高速道路

東関道の一部区間で最高速度110㎞/hに 1年間の検証期間へ

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いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

2021年11月1日、千葉県警より『東関東自動車道の一部区間で12月1日午後3時から最高速度を時速110㎞/hに引き上げる』と発表がありました。

東関道は普通車における最高速度が千葉北IC~潮来ICで100㎞/h。他の区間では最高速度80㎞/hや70㎞/hが指定されている高速自動車国道です。今回の発表ではこの最高速度100㎞/h区間の一部が110㎞/hに引き上げとなります。

今回はこの110㎞/h引き上げ区間についてお伝えします。なお、対象車両は「高速自動車国道における法定の最高速度が100㎞/hとなっている車両」で、大貨物など対象外の車両もあるのでご注意ください。

最高速度110㎞/hの区間 四街道IC付近~成田JCT付近

出典:読売新聞オンライン

最高速度110㎞/hに引き上げとなるのは、四街道IC付近~成田JCT付近で上り線が約20キロ、下り線は約18.5キロの区間です。

途中、「佐倉IC」「酒々井PA」「酒々井IC」「冨里IC」を挟みます。

今回の110㎞/h引き上げについては、1年間の検証期間を設け事故やスピード違反が極端に増えなければ、さらに最高速度を時速120㎞/hに引き上げるとしています。

バス会社やタクシー会社の対応は? 所要時間は早くなる?

先ほど「大貨物など対象外の車両もある」と述べましたが、バスは大貨物ではないので対象外とはならない…つまり高速バスは110㎞/hで走行できることになります。同様に新東名などの120㎞/h区間も道交法上では120㎞/h走行が可能です。

話を東関道に戻しますが、この区間は東京方面から成田空港へ向かう区間でもあります。成田空港と各地を結ぶ高速バスやタクシーで移動する際、所要時間は早くなるのでしょうか?

私の見解としては高速バスについてはダイヤを組み直すほどの変化はないと考えています。

道交法上では110㎞/h走行が可能になっても、必ずしも110㎞/hで走らなければならないというわけではなく、約20キロの距離を10㎞/h速く走っても約1分の短縮です。

会社の方針やドライバーの技量にもよりますが、大々的なアピールにはならないでしょう。

タクシーも考え方もほぼ同様です。タクシー会社は事故や監査対策として自主規制を設けているところもあります。具体的には一般道路は60㎞/h以内・高速道路は100㎞/h以内の走行です。

最高速度の引き上げはタクシードライバーとしては大歓迎でしょうが、管理の厳しい営業所に所属しているドライバーにはあまり恩恵はないと考えます。

ぶっちゃけ120㎞/h程度で走っているタクシーもいるので、速度違反で捕まる心配が少し薄れるくらいの認識かもしれません(笑)

まとめ

結び

高速道路の最高速度引き上げは新東名を含めて5区間が候補に挙がっており、新東名(御殿場JCT~浜松いなさJCT)、東北道(花巻南IC~盛岡南IC)ではすでに120㎞/hへの引き上げがスタートしています。

残る3候補は東北道(浦和IC~佐野SIC)、常磐道(柏IC~水戸IC)、そして東関道(千葉北IC~成田JCT)ですが、この点については以前にブログにまとめてあります。

該当ブログはコチラ

今回は東関道(四街道IC~成田JCT)で最高速度引き上げの検証がスタートします。

なぜ千葉北ICではなく四街道ICなのかはわかりませんが、1年間の検証を経て問題がなければ120㎞/hへと引き上げられるでしょう。引き続き安全運転を忘れずに有効に利用してもらえればと思います。

110㎞/hへの引き上げ開始は2021年12月1日(水)15時からの予定ですが、天候等により開始日時が変更となる場合があるそうです。

参考出典リンク集

千葉県警:https://www.police.pref.chiba.jp/kotsukiseika/traffic-safety_revision-speed_limit_toukan.html

読売新聞 該当記事:https://www.yomiuri.co.jp/national/20211102-OYT1T50059/

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