このページでは新型『SL型 フォレスター Premium S:HEV EX』のエクステリアとインテリアをご紹介します。
メーカーオプションコード:CJの装着を前提としているのでご注意ください。
メーカーオプションコード:CJ=2025年4月現在では“全部乗せ”
『フォレスター Premium S:HEV EX』のエクステリア
筆者撮影
クロストレック同様に先代よりもさらにタフギア感を増してきた印象ですね。
ボディ下部を覆うようなクラッディングはフォレスターの世界観を表現しながらもボディ保護の機能性も併せ持たせています。
リアの灯火類も洗練されてきましたね。
マフラーは1本出しのようです。
筆者撮影
今回のフォレスターは本当に意欲的で、ボディカラーの設定に2トーンが設定されています。
フロントグリルが一瞬「ヘキサゴングリル」かどうかわからない新しい表情をづくりあげています。
フロントの灯火類も従来より複雑な形状です。
タイヤ・ホイールについては後半で深掘りしていますが、かなり攻めてます(笑)
SL型フォレスターも最近のスバル車同様に空力を意識した「エアロダイナミクス」に基づく考えを反映させています。
フロントのブリスターフェンダーにはエアダクト。清流効果とホイールハウスの熱こもりを防ぎます。
ただし、クロストレックに見られた空力テクスチャーは見受けられません。
『フォレスター Premium S:HEV EX』のインテリア
続いてインテリアです。
グレードやメーカーオプションの有無で素材・印象が変わるので注意してください。
フロントインテリア
インパネ周り
筆者撮影
インパネの見せ方は非常に上手いと感じました。
というのも、手で触れてみるとハードプラの割合が意外と大きく、助手席のダッシュボード部分も触ってみるとハードプラでした。
使われている素材そのものは「レヴォーグ」「レイバック」「WRX S4」が上質です。
ステアリングホイールは“高触感革の本革巻”とありますが、これも前車の方がよりしっとりした触り心地です。
インプレッサ/クロストレックよりは格段にいいです。
ステアリングヒーターは全車標準されています。
縦長のセンターディスプレイや液晶メーターは他のスバル車と同様のサイズが採用されています。
なぜかペダルがゴム製。アルミペダルはディーラーオプションで設定されています。
ちょっとよくわからないです…。
筆者撮影
“スマートリアビューミラー”が全車標準装備。
エアコンのルーバーはレヴォーグなどの意識高い系ではなくシンプルなものになっています。
フォレスターならではの“伸びるサンバイザー”も継続採用されています。
ETC2.0やワイヤレス充電が標準装備
筆者撮影
センターコンソールボックス内に“ETC2.0ユニット”が全車標準装備されています。
なぜここに?とも思いましたが…。
さらに『Premium(EX含む)』『SPORT(EX含む)』には“ワイヤレス充電(Qi規格)”が標準装備。
ちょっと残念なのはQi2規格ではない点。あくまでQi規格なので7.5Wのワイヤレス充電に留まるでしょう。
余談ですがQiは「チー」と読みます。中国語で「気」「見えない力」を意味するそうです。
DC12V/120Wの電源ソケットがドリンクホルダー横にあります。
フロントシートの背もたれの形状が左右非対称 それは真面目なスバルらしい理由
筆者撮影
シートはメーカーオプションの本革シート(ナッパレザー/ウルトラスエード®)。
カラーはブラウンです。
ベンチレーション機能まである素晴らしいシートです。
シートレールがインプレッサ/クロストレック同様、ブラケットを介さずボディ直付け。
取り付け部の剛性と振動に対する収束性を向上させ、結果的に乗り心地が向上。
今後のスバル車のスタンダードでしょうね。
実はフロントシートの背もたれの形状は左右非対称になっています。
具体的には運転席・助手席の内側(コンソールボックス側)の張り出しが小さくなっています。
どうやらリアシートのコミュニケーションを重要視。
例えば、子どもをリアシートに座らせていると気になりますよね。そんな時に後ろを振り返りやすい形状としたそうです。
ドアトリム
筆者撮影
