエンジンが搭載されていますが、扱いやすい良いエンジンだと思います。面白さは…うん(笑)
CB18型エンジンを搭載しているグレードが『SPORT』『SPORT EX』です。
なのでSL型フォレスターを検討する際は、パワーユニットをどうするか…から悩むと思います。
ちなみに私なら…新しいモノ好きという性格もありますが、装備の差で『Premium S:HEV EX』を選択すると思います。
もちろん価格差を燃費の良さで埋め合わせることができるなんて思っていません(笑)
軽快さを求めるなら『SPORT EX』でしょうか。S:HEV EXとは100㎏前後の差があります。
SL型フォレスターのパワートレイン
2.5L水平対向4気筒直噴NAエンジン+2モーター(e-BOXER「S:HEV」)
水平対向4気筒1.8L直噴ターボエンジン
待望のストロングハイブリッドモデルが登場! 『Premium S:HEV EX』にスポットを当てる
ここからは展示車両として見た『Premium S:HEV EX』にスポットを当てていきましょう。
メーカーオプションコード:CJの装着を前提としています。
メーカーオプションコード:CJ
ハーマンカードンサウンドシステム
大型サンルーフ(電動スライド式)
本革シート(ナッパレザー/ウルトラスエード®)&本革巻シフトレバー(ピアノブラック加飾)
運転席・助手席にベンチレーション機能付き
内装色は「ブラック/ブラック(ブラウンステッチ)」を選択
アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)
2025年4月現在のメーカーオプション設定で“全部乗せ”です。
【グレード選択時の注意点】最低限コレは抑えた上でグレード選びを
最初にグレード選びの注意事項を記載しておきます。
コレを抑えた上でグレード選びをしてください。
『Premium(EX含む)』にしかないメーカーオプション
本革シート(ナッパレザー/ウルトラスエード®)&本革巻シフトレバー(ピアノブラック加飾)
運転席・助手席にベンチレーション機能付き
アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)
フォレスターにもベンチレーション(シートバックとクッションに備えた吸い出し口により空気を吸い出し、シート表面の通気を良くする)があると話題になっています。
しかし、これは『Premium』のみに設定されている本革シートと同時に機能します。
また、ハイブリッド車の利点であるアクセサリーコンセントも『Premium』のみの設定です。
そして、、、
ココがちょっと不満かな?
リアのパワーウインドウがワンタッチオートではない
ペダル類がゴム(アルミはディーラーオプションで設定あり)
リアシートが6:4の分割可倒式(4:2:4ではない)
リアシートのリクライニング操作が紐(致し方ない部分はある)
内装の見せ方は上手いが、触ってみるとレイバックより質感は劣る
ボンネットの固定が“つっかえ棒”
標準装備(一部を除く)のワイヤレス充電がQi規格
こちらは個人的に感じた不満点ですね。
『フォレスター』に搭載されるストロングハイブリッドについて
スバルが新開発した「e-BOXER(ストロングハイブリッド)」の大きな特徴は以下の通りになります。
スバルのストロングハイブリッド「S:HEV」
トヨタ自動車のハイブリッド技術「THS」を活用したハイブリッドシステム
トランスアクスルはスバル専用設計
エンジンは2.5L水平対向4気筒直噴NAエンジン(FB25)
プロペラシャフトで後輪を直接駆動
シンメトリカルAWD/フルタイムAWD(詳細は後述)
状況に応じてFWD走行も可能(詳細は後述)
航続距離(ワンタンク)1000キロ達成を目指す
ハイブリッドユニット自体は「クロストレック S:HEV」と同一のもの。
どちらが新しい/優れているではなく、たまたまクロストレックが先に搭載されたという話だそうです。
「e-BOXER」については以前のブログ記事で解説しています。
「e-BOXER(ストロングハイブリッド)」「e-BOXER(マイルドハイブリッド)」「THS E-Four」を交えて解説しています。
【燃費】計算上はワンタンク1000キロ超えが可能に!?
出典:スバル/筆者撮影
やはりSL型フォレスターもコレが一番インパクトが大きいトピックスかも…と個人的には思うのですが、「S:HEV」の燃費性能が従来比(マイルドハイブリッドe-BOXER・AWD)で約20%向上しているとされているので、単純計算ではワンタンク1000キロを超える航続距離が実現できたことになります。
燃費比較
【カタログ燃費】
SPORT EX:15.2㎞/L(WLTCモード/大型サンルーフ装着)
Premium S:HEV EX:18.4㎞/L(WLTCモード)
【後続距離の単純計算】
SPORT EX:15.2㎞×63L=957.6㎞
Premium S:HEV EX:18.4㎞×63L=1159.2㎞
実燃費の数値は若干落ち、もう少し差も開くと思います。
しかしグレードによる価格差をガソリン代で取り返すのは難しいでしょう。
給油回数が減ることに価値を見いだせればと思います。
特に高速道路のSAではガソリン単価が高めなので有利ですね。
次のページでは『フォレスター Premium S:HEV EX』のエクステリア/インテリアをご紹介します。
洗練されたエクステリアと見せ方が上手なインテリア。ビックリです。