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【クルマ紹介】スバル初のグローバルSUV EV 新型『ソルテラ』がワールドプレミア

2021年11月16日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

2021年11月11日、スバルよりグローバルSUV EVとして新型EV『ソルテラ』が世界初公開されました。

「ソルテラ」はトヨタ自動車と共同開発された電気自動車(BEV)で、トヨタ「bZ4X」とは姉妹モデルにあたります。

そのため基本的な設計や内装の多くがGR86/BRZの関係と同様に共通なものになっています。

ラテン語で太陽を意味する「ソル」と地球・大地を表す「テラ」を組み合わせた『ソルテラ』。

今回は発表された内容を元に今後の期待も込めてまとめてみたいと思います。

スバル新型『ソルテラ』世界初公開 EVでキャンプに行く時代もすぐ?

まずはスバル公式のプレゼンテーションをご覧ください。私はワクワクしました。

出典:YouTube/SUBARU On-Tube

映像を見た限りでは期待の1台だと思いました。同時に私が頭の中で想像したのはこの悪路走破性能を活かしてキャンプに出掛けること。

確かにキャンプ場で充電ができるのか…という疑問は残るのですが、テレワークが当たり前となった今、EVで自然溢れる場所へと出掛け、パソコンを持ち出し、自然に囲まれながら作業をする…そんな働き方が生まれてもいいのではないかと感じました。

まぁそれはBEVである必要はないのかもしれませんが、今後のクルマはコネクティッドサービス実装が当たり前になるので、従来の所有意識からまた違ったものになる可能性は高いでしょう。

ソルテラの基本スペック

最初に新型「ソルテラ」の基本スペックを見てみましょう。

基本的には新型「bZ4X」と同数値とのことですが、装着タイヤに違いがあるらしいので、もしかすると走行フィーリングや航続距離には違いが生じるかもしれません。

車両概要

出典:スバル

車両概要
車名 ソルテラ
動力 BEV
電池種類 リチウムイオンバッテリー
駆動方式 FWD(前輪駆動)/AWD(常時四輪駆動)
トランスミッション なし
車両価格(税込) 不明 補助金等を活用すれば400万円台?
発売時期 2022年6月頃 納車時期は夏頃?

以前のブログ『スバル 新型ソルテラの特設サイトが公開』ではAWDと2WDがラインアップされるのではと予想しましたが、やはりAWDだけでなく2WDも設定されました。ただし後輪駆動ではなく前輪駆動(FWD)ということになります。

個人的には後輪駆動(RWD)の方がBEVとしてのメリットを引き出せるのではないかと思いましたが、前にモーターを配置することで日常使いにおける直進安定性や過激にならない扱いやすさを重要視しているのかもしれませんね。

発売時期は2022年年央としているので6月頃と予想しています。

車両サイズなど

車両寸法
全長×全幅×全高(mm) 4690×1860×1650
室内長×室内幅×室内高(mm) 1940×1515×1160
ホイールベース(mm) 2850
トレッド[前/後](mm) 不明
最低地上高(mm) 210
最小回転半径(m) 5.7
車両重量(kg FWD:1930kg AWD:2020kg
乗車定員(名) 5
車両総重量(kg FWD:2205kg AWD:2295kg
タイヤ・ホイールサイズ FWD:235/60R18 AWD:235/60R18・235/50R20
タイヤ銘柄 ダンロップ (bZ4Xはブリヂストン)

他のスバル車で最も近いサイズは「フォレスター」でしょうか。

参考までにフォレスターのサイズは全長4625×全幅1815×全高1715㎜、最低地上高は220㎜(数値は全てフォレスターAdvance)。

フォレスターと比較するとソルテラはワイド&ロースタイルであることがわかります。

タイヤ・ホイールサイズはAWDで2サイズの記載があることからAWDは2グレード設定される可能性があります。

もしかすると上位グレードはモーターの出力特性をスポーツ寄りに振っている可能性もありますね。

意外なのはホイールサイズ20インチが存在すること。日常の速度域が高い欧州車では19インチや20インチはSUVでも当たり前のように採用されていますが、当然ホイールサイズが大きくなれば乗り心地は硬くなり、出来の悪いクルマだと振動が抑えきれずポンポン跳ねる(オーバーな言い方ですが)傾向にもあります。

