三峰口から『SLパレオエクスプレス』に乗車 都心から一番近い蒸気機関車
今回のメインイベントが秩父鉄道のSL列車への乗車。「都心から一番近い蒸気機関車」としても知られています。乗車区間は三峰口⇒御花畑。約28分間の非日常を楽しみます。
筆者撮影
長瀞駅から三峰口駅まで移動しました。そう言えば秩父鉄道に乗車した車両には妙な既視感を覚えてましたが、私が乗車した秩父鉄道7800系は改造こそされていますが、元・東急8090系電車だそうですね。車内で調べていたらちょっと嬉しくなりました。
三峰口駅前にて 筆者撮影
三峰口駅前には駐車場(普通車で1日530円)があるので、クルマで三峰口駅に来てSL列車を楽しむ「パーク & ライド」のような楽しみ方も可能です。
SLパレオエクスプレス 熊谷⇔三峰口で運行
秩父鉄道が運行する『SLパレオエクスプレス』は熊谷ー三峰口を1日1往復(2022年現在)しており、片道の走行距離は56.8km・乗車時間が約2時間以上(ダイヤにより異なる)という観光列車。
2022年12月までの運転スケジュールは以下のリンク先で確認できます。
蒸気機関車は「国鉄C58形蒸気機関車」。”シゴハチ”ってやつですね。
1972年の現役引退後は埼玉県の小学校(当時の吹上小学校)で余生を過ごしていたそうですが、1988年3月の「さいたま博覧会」に合わせて運転がスタートしました。
SL乗車には「秩父鉄道SL予約システム」から要予約 支払いは窓口で現金払い
SLパレオエクスプレスの乗車には予め指定席券を購入する必要があります。以下の「秩父鉄道SL予約システム」で予約、窓口にて現金で購入しましょう。
指定席券の料金は以下の通りです。
SLパレオエクスプレス 指定席券
SL指定席券:740円(大人・小児同額/片道)
全区間同一料金/現金払いのみ
熊谷⇒三峰口あるいは三峰口⇒熊谷まで乗り通すとお得感がより一層強いですね。
筆者撮影
SLパレオエクスプレスに乗車すると記念ステッカーやちょっとした特典も。子どもに喜ばれそうですね。
SLパレオエクスプレスに乗車 案内役は「林家たい平」師匠
筆者撮影
三峰口駅ホームにSLパレオエクスプレスが入線。進行方向が秩父方面に合わせるためにバックで入線する様はなかなかの迫力。
現在の客車は国鉄時代に活躍した「12系客車」。平成12円にJR東日本から購入し装塗装をダークグリーンに替えて使用。そして平成24年の運行25周年記念に合わせて内外装をリニューアルされました。
筆者撮影
客車内は清掃が行き届いた快適な空間。シートは多少の古さを感じさせますが座り心地は申し分ありません。
筆者撮影
特に古さを感じさせたのが窓ですね。窓は半分ほど開閉しますがところどころ引っかかり子どもの力では開けづらそうな場面も。まぁこれもSL観光のあるあるでしょうか。
一応カーテン(日よけ)はありますが使用されることは少ないでしょう。
車内放送は案内役の秩父市出身の人気落語家「林家たい平」師匠が務めています。軽妙な語り口による沿線紹介は乗客を虜にします。実際に他の乗客の方も聞き入っていましたね。いや本当に素晴らしい案内でした。
SLの重厚な走行音や汽笛、優雅に流れる車窓を堪能するのがSL列車の醍醐味でしょう。
まとめ
結び
いかがでしたでしょうか。S-TRAINに乗車後にちょっとした秩父観光を堪能しましたが、1つでもみなさんの参考になるものがあれば幸いです。この後、「西武秩父駅前温泉 祭の湯」で温泉とサウナを堪能…という流れになります。
参考出典リンク集
秩父鉄道:https://www.chichibu-railway.co.jp/
SLパレオエクスプレス:https://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/
寳登山神社:http://www.hodosan-jinja.or.jp/
宝登山ロープウェイ:https://hodosan-ropeway.co.jp/
阿佐美冷蔵:http://asamireizou.blog.jp/