【エクステリア】デザインは従来モデルと大差なし ホイールデザインとブレーキに違い
『クロストレック S:HEV』はエクステリアデザインに大きな違いはありませんが、パッと見ではホイールデザインは大きく変えている印象です。
〚全体のエクステリア〛
筆者撮影
パッと見では従来のクロストレックとの違いには気が付かないでしょう。
筆者撮影
フロントのブリスターフェンダーに設けられているエアアウトレット(空力テクスチャーあり)とバンパー両サイドにもエアアウトレットが設けられているのも従来と同様です。
ただしe-BOXERのロゴバッジはデザインが少しだけ変わっていました。
〚装着タイヤ・ホイール・ブレーキ〛
筆者撮影
装着タイヤは今までのクロストレックやレイバックと同じ銘柄・スペックになります。
タイヤサイズ:225/55R18 98V
タイヤ銘柄:ファルケン「ZIEX ZE001A A/S」 オールシーズンタイヤ
PCD(mm):114.3
※スノーフレークマークはないので冬用タイヤ規制では走行不可
ホイールは専用デザインでダークメタリック塗装と切削光輝の組み合わせ。よく見ると4本スポークになっていますね。
ブレーキ類も回生ブレーキなどの兼ね合いで専用品だと思われます。
【インテリア】ブラックトリムとブレイズガンメタリック塗装パネルで質感アップ
インテリアにも形状そのものは大きな変化は違いはありませんが、コクピット各所をブラックトリムとブレイズガンメタリック塗装パネル質感を挙げています。
インパネ構成の材質に違いは見受けられません。
簡単にご紹介します。
〚フロントインテリア〛
筆者撮影
展示車はシートはメーカーオプションの本革シート仕様となっています。デフォルトではファブリックシートですが好みは分かれるところでしょう。
筆者撮影
従来のグレーカラーの内装は少し安っぽいと感じていましたが、今回は引き締まった印象で見た目質感の底上げを図っています。
筆者撮影
ここで残念というか当然とも思えるポイントを1つ。
ステアリングは円形本革巻ステアリングホイールを継続採用していますが、レイバックなどのようなD字型高触感革ステアリングホイールではありません。どうしてもゴワついた手触りに感じてしまいます。
マニュアル変速が可能なのかパドルシフトが装着されています。もちろんステアリングヒーターもあります。
12.3インチフル液晶メーターは「Premium S:HEV EX」標準装備です。
筆者撮影
ドアパネルの素材もほとんど変わりません。
本革シート選択だとドアトリムの一部がグレー色になるようです(ファブリックシートはブラック)。
トリムの一部に合成皮革が張られていますが…やはり安っぽい。特にドアアームレストの合成皮革は恐ろしいほど。改善を望みたいですね。
〚リアインテリア〛
筆者撮影
リアインテリアにも大きな違いはありません。中央にエアコン吹き出し口も変わらずありません。
シートも変わらず6:4分割可倒式。
撮影を忘れていましたが、リアシート中央にはドリンクホルダー兼アームレストが格納されています。
〚ラゲッジスペース〛アンダースペースにバッテリー搭載もシートを倒してもほぼフラットに
筆者撮影
ラゲッジスペースはご覧の通り。リチウムイオンバッテリーがラゲッジフロア下に格納されているのでアンダースペースはほとんどありません。
それでもリアシートを倒すとほぼフラットになるのは流石ですね。
筆者撮影
メーカーオプションの「アクセサリーコンセント」はラゲッジルームで使用できます。運転席右下にスイッチがありましたね。
これは装着必須と言えます。災害時の助けになる可能性大です。
〚室内灯〛すべて白熱球でちと安っぽい
筆者撮影
室内灯はすべて白熱球のオレンジ色にホワッと光るタイプでした。ちょっと安っぽいですよね…。
【エンジンルーム】PCUを水平対向エンジン上部に配置変更
エンジンルームを開けるとこれまで見たことのない光景が現れます。鉛バッテリーは1つですね(笑)
ボンネットは「つっかえ棒」でした。
出典:スバル/筆者撮影
PCU(パワーコントロールユニット)が水平対向エンジン上部に配置変更されています。今のところスバル製ターボハイブリッドは考えていないようですね。
THSを活用しているということはエアコン作動もエンジンとは独立した電動コンプレッサーです。
つまりエンジンを切った状態でもエアコンは機能します。
エンジンに頼らない(厳密にはバッテリー充電の兼ね合いはありますが)ので、従来のe-BOXER(マイルドハイブリッド)と比較すると燃費効率に大きな差が生じるでしょう。
次のページでは『クロストレック S:HEV』のスペックをまとめています。
参考までに従来のe-BOXER(マイルドハイブリッド)のスペックも掲載しています。比較用にどうぞ。