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飲食店の時短営業・酒類提供制限の解除 泥酔歩行者の死亡事故も発生

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いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

東京では4回目の緊急事態宣言が2021年9月末をもって解除され、私が見る限りでも街に活気が戻りつつあるような雰囲気を感じます。

そして本日(2021年10月25日)以降については、東京都では認証された飲食店に限り時短要請を解除していますが、同時に酒類提供制限の要請も解除となりました。ほぼ通常営業に戻せるということですね。

以前より深夜帯まで酒類の提供を再開しているお店を私も知っていますが、まぁそれはそれとして、このまま新型コロナウイルスの感染状況が抑えられれば多くの業種における景気回復にも希望が見いだせるのではないかと期待しています。

しかしその一方で個人的に懸念していることもあります。それは今まで我慢をしてきた人たちが余計にハメを外してしまうのではないか…です。具体的には泥酔者による交通事故です。

今回のブログでは直近で発生した死亡事故の一例を特定されない程度にご紹介し、車両・歩行者すべての人が交通事故に遭わないよう意識してもらうことを目的に作成しました。

東京某所で泥酔した歩行者と自動車が衝突 死亡事故へ

まずは痛ましい内容から。泥酔した歩行者の赤信号無視が原因による死亡事故が発生しました。

詳しい日時や事故発生場所は伏せますが、それは深夜帯の東京・日本橋からさほど離れていない国道で発生しました。近くには駅もあるのでこの駅名だけでも場所は特定可能でしょう。

天候はあいにくの雨。ドライバーは視界が悪く基本的には速度を控えめに走行するものですが、当該の自動車もスピードは制限速度内で走行中だったと聞いています。

そして事故現場となる信号機付きの横断歩道。自動車は青信号であることを確認して進行していたのですが、そこへ酒に酔った歩行者が反対車線側から飛び出してきて衝突したそうです。

不幸なことに自動車のドライバーは悪天候に加え、自車のヘッドライトと対向車のヘッドライトの光が重なる「蒸発現象」のために歩行者の発見が遅れ、残念ながら飛び出した歩行者は即死だったそうです。

実際にこのような事故が直近で発生しています。当事者の方々を責めるつもりは微塵もありませんが、その後の過失割合とどうすれば事故が防げていたかまでを記載しようと思います。

過失割合は歩行者7で自動車3という結果に

この事故における過失割合は歩行者:自動車=7:3だそうです。歩行者が加害者で自動車が被害者という図式になります。

個人的には「それでも自動車の過失3割かよ!」と納得できない部分もあるのですが、歩行者が絡む以上基本的には自動車側にも過失が求められることが通例です(もちろん例外もあります)。

過失割合はあくまで保険会社が割り出すものなので行政処分・刑事処分とはほとんど関係ないのですが、私の経験や知っている限りで申し上げれば当該ドライバーがなんらかの処分や罪に問われることはないでしょう。

しかし実は、この過失割合の結果も行政処分・刑事処分に問われないのも案外ギリギリだった可能性もあるのです。

重要なのは制限速度を守っていたかどうか

日本の警察は本当に優秀です。事故の状況やドライブレコーダー、イベントレコーダーなどの解析で自動車がどの程度速度を出していたのか割り出すことができます。

もし自動車側が1㎞/hでも制限速度を超えていたらどうなるか…警察はこう判断します。

「あなたが制限速度を守らなかったから事故が起こった可能性がある」

つまり制限速度を超えていたから止まれなかった、歩行者の認識に遅れが生じたと判断されるのです。こうなるとドライバーへの行政処分はもちろん最悪の場合は刑事処分も科される可能性があります。これ本当です。

さらに過失割合は保険会社が割り出すものですが、その割り出しには独自の調査に加えて警察の作成した実況見分調書も使用されるので当然制限速度を超えていたことも知られてしまうわけです。

結果的に過失割合が逆転し、誰もが見ても心情的には被害者だと思われる自動車側が加害者に転じてしまうこともあるのです。

制限速度で走行することが自身の人生を守ることにも繋がります。

どうすれば交通死亡事故が防げるか

最後に私目線でどうすればこのような事故が防げるかを記載します。

自動車目線として

悪天候時はより慎重な運転が求められますが、よほど無神経な人ではない限り悪天候時は速度を落とすものです。気を付けなければならないのは視界の悪化による認識の遅れ。認識が遅れれば判断が遅れ結果的に操作も遅れます。

そして蒸発現象。特に悪天候時は互いのヘッドライトの光が雨に反射してさらに見えづらくなります。「そういうことがある」と頭に留めておくだけでも違います。それが「心構え」です。

そして教習所でも耳にタコができるほど言われてきたかもしれませんが、「かもしれない」という意識です。ほとんどのドライバーが無意識に気を付けているはずですがこれを機に見つめ直してもらえたらと思います。

歩行者目線として

ちょっとだけ厳しい言い方をしますね。

歩行者も交通ルールに反して事故が起これば加害者になる可能性があります。典型的な例が信号無視ですが、過失割合が生じれば少なからず被害者の人生に影響を与えてしまうことは間違いありません。

ましてや泥酔状態で交通事故を誘発するなどもってのほかです。車両も事故が発生しないよう交通ルールを遵守し事故防止に努めるべきですが、それは歩行者も同じことなのです。

東京における交通違反取り締まりの現状

「取り締まりの現状ってなんぞや?」と思われるかもしれませんが、東京都を管轄している警視庁としては昨年(2020年)の交通事故死者数ワースト1位(155人)という汚名を返上するために日々の取り締まりを強化しています。

今年のワースト1位は大阪府になるのではと言われているそうですが、東京都はワースト上位を神奈川県と争っているのが現状です。

つまり「死亡事故を無くすために取り締まりを強化している」という大義名分が成り立っている状態です。つまらない違反などで捕まらないようご注意ください。

2021年(令和3年)9月末時点における交通事故死者数は大阪(102人)・東京(91人)・神奈川(97人)です。いや人口を考えると3都府県共に油断は禁物ですね。つまり取り締まりは一層強化されるでしょう。

日々取り締まりが強化されていることを思えば自然と安全運転になるはずです。

まとめ

結び

これからは景気を取り戻そうと街中もより活発化されるでしょう。11月以降は接待や飲み会も徐々に増えることが予想されます。

私もハメを外すことはもちろん大好きですが、やはり人に迷惑をかけてはいけないとも思います。お酒はほどほどに楽しみながら景気回復に貢献してもらえたらと思います。

そしてドライバーのみなさん。間違いなく路上に泥酔者は増えます。そのつもりで車両の運転には十分注意してください。

参考出典リンク集

令和3年の交通事故発生状況(東京都・神奈川県・大阪府)

東京都:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/tokei_jokyo/traffic_accident.html

神奈川県:https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0003.htm

大阪府:https://www.police.pref.osaka.lg.jp/kotsu/jiko/5120.html

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