ドアパネルの見せ方も上手です。
なお、ドアパネルの素材構成とカラーは『本革シート(ブラウンカラー)』選択時なのでご注意ください。
トリムアッパーはソフトパッド。ブロンズカラーの部分が合成皮革の表皮巻です。
ミッドはブランノーブ素材で非常に触り心地がいいです。アンダーはハードプラです。
ドアアームレストはインプレッサ/クロストレックより上質な表皮巻ですが、レイバックには劣ります。
インナードアハンドル周りはピアノブラック加飾パネルで質感を高めています。
シートメモリーは2パターン記憶可能。これが地味に便利です。
パワーウインドウスイッチをよく見ると、ワンタッチオートなのはフロントだけ。
なぜそこをケチる?と思いました。
スピーカーにはメーカーオプションの「ハーマンカードン」でした。
ドアヒンジはプレス製です。
リアインテリア
リアシート
筆者撮影
リアシートも非常に上質なつくりです。
「クロストレック」はリアシートのリクライニングできませんが、フォレスターはリクライニング可能です。
ただリクライニング操作が“紐”なのがちょっと残念。「レヴォーグ」「レイバック」はレバー式です。
まぁよく見るとレバーが欲しい部分にダクトのようなものがるので、バッテリーを冷やすことを優先させたのかなと想像しています。
筆者撮影
定番のカップホルダー付きのセンターアームレスト。
そして6:4の分割可倒式となっています。なぜ4:2:4にしないのか本当にわかりません。
理由を知っている方…教えてください。。。
リアスペース
筆者撮影
身長172㎝の私が適切なドライビングポジションに合わせた状態のスペースがこちら。
広いですね。不満に感じることはないと思います。
リアシートにもシートヒーターが装備。
そしてレジスター(エアコンの吹き出し口)も嬉しい装備ですよね。
USB電源ポート(Type-A/Type-C)があります。
ガジェットアイテムを使えば後席もワイヤレス充電にすることも可能です。
ドアトリム
筆者撮影
デザインはフロントと共通ながら敢えて連続性を持たせていません。
フロント同様、ドアパネルの素材構成とカラーは『本革シート(ブラウンカラー)』選択時なのでご注意ください。
トリムアッパーはフロントと異なりハードプラ。ブロンズカラーの部分が合成皮革の表皮巻です。
ミッドはブランノーブ素材で非常に触り心地がいいです。アンダーはハードプラです。
ドアアームレストはインプレッサ/クロストレックより上質な表皮巻ですが、レイバックには劣ります。
インナードアハンドル周りはハードプラ。
せっかくならピアノブラック加飾パネルにしてほしかったですね。
そしてやはりパワーウインドウスイッチがワンタッチオートではありません。
万一の横からの衝突ダメージを軽減する“リアドアキャッチャー”は継続されています。
ラゲッジスペース
ラゲッジスペース容量
筆者撮影
荷室容量はサブトランク含めて484Lを確保。サブトランクにはマルチボックスタイプでちょっとした物入に。
『SPORT(EXを含む)』は512Lですが、この差はラゲッジスペース下に積まれているバッテリーですね。
もちろんラゲッジスペースからリアシートを倒すことも可能。
サイドフックも装着されています。
アクセサリーコンセントはメーカーオプション
筆者撮影
そしてハイブリッドモデルならではの“アクセサリーコンセント”はラゲッジスペースに設置。
AC100Vを供給し、1500Wまでなら複数の電気製品を同時に使えます。
アウトドアや万一の災害時に重宝するでしょう。
ただし、アクセサリーコンセントは『Premium(EX含む)』のみのメーカーオプション扱いとなっています。
キック式パワーリアゲートが標準装備(『X-BREAK S:HEV』を除く)
画像を撮り忘れてしまいましたが、パワーリアゲートが標準装備されています。
しかもキーを携帯時にリアバンパー下で足を動かすと自動でオープンする仕様になっています。
雪の上で片足になると滑って危ないからという理由で採用を見送っていたような…(笑)
次のページでは『Premium S:HEV EX』のスペックとセルフ見積りの結果を掲載します。
正直ビビりました(笑)