18インチと20インチの違いはもちろん、20インチに対して走行性能にどう磨きがかけられているのかも注目です。

ホイールベースやオーバーハングの部分は後述しますが、ソルテラの最小回転半径が5.7mなのでこれはフォレスターの5.5mを上回ります。つまりクルマ全体の小回りはフォレスターに分があるということですね。

バッテリー性能

画像はbZ4Xのもの 出典:トヨタ自動車

バッテリー性能
電池種類 リチウムイオンバッテリー
総電圧(V) 355
総電力量(kWh) 71.4

車体キャビン下にバッテリーが搭載されていますが、このバッテリーも骨格の一部として機能させることで低重心化に加え高いボディ強度・剛性を実現させています。EV専用のプラットフォームとして開発されている証拠でしょう。

これを見て私は『機動戦士ガンダムF91』の「MCA構造」や「サイコフレーム」などを思い出しました(笑)

あっちはもっと高度なことをやっていますが…。

ガンダムはともかくとして…ソルテラは車両重量が1900kg以上あるので、GR86/BRZのような軽さが武器のキビキビとした走りは感じにくいかもしれませんが、重厚かつ安定感のあるロールを極力感じさせない走りは期待できそうです。

モーター性能

AWDはフロントに加えリアにもモーターを搭載 出典:スバル

モーター性能
モーター種類 交流同期電動機
フロントモーター最大出力(kW) FWD:150 AWD:80
リアモーター最大出力(kW) FWD:なし AWD:80
システム最大出力(kW) FWD:150 AWD:160
FWD最高出力(PS) 203.9
AWD最高出力(PS) 217.5
0-100㎞/hの加速性能(秒) FWD:8.4 AWD:7.7  bZ4X公開資料より抜粋

馬力換算するとシステム最大出力はFWDは203.9PS/AWDは217.5PSです(馬力=キロワット×1.3596で計算)。

「bZ4X」では上位モデルが最高出力244ps、最大トルク34kg-m(約333N・m)というメディア記載もあるので、正確な数値についてはさらなる情報公開を待つということになります。

いずれにしろBEVの特性を活かした低速域・低回転域から最大トルクを発揮するでしょう。

しかしスポーツカークラスというよりも扱いやすさを重視した範囲内でのセッティングだと思われます。

充電性能

出典:スバル

充電性能
普通充電 AC充電器最大出力(kW) 6.6
急速充電 DC充電器最大出力(kW) 150(最大値)

急速充電は30分で80%を充電できるスペック。充電ポートは普通充電が運転席側、急速充電が助手席側です。

残念ながらポートリッドは電動式ではなくプッシュ式です。

普通充電性能が6.6kWなので高出力普通充電器が使用可能です。

航続距離

航続距離(メディアへの発表数値)
航続距離(WLTCモード) FWD:530キロ前後/AWD:460キロ前後

気になる航続距離はご覧の通りです。

参考までに東名高速の東京ICー名古屋ICの距離が約315キロなので東京ー名古屋のドライブはさほど心配なく走破できそうです。

途中で充電休憩を挟めば余裕ですね。

東京ー大阪も適度な充電・休憩を挟んで走ればそれほど不自由なくドライブできるでしょう。いずれチャレンジするであろうYouTuberに期待しましょう(笑)

 

次のページでは新型「ソルテラ」のエクステリア・インテリアを見てみます。

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溝口将太(みぞしょー)

『モビリティで人は幸せになれる』と信じている男が道路を60万キロ以上走り、サウナの素晴らしさに目覚める。 「移動とサウナを軸にしたブログを運営してみたい」という動機で当ブログを開設。 愛車BRZのカスタムやドライブ、鉄道乗車記、サ活など実際の費用を掲載した雑記ブログを展開。 お小遣い稼ぎのため、愛車GROMで工夫しながらフードデリバリーも稼働中。最近は効率的でコスパに優れた「パーク&ライド」を見つけることに情熱を注ぐ。

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