鉄道乗車記

秋の行楽に 特急「リバティ会津」をちょっとだけお得に利用する方法

2021年10月21日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

東武線・浅草から会津鉄道・会津田島を結ぶ特急「リバティ会津」。ダイヤにより所要時間は若干異なりますが乗車時間は3時間を超えます。これは私の知る限りでは私鉄特急としては最長の乗車時間を誇る特急列車です。

ただし東武鉄道単体としてではなく、直通先の「野岩鉄道」「会津鉄道」を含めた乗車時間です。素直に浅草ー会津田島を特急「リバティ会津」で移動すると運賃/特急料金は3,300円/2,160円。

特にフリー切符などの利用がなければ片道5,460円という計算になるのですが、今回のブログではちょっとした工夫で片道690円の節約が可能なのでその方法をお伝えします。

秋の行楽の一助になれば幸いです。

特急「リバティ会津」

2017年4月21日に運行を開始した特急「リバティ会津」は浅草ー会津田島を1日4往復で設定されています。乗車時間は最大約3時間30分。

出典:会津鉄道

車両は東武鉄道最新の「500系」電車。「リバティ」は愛称で下今市から会津田島までは必ず3両編成での運転です。

出典:東武鉄道

座席は2+2配列で全席にコンセントが設置されています。シートピッチは1000㎜を確保。同じ東武線の特急「スペーシア」は1100㎜なので数字上は狭く感じますが、前席の下まで足を伸ばせるので窮屈感はありません(あちらはフットレストを備えていますが…)。

2号車と5号車には車椅子対応座席が1席ずつ設けられています。

特急「リバティ」は特急「スペーシア」と比較して(個人的には)総合的な快適性は劣るとは思いますが、「スペーシア」にはないコンセント(個室には設置)が完備されているので3時間越えの移動中もパソコンで作業する分には特に不満はないでしょう。

会津高原尾瀬口にて筆者撮影

ただし、私は会津高原尾瀬口まで乗車してみましたがWi-Fiの接続環境は不安定です。

  • 赤丸はリクライニングスイッチ

コンセントはリクライニングスイッチの横に設置 筆者撮影

特急「リバティ」はビジネスユースも想定されているのでパソコン作業等も考慮されていますが、コンセントの設置個所が若干不便に感じるかもしれません。

実は2号車と5号車の車椅子対応座席はシートではなく側壁にコンセントが設置されているので、他の座席よりもコンセント類が邪魔になりにくいのですが、やはり車いす対応座席なのでなるべく他の座席の利用をお願いしたいところです。

下今市から先は特急料金が不要 これを利用してお得に移動

ここからが本題です。

特急「リバティ会津」を含む特急「リバティ」は下今市ー会津田島の間は特急券不要、つまり乗車券のみで利用できる「乗り得列車」に化けます。特急「スペーシア」及びJR直通特急は対象外です。

浅草から見て下今市以遠、東武線内の特急料金が1,470円で統一されているのはこのためです。上り線は会津田島ー下今市において特急券不要で乗車することができます。

新藤原以降も特急料金が記載されている

出典:東武鉄道

しかしホームページを見る限り特急「リバティ会津」は、東武線の分界駅である新藤原から先の「野岩鉄道」「会津鉄道」においても特急料金の設定が認められます。

しかも料金は段階的に上がっている…普通に考えると新藤原までの特急料金の記載でいいはずですが、その先も特急料金が発生しているのはなぜでしょうか。

その答えは次のページにあります。

特急「リバティ」運賃表はコチラ

ちなみに野岩鉄道・会津鉄道共に全駅に停車するわけではなく、いくつかの通過駅が設けられているので事前にチェックしておくといいでしょう。同一の駅でも停車する列車もあれば通過する列車もあるので要注意です。

 

次のページでは野岩鉄道・会津鉄道区間の特急料金発生の理由ともう一つの乗り得列車をおまけ要素としてお伝えします。

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溝口将太(みぞしょー)

『モビリティで人は幸せになれる』と信じている男が道路を60万キロ以上走り、サウナの素晴らしさに目覚める。 「移動とサウナを軸にしたブログを運営してみたい」という動機で当ブログを開設。 愛車BRZのカスタムやドライブ、鉄道乗車記、サ活など実際の費用を掲載した雑記ブログを展開。 お小遣い稼ぎのため、愛車GROMで工夫しながらフードデリバリーも稼働中。最近は効率的でコスパに優れた「パーク&ライド」を見つけることに情熱を注ぐ。

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