交通安全・交通情報・法律

大雪の翌日の首都高 霞が関と八重洲の両ランプは閉鎖される可能性が低い?

スポンサーリンク

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

今回のブログは大雪の翌日の首都高について書きたいと思います。

2022年1月6日、東京23区では4年ぶりの大雪警報が発せられ、鉄道・道路網などの交通は大きく混乱しました。帰宅命令が出たり予想以上の大雪で1日の予定が大きくズレ込んでしまった方も多いでしょう。

翌日1月7日は天候こそ回復しましたが気温が上がらず路面凍結が目立ち、首都高が完全に規制を解除するのは夜21時ごろでノーマルタイヤでの走行は禁止。それでも路面凍結の影響で神田橋入口(内回り)の閉鎖が続くなど大きな爪痕を残しました。

そんな首都高ですが、長時間に渡り通行止め区間が複数で発生し東京区間のほぼすべての入口が閉鎖されている中、実はほぼ1日進入可能なランプがありました。

またいつ今回のような大雪に見舞われるかわかりません。今回のブログではいち早く(あるいは閉鎖されることなく?)進入可能だったランプをご紹介します。

大雪の翌日 安全確認・除雪作業・凍結防止作業などのために首都高はほぼ全滅

1月7日午前8時53分頃の規制状況

出典:mew-ti

私は首都高速道路株式会社が提供するドライバーズアプリ「mew-ti」でその都度、首都高速の規制状況を確認していました。首都高の回し者ではありませんがこのアプリはほぼリアルタイムで首都高の状況や路線・料金検索を行える便利なアプリです。

首都高のほとんどのランプ(出入口)が黒枠で表示されていますが、これが「利用不可」を表しています。しかし今回の場合は正確には「入口閉鎖」で出口は基本的には利用可能でした。

ですので黒枠で表示されていないランプは出口のみということになります(早稲田のみ出口閉鎖)。

ただし東名高速や中央道など、郊外の高速道路から首都高への流入は可能となっており、高速自動車国道と接続していない郊外地域の首都高のランプも規制の対象外となっていました。

具体的には埼玉新都心線・大宮線の『さいたま見沼』『新都心』『新都心西』『与野』『浦和北』『浦和南』『戸田』、そして常磐道と接続する埼玉三郷線の『三郷』の出入口も通常通り利用が可能でした(『浦和北』『戸田』は東京都心方面には行けません)。

つまり上記の入口からは東京都心や湾岸線・神奈川線方面へガラガラの首都高を走行することが可能だったのです。

一方で入口が規制されているエリア…実際に私が走行したエリアでもありますが、東京都心は首都高を利用できない一般車・タクシー・物流関係車両などで大渋滞となりました。

例えば、目黒~芝公園まで1時間以上要したという声もありました。空いていれば10分程度の距離です。大井競馬場付近~品川シーサイドまでも1時間以上という声も。これは空いていれば数分の距離です。おそらく国道246号線や国道20号線などもとんでもない大渋滞になっていたはずです。

実はそんな状況下でも、東京都心エリアで早い段階から首都高に進入できるランプがありました。

よく見ると『霞が関』と『八重洲』の両ランプから進入が可能に

それが『霞が関』と『八重洲』です。

黒枠で表示されていない『北の丸』『丸の内』は出口専用タンプ

出典:mew-tiを元に加工

霞が関は首都高速都心環状線、八重洲は首都高速八重洲線に位置しますが、霞が関は内回り・外回りそれぞれ出入口があり、八重洲も八重洲パーキングと直結・経由することになりますが上下線どちらも出入口がある利便性の高いランプです。

朝の時点ですでに両ランプ方の進入は利用は可能だった

出典:mew-tiを元に加工

朝の時点ですでに『霞が関』『八重洲』両ランプが利用可能でした。首都高速へは電話が繋がらず(おそらく問い合わせが殺到していたため)、八重洲パーキングへ問い合わせをしたところ「…八重洲は通行可能です。はい…」とちょっと気まずそうに教えてくれました。

余談ですが、八重洲ランプを利用する際は八重洲パーキングの駐車料金110円(最初の10分)が別途必要になるのでご注意ください。駐車しなくても場内を通過するだけで110円は必ず発生します。

霞が関と八重洲…この両入口が利用できるという情報を押さえていたドライバーはどれほどいたでしょう。また、首都高のほとんどの出口で流出が可能だったという状況をどれだけのドライバーが把握していたのでしょうか。

タクシーに焦点を当ててみると…ドライバーは営業効率が飛躍的に高まります。乗客は高速代こそ発生しますが運賃は大幅に節約できたことでしょう。

確かに東名高速などの郊外からの進入は可能としていたことから、鉄道でいう「遠近分離」を図ってた可能性は否定できません。しかし東京都心の大渋滞は文字通り災害レベルのもので、立ち寄れるトイレなども案外少ない都心では途中で体調を崩す方も多かったのではないでしょうか。

早い段階から霞が関や八重洲から首都高へ進入できる体制は評価できますが、もう少し情報提供があってもよかったのではないかと思います。

私の勝手な予想ですが、霞が関は誰もが知る行政の中心地として、八重洲は八重洲パーキングとの兼ね合いもあり他のランプと比較して優先順位が高かったのではないかと想像しています。

ただし八重洲については一般道から地下へ下るのは間違いないので、八重洲パーキング側が危険と判断して入口のみを閉鎖する可能性は常にあるということは意識しておくべきでしょう。

 

まとめ

結び

大雪あるいは大雪の翌日はクルマで移動しないに越したことはありません。しかしそうは言ってられないのがタクシーや物流車両です。現在は誰でも比較的簡単に情報収取が行える世の中なので、緊急事態時は最新の交通状況を常に把握することが大切です。

そんな時、「もしかしたら霞が関や八重洲は規制解除されているかもしれない…」ということを可能性の一つとして押さえておいてもらえればと思います。

実はだいぶ前の大雪の時、私が直接見た限りでは八重洲は閉鎖されたタイミングもあったものの比較的早く進入が可能になりました。

直接確認はしていませんが東京高速道路(KK線)の『新橋』『土橋』『西銀座』の各入口も早い時間帯から利用可能だったそうです。それぞれ首都高と接続しているのでこちらも緊急時に利用可能かどうか確認する価値はありそうです。

参考出典リンク集

首都高ドライバーズサイト:https://www.shutoko.jp/

ミューティー:https://search.shutoko-eng.jp/

八重洲パーキング:https://parking.yaechika.com/

東京高速株式会社:http://www.tokyo-kousoku.co.jp/

モビリティ クリエイトの広告

スポンサーリンク

-交通安全・交通情報・法律
-

© 2023 モビリティクリエイトのページ Powered by AFFINGER5