いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。
久々に京急の座席指定列車「イブニング・ウィング号」に乗車してきました。特に目新しい内容ではないのですが、やはりチケットレスサービスは便利だという点と、せっかくなのでちょっとした動画もアップしましたのでご紹介したいと思います。
この列車の目玉は何といっても横浜を通過するところでしょう。
「ウィング号」とは? ウィングサービスとして発展
今でこそ私鉄各社に座席指定サービスや通勤ライナー・ホームライナーに相当する列車が運行されるようになりましたが、イブニング・ウィング号の歴史は1992年4月16日に運行を開始した「京急ウィング号」にまで遡ります。
当時は座席指定ではなく着席整理券という形で券売機でのみ発売されていましたが、今ではインターネット(後述)でも購入が可能な座席指定制となり、ウィング号はウィングサービスとして「モーニング・ウィング号」「イブニング・ウィング号」そして一部の2100形快特の座席指定車両「ウィング・シート」を提供するにまで至ります。
ウィングサービスについてはこちらをどうぞ。
使用車両は京急2100形
ウィングサービスに充当される車両は2021年6月現在すべて2100形です(モーニング・ウィング3号は1000形1890番台を連結)。
イブニング・ウィング号の運行区間は品川ー三崎口(一部は京急久里浜止まりで三崎口行き列車に接続)。三崎口まで乗り通すと1時間20分弱を要するので日中の快特ほど速い(早い)わけではありません。
座席は京急伝統の2ドアクロスシートですが乗客による向きの変更はできません。
チケットレスサービスでラクラク購入
ウィング号に乗車するためには座席指定券「Wing Ticket」の購入が必要です。券売機でも購入はできますが私はアプリからの購入をお勧めします。京急線アプリのインストールはこちらからそうぞ。
スマホにインストールしているアプリを開き、①画面下の「ウィング号 空車情報」をタップすると②「KQuick」にリンクします。
KQuickはウィングサービス全般のチケットレスサービスです。ご利用には会員登録・クレジットカード情報の登録が必要です。KQuickの会員登録はこちらからどうぞ。
利用したいウィング号を選択。③と④の画面で多少は自由に座席を選択できます。この機能は券売機発売ではありません。座席は1度に4枚まで購入可能です。
一度登録しておけば⑤の画面のようにいつでも簡単に購入できます。
購入後はすぐに⑥のようなメールが届きます。Wing Ticketは1枚300円です。慣れていればここまでの作業に1分かかりません。
購入が完了すれば⑦ような画面になるので、品川駅3番線ホームに停車しているウィング号に向かい、4号車と8号車のドアの前で待機している駅員さんにQRコードを提示すれば乗車できます。
座席はクロスシートを1人で利用
コロナ禍の影響で通勤スタイルが激変する中、ウィング号にもその影響は表れているようです。
コロナ感染対策の一環も含まれていると思いますが、結果としてクロスシートを1人で利用できるようになっています。もちろん2枚同時購入をすれば隣同士で座れますが、1人で移動する際は2人席を実質1人で利用できます。
私が利用したのは8号車10Dという座席でした。周囲を見渡すと各クロスシートを1人で利用している状況でしたがあえて補助席を利用している人も。
長時間乗車ではありませんが、ラッシュ時間帯にクロスシートに座り優雅に移動できるのは気持ちがいいですね。追加料金300円の価値はあると思います。
次ページではようやく出発。横浜通過の動画も掲載してあります。