いつもご覧くださり、ありがとうございます。溝口将太です。
前回のブログ記事の続きになりますが、西武秩父からの帰路は西武鉄道の特急『ラビュー』に乗車しました。
特急『Laview』とも表記されますが、当ブログ記事では特急『ラビュー』とします。
奇しくもS-TRAINとの乗車比較ができたわけですが、この特急『ラビュー』は、正しい表現かわかりませんが“走るプリンスホテル”のような印象でした。
今回はそんな特急『ラビュー』のご紹介をさせていただきます。
鉄道での秩父観光はこれで決まりでしょ(笑)
乗車日
2022年5月22日(日)
乗車列車
特急『ラビュー』
西武秩父 19時24分発 池袋 行き
(2025年4月現在は、ちちぶ52号 池袋 行き)
西武秩父~池袋まで乗車
筆者撮影機材
OPPO Reno5 A
撮影は安全を最優先としています
更新履歴
2022年5月24日:当ブログ記事公開
2025年4月6日:2025年4月現在のダイヤ/運賃・料金を反映
2025年4月30日:可能な限り内容をブラッシュアップ
特急『ラビュー』とは 西武のフラッグシップ001系電車
出典:Wikipedia
最初に特急特急『ラビュー』(あるいは特急『Laview』表記)を簡単にご紹介します。
特急『ラビュー』は西武鉄道が保有する西武001系電車。2019年3月16日にデビュー。
「いままでに見たことのない新しい車両」をコンセプトに製造されたフラッグシップ車両です。
10000系電車の特急「レッドアロー号」から約25年ぶりの新型特急車両とのこと。
ラビュー(Laview)は愛称で、「贅沢(Luxury)なリビング(Living)ような空間」「矢(arrow)のような速達性」「大きな窓から移りゆく眺望(view)」から得られています。
弾丸のようなスタイルと実際に池袋~西武秩父を最速77分で結ぶことから”矢(arrow)のような速達性”に偽りはなく、”大きな窓から移りゆく眺望(view)”もしっかり具現化されています。
主な運用としては池袋線系統(池袋線・西武秩父線)の特急「ちちぶ」「むさし」として。
狭山線直通の臨時特急としてスタジアムエクスプレス「ドーム」としての運用もされています。
特急『ラビュー』の停車駅
ちちぶ号:池袋・所沢・入間市・飯能・横瀬・西武秩父
むさし号:池袋・所沢・入間市・飯能
ドーム号:池袋・所沢・西武球場前
ドーム号は不定期運行
よく見ると前面には貫通扉がありますが、これは地下鉄への乗り入れを考慮されているため。
私鉄の特急車両が地下鉄へ乗り入れている例としては、特急「ロマンスカー」の小田急線ー東京メトロ千代田線が挙げられます。
副都心線に直通して東横線・みなとみらい線へ…夢がありますね。
【乗車記】特急『ラビュー』に乗車 車内はプリンスホテルのような空間
筆者撮影
往路は横浜(実際は元町・中華街)から座席指定列車「S-TRAIN」に乗車しましたが、復路は特急『ラビュー』ちちぶ48号 池袋 行きに乗車。
(2025年4月現在は、ちちぶ52号 池袋 行き)
終点の池袋は副都心線ではなく西武線の池袋ですが、後半でご紹介する「東急線西武線まるごときっぷ」は西武線・東京メトロ副都心線は乗り降り自由なので問題ありません。
前面は大きさを感じさせないスマートなデザイン 球面形状と三次元曲面ガラスで存在感が際立つ
筆者撮影
特急『ラビュー』は19時過ぎの時点で西武秩父駅の特急専用ホームに停車していました。
実際に間近で見てみると前面が球面形状のデザインなので大きさを感じさせません。
むしろ他の車両よりも小さく見えます。
前面窓の三次元曲面ガラスも存在感を際立てています。
この形状の実現には相当ご苦労を重ねたと想像します。
筆者撮影
窓の大きさもにも目を奪われますが、ずっと気になっていたのは車内の黄色いシート。
思い切ったカラーだなぁと感じていましたが、おそらく「黄色い電車」のオマージュでしょう。
バックシェルを有しているわけではありませんが、包まれ感が得られそうなシートです。
車体そのものも素敵ですが「Laview 001」の表記も素敵ですね。
「00」は無限大を意味する「∞」も表しているそうです。
デッキは黄色一色でお出迎え 床は人工大理石を使用
筆者撮影
車内デッキに入り込むと大胆な黄色い空間がお出迎え。
最初は驚きました(笑)
床は人工大理石が使用されています。
オーバーな言い方だと“プリンスホテルのフロント”のようなイメージ。
人によってはもう少し落ち着いた空間が望ましいと感じるかもしれませんが、大胆に割り切ったこの空間も私は好きです。
パウダールームはもちろんトイレも“黄色一色”です(笑)。
トイレはちょっと落ち着かないかもしれませんね。
まぁ高級感はバッチリです。
客室はプリンスホテルのような空間 コンセントは“1シート1コンセント”を実現
デッキから客室内へ入り込みましょう。
筆者撮影
黄色一色だったデッキが、客室内はホテルのような落ち着いた空間に。
天井はドーム状で高く優しい照明。
デッキとのギャップを狙っているのでは?と思えるほど優雅な空間が迎えてくれます。
シートはオーソドックスな2:2配置。他社線の基本的な特急車両と変わらず。
筆者撮影
私が座ったシートは“ちちぶ48号 8号車 9A席”という、西武秩父⇒飯能では一番後ろ、飯能⇒池袋では先頭車両に当たる号車です。
シートの座り心地の第一印象は“上質なソファー”。
