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【クルマ紹介】スバル車の燃費が良くなったら文句なし? ついに『クロストレック ストロングハイブリッド』が登場!【中身を大分析】

2024年10月22日

クロストレック Premium S:HEV EXのスペック

それでは『クロストレック S:HEV』のスペックを見てみましょう。参照グレードは「Premium S:HEV EX」です。

出典:スバル/筆者撮影

記載されている内容はプレカタログ記載の数値を元にしています。メーカーオプション装着により内容は若干異なります。

基本スペック

全長×全幅×全高(mm):4480×1800×1575

ホイールベース(mm):2670

トレッド[前/後](mm):1560/1570

最低地上高(mm):200

最小回転半径(m):5.4

車両重量(kg):1660

ステアリングギア比: 13.5:1

燃費性能

燃料タンク容量(L):63

燃料種類:無鉛レギュラーガソリン

燃費(㎞/L):18.9/市街地モード15.8/郊外モード20.6/高速道路モード19.4

燃費はWLTCモードを記載

航続距離:18.9㎞×63L=約1190㎞!!!!

1回の給油(ワンタンク)で1000キロ走行も可能…かも?

装着タイヤ・ホイール・ブレーキ

筆者撮影

装着タイヤは今までのクロストレックやレイバックと同じ銘柄・スペックになります。

タイヤサイズ:225/55R18 98V

タイヤ銘柄:ファルケン「ZIEX ZE001A A/S」 オールシーズンタイヤ

PCD(mm):114.3

※スノーフレークマークはないので冬用タイヤ規制では走行不可

ホイールは専用デザインでダークメタリック塗装と切削光輝の組み合わせ。よく見ると4本スポークになっていますね。

ブレーキ類も回生ブレーキなどの兼ね合いで専用品だと思われます。

動力性能

出典:スバル

動力性能は今後も併売される従来のe-BOXERスペックも掲載しておきます。

スペックを見ると「なぜ2.0Lじゃないの?」と思われるかもしれません。資料には以下の通りにあります。

ストロングハイブリッドシステム化によるシステムの重量増をカバーするだけでなく、最も効率的な排気量とする為に採用しました。また、加速時や高速巡行時のエンジン回転数の上昇を抑制し、騒音を低減すべく、2.5Lエンジンを採用しています。

出典:広島スバル

私もほぼ同意見なのですが、本当はグローバル展開を行うからだと思っています。世界基準(というか北米市場)で見ると2.0Lより2.5Lでしょう。

ちなみにエンジン(FB25型)単体で比較すると、ストロングハイブリッド用にチューニング(数値上はデチューン)されています。

これは「アウトバック」にも搭載するべきでしょう。

クロストレック Premium S:HEV EX

筆者撮影

エンジンスペック

型式・種類:FB25・2.5L水平対向4気筒エンジン

総排気量(cc):2498

内径×行程(mm):94.0×90.0

圧縮比:11.9

最高出力[ kW(PS)/rpm]:118(160)/5600

最大トルク[ N・m(kgf・m)/rpm]:209(21.3)/4000-4400

モータースペック

型式・種類:MC2・交流同期電動機

最高出力[kW(PS)]:88(119.6)

最大トルク[N・m(kgf・m)]:270(27.5)

バッテリースペック

種類:リチウムイオンバッテリー

容量(Ah):4.3

電圧(V):約256(プレカタログ記載数値を元に計算)

総電力量(kWh):1.1

エンジン+モーター…つまりシステム最高出力は不明なので滅多なことは言えませんが、レイバックなどに搭載されている1.8L直噴ターボエンジン(CB18)の最高出力・最大トルクは超えてくると思います。

トランスミッション

リニアトロニック(マニュアルモード付き)

