鉄道記事

グリーンライン6両化へ 延伸計画もおさらい

2021年8月11日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

私の地元にも駅がある『横浜市営地下鉄グリーンライン』。JR横浜線の中山駅と東急東横線の日吉駅を結ぶ地下鉄ですが、ちょっと動きがあるようです。今回は横浜市営地下鉄グリーンラインを取り上げたいと思います。

横浜市営地下鉄グリーンラインとは

開業当初のグリーンライン 出典:Wikipedia

横浜市営地下鉄グリーンライン(以下:グリーンライン)は2008年3月30日に開業した横浜市営地下鉄の鉄道路線です。路線区間は横浜市緑区の中山駅から同市港北区の日吉駅を結び、中山ー日吉は13.1㎞とされています。

接続路線はJR横浜線(中山)、横浜市営地下鉄ブルーライン(センター南・センター北)、東急東横線・目黒線(日吉)です。日吉駅では2022年度下期に『東急新横浜線』が開業予定です。

緑の実線がグリーンライン。破線は計画線 出典:Wikipedia

しかしグリーンラインの鉄道計画自体は「横浜環状鉄道」の一部であり、延伸計画(後述)が本当に実現するならば「部分開業状態」とも言える路線です。だから微妙かつ中途半端な区間なんですね(笑)

昔から…それこそ私が小学生の頃から「葛が谷(現:都筑ふれあいの丘)に駅ができる」という噂はあったので、何十年も前から計画されていたことがわかります。

開業当社は4両15編成で運行されていましたが、利用者増加に伴い2編成増備させ現在は4両17編成で構成されています。そしてさらなる輸送力アップのために10編成を6両化するとしています

グリーンラインが6両編成で運行に

4両編成のグリーンライン 出典:横浜市

2021年4月9日。横浜市はグリーンライン6両化について正式発表を行いました。

平成19年度の開業以降、お客様が堅調に増加してきたグリーンラインについては、新型コロナウィルス感染症の影響により、現時点では大幅なご利用減が生じていますが、将来的な乗車人員の回復に備えるとともに沿線のまちづくりの観点からも、引き続き6両化に向けた駅ホームの延伸工事や車両基地の改良工事などを進め、令和3年度末には駅ホーム及び車両基地の6両化対応が完了します。令和4年夏ごろから順次6両化車両を導入する予定です。

引用:横浜市交通局

先ほども述べましたが、内容としては全17編成中10編成を2両増結、6両編成化するというものです。

  • 車両は他路線と比較するとコンパクト

筆者撮影

元々車両そのものがコンパクトに設計されいます。車両寸法は全長16,100mm(中間車は15,500mm)・全幅2,490mm・全高3,105㎜。都営大江戸線とほとんど同サイズと言えます。

同じ横浜市が運営する地下鉄「ブルーライン」の車両寸法が全長18,040mm・全幅2,760mm・全高3,525mmなので、一目見ただけでその小ささを実感できます。

出典:Wikipedia

車内も決して広いものではありません。広くはないのですが中山ー日吉を乗り通しても約21分。私が利用する限りではラッシュ時の混雑も耐えられないというほどではありません。

中山ー日吉を乗り通して通勤・通学するという方も割合としては少ないでしょう。ですのでグリーンラインの6両化は正常進化と言えると同時に今後の沿線の価値を高める街づくりへの一助になる…程度の認識でいいと思います。

都筑ふれあいの丘駅の工事進捗状況 2022年2月25日に筆者撮影

グリーンラインの6両編成での運行は2022年9月下旬からスタートするとしています。

 

次のページでは延伸計画を見てみましょう。

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溝口将太(みぞしょー)

『モビリティで人は幸せになれる』と信じている男が道路を60万キロ以上走り、サウナの素晴らしさに目覚める。 「移動とサウナを軸にしたブログを運営してみたい」という動機で当ブログを開設。 愛車BRZのカスタムやドライブ、鉄道乗車記、サ活など実際の費用を掲載した雑記ブログを展開。 お小遣い稼ぎのため、愛車GROMで工夫しながらフードデリバリーも稼働中。最近は効率的でコスパに優れた「パーク&ライド」を見つけることに情熱を注ぐ。

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