適度な硬さを残しつつ身体全体を優しく包みフィットしてくれるこの感覚は、「1時間少々の列車旅で終わらせたくない」と感じさせるには十分なものでした。
そして反対側のシートを拝借してリクライニング角度を調べてみましたが、クルマでいうサイドサポートの部分まで一体可動。
どの角度でも身体が包まれているようなフィット感を維持できます。
フットレストはありませんがヘッドレストが可動式になっています。
どのような姿勢でも快適に乗車できるシートですね。
筆者撮影
アームレストにはサイドテーブルが備わっています。簡単な食事やおやつを置くにはちょうどいいですね。
背面テーブルももちろん装備。
造りもしっかりしているので、ノートパソコンを置いての作業も問題ありません。
筆者撮影
コンセントはシートの間に設置。2口あるので“1シート1コンセント”が実現できています。
もちろん2名が同時にコンセントを利用できます。
コンセントの位置が最適化されているので邪魔になることもないでしょう。
縦1350mm×横1580mmの大型ガラスに流れる景色を望みながらの作業はまた格別でした。
まぁ…私が乗車した時間は日が暮れていましたが(笑)
筆者撮影
気になるシートピッチは1070㎜を確保。実際にはもっと広く感じます。
ドリンクホルダーも完備。
床のカーペットも上質でフットレストがないことを気にさせません。
筆者撮影
シートの向きは飯能⇒池袋に合わせてあるので西武秩父⇒飯能は逆向きに走行します。
足元のレバーを踏みながらシートの向きを変えることができます。
シートの向きを変える時は周囲の乗客への配慮をお願いします。
筆者撮影
私がプリンスホテルのようだと感じたのは全体的な客室空間の雰囲気で得ていたのですが、一番はこのカーテンでした。
ホテルの客室にあるようなカーテンです。触り心地はとても滑らか。
カーテンを閉めても上質な空間はそのまま維持されます。
荷物棚も上質です。
端には優しい照明が直線状に設置されています。
筆者撮影
客室端のシートはこのような感じ。場合によっては“ハズレ席”候補かもしれません。
デジタルサイネージは大きくて見やすい液晶を採用しています。
乗車の感想・総括はまとめで記したいと思います。
【Wi-Fi速度】Wi-Fi環境ももちろん完備
筆者による測定結果
そしてWi-Fiももちろん完備。通信速度は「S-TRAIN」とさほど変わらないですね。
快適に動画視聴や作業ができる環境と言えそうです。
持参すると便利なガジェットアイテムの紹介
参考までに私が車内で使用しているガジェット類をご紹介します。
これらがあれば充電に困ることはないというアイテムです。
【CIO】Novaport DUOII 67W
非常にコンパクトなUSB充電器。
Type-Cが2ポートで同時充電時は最高65W出力。単一充電は最高67W出力。
デバイスに応じて最適な電力を自動で振り分けてくれます。
【Anker】Anker Nano II 65W
1つはバッグに忍ばせおきたいもはや定番のUSB充電器。
程よい重さと手に馴染む質感はさすがの造り。
【CIO】スパイラルケーブル CtoC (Type-C/USB-C) 最大240W出力に対応
全体がマグネットになっている面白いケーブル。バンド要らずで綺麗に収納できます。
USB PD(USB Power Delivery)で最大240W出力に対応。
100W出力を超える高出力充電器とセットにどうぞ。
【Anker】PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル 最大100W出力に対応
シリコン素材の絡みにくいケーブル。結束バンド付きなのでコンパクトにまとめられます。
USB PD(USB Power Delivery)で最大100W出力に対応。
下でご紹介しているコンパクトポーチとの相性も抜群です。
【KU XIU】Qi2認証済み ワイヤレス3in1充電器
最近購入した外出用の3in1ワイヤレス充電器。
iPhone・Apple Watch・AirPodsを同時充電できます。
「KU XIU」はオーストラリアのシドニーに拠点を置くメーカー。
「X40Q」はQi2認証済み。iPhoneやAndroidスマホを15W出力のワイヤレス充電が可能です。
素材はアルミ合金製でしっかりとした造り。
スタンドにもなるので手元が解放されたり、作業効率もアップしています。
【Anker】コンパクトポーチ ピカチュウモデル
上記でご紹介したアイテムをすべて収納して持ち歩いています。
ピカチュウモデルがお気に入り(笑)
〚CIO〛NovaPort TRIOⅡ 140W
もし、『S-TRAIN』でノートPCやiPhone・スマホ等を1つのコンセントで同時充電したいのであればこちらを検討してみてください。
USB-C単ポート最大出力140Wを実現しています。
もちろんCIO製品なので、端末に自動で出力を調整して充電が可能な急速充電器となってます。
端末によってどのポートを使うか迷うことがないので、ストレスが大幅に軽減されます。
実際に私も購入しており、必要があれば持ち運びもしています。
MacBookをお使いの方にもオススメです。
次のページでは特急券を購入できるチケットレスサービスと特急料金を記載。
お得に移動できる「東急線西武線まるごときっぷ」もご紹介。