トヨタのTHSを活用しているので遊星歯車の「電気式CVT」だと思われます。

【参考】クロストレック Limited AWD(e-BOXER マイルドハイブリッド)

e-BOXER(マイルドハイブリッド)のエンジンルーム

筆者撮影

参考までに今後も併売されるe-BOXER(マイルドハイブリッド)のスペックも掲載しておきます。

エンジンスペック

総排気量(cc):1995

内径×行程(mm):84.0×90.0

圧縮比:⒓.5

最高出力[ kW(PS)/rpm]:107(145)/6000

最大トルク[ N・m(kgf・m)/rpm]:188(19.2)/4000

モータースペック

型式・種類:MA1・交流同期電動機

最高出力[kW(PS)]:10(13.6)

最大トルク[N・m(kgf・m)]:65(6.6)

バッテリースペック

種類:リチウムイオンバッテリー

容量(Ah):4.8

電圧(V):118

総電力量(kWh):0.56

トランスミッション

モーター内蔵型リニアトロニック(7段変速マニュアルモード付き)

【参考】レイバック(CB18型エンジン)

筆者撮影

エンジンスペック

型式・種類:CB18・水平対向4気筒直噴ターボエンジン

総排気量(㏄):1795

内径×行程(mm):80.6×88.0

圧縮比:10.4

最高出力[ kW(PS)/rpm]:130(177)/5200-5600

最大トルク[ N・m(kgf・m)/rpm]:300(30.6)/1600-3600

スバルのターボ車は水平対向エンジンの上にインタークーラーを配置。このことから現状では水平対向ターボハイブリッドの可能性は低いと思います。

トランスミッション

リニアトロニック(8段変速マニュアルモード付き)

まとめ

結び

自動車業界全体として見ると、決して真新しい技術とは言えないスバルのストロングハイブリッド「e-BOXER S:HEV」ですが、スバルとしては今後のスタンダードにする気満々な雰囲気を感じられるほど期待したくなりました。

確かに燃費性能だけで見れば、『クロストレック S:HEV』は私の弟が乗っている「RAV4 E-Four」に0.8㎞/L劣る数値となっています。

しかしそこはプロペラシャフトで伝達される機械式AWD…シンメトリカルAWDによる優れた走行性能に期待ということにしておきましょう。

そして今回追加される「Premium S:HEV」と「Premium S:HEV EX」は内装の質感も底上げされていますが、兄貴分には届かないよう配慮(?)も見受けられます。

個人的には「レガシィ」「アウトバック」にこそ搭載するべきシステムだと思うのですが、まずは『クロストレック』そして「フォレスター」へと拡大されるのでしょう。

スバル車=燃費が悪い。ある意味での常識を覆すことができるのか…今後より明らかになります。

そのうち試乗もしてみるので動的質感などもお伝えできればと思います。

今回のブログ記事がクルマ選びの参考になれば幸いです。

参考出典リンク集

スバル:https://www.subaru.jp/

スバル ストロングハイブリッドを発表:https://www.subaru.jp/crosstrek/crosstrek/shev/

スバル『クロストレック』にストロングハイブリッドを初採用:https://www.subaru.co.jp/news/2024_10_17_132911/

SUBARU STAR SQUARE:https://www.subaru.jp/showroom/

参考ブログ

  • この記事を書いた人

溝口将太(みぞしょー)@旅するモビリティサウナー

道路を70万キロ以上走り続けている男がサウナの素晴らしさに目覚め、モビリティとサウナを愛するためにブログ運営を始めた『モビリティサウナー』。 当ブログでは愛車・鉄道乗車記・サ活記事などをマイペースで更新しています(実際にかかった費用も極力掲載)。ご依頼を受けたり興味を持ったクルマのレビューや出来事も執筆・掲載しています。 みなさんのクルマ選び・移動手段・休日の過ごし方の参考になれば幸いです。 副業はGROMで工夫しながらフードデリバリーを真剣に稼働中。マイペースで楽しく稼いでいます。 愛車はスバル「レヴォーグ レイバック」。それまでの相棒「BRZ」と一時お別れ。BRZの特別仕様車が出ることを願い購入を企んでいます(笑) 運転免許証が無くなると生活が破綻するので絶対死守! よろしければ各SNSへのフォローもお願いします。

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