いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。
今年も『秋の全国交通安全運動』が実施されます。秋の全国交通安全運動期間の特徴としては行楽シーズンであることです。人・クルマ・自転車など、都心・郊外問わず交通量が増加する傾向にあります。
台風14号の影響で出かけられなかった反動もあるとは思いますが、実際に9月19日(日)は中央道・上野原を先頭に首都高・新宿までの間で約60㎞の渋滞が発生。日中の銀座では多くの人で賑わっている場面も見受けられました。
そんな歩行者も含めた交通量が増加しやすい秋の全国交通安全運動期間。私が聞いている限りの要注意ポイントをここでお伝えしたいと思います。
秋の全国交通安全運『車が止まる!STOP!横断歩道』
今年の秋の全国交通安全運動の実施期間は2021年9月21日~9月30日までの10日間。例年通り最終日は「交通事故ゼロを目指す日」としています。
イメージポスターには「車が止まる!」とある通り、間違いなく歩行者妨害の取り締まりは例年通り重点項目とされるでしょう。
例えば…先日私の耳に入った違反ですが、歩行者が信号のない横断歩道手前で立ち止まりながらスマホを見ていた…という場面。ドライバーの多くは徐行・一時停止をすることなく通過してしまうことでしょう。
しかしこれも歩行者妨害として取り締まりを受けます。警察側としては「あなた(車)が止まらないから歩行者が渡れず止まっていた」として切符を切るのです。
このような場合、「歩行者が渡るかもしれない」として横断歩道手前で一時停止をする必要があります。様子を見てそれでも歩行者が渡らないようならば進行しても大丈夫です。
要は歩行者を先に渡らせる意思を示せるかどうかです。
「はぁ?」と言いたくなる気持ちもわかります。個人的には最近の歩行者に対しては指導してほしいとすら思っています。
しかし道交法では「車が止まる!」ということなので、免許を守るためにも引き続き歩行者妨害には十分気を付けてください。
歩行者のみなさんは素直に横断歩道を渡ってください。歩きスマホとか立ち止まりスマホはやめていただきたいと思います。
令和3年 秋の全国交通安全運動 警視庁概要
世界一の交通安全都市TOKYOを目指して
実施期間
・令和3年9月21日(火)から同月30日(木)までの10日間
・交通事故死ゼロを目指す日 令和3年9月30日(木)
重点項目
・子供と高齢者を始めとする歩行者の安全の確保
・夕暮れ時と夜間の事故防止と歩行者等の保護など安全運転意識の向上
・自転車の安全確保と交通ルール遵守の徹底
・飲酒運転等の悪質、危険な運転の根絶
・二輪車の交通事故防止(地域重点)
警視庁HPより抜粋
スクールゾーンにおける分散登校の児童に要注意
出典:JAF
地域によって違いはあると思いますが、朝の通学時間帯はスクールゾーンとして歩行者専用道路としている生活道路が数多く存在します。目的はもちろん児童の安全確保ですが、全国交通安全運動期間中は普段にも増して取り締まりを強化しているのが伺えます。
千葉県八街市で発生したトラックによる児童5人死傷事故が記憶に新しいと思います。
現状、コロナ禍による分散登校を実施している学校が少なくありません。スクールゾーン規制時間帯が過ぎた後も児童が通学路を歩いている可能性が高いので車両での通行は要注意です。
特に油断してはいけないのが何度も申し上げている「歩行者妨害」です。児童が多く渡るであろう横断歩道で警察が監視している可能性は十分考えられます。
まとめ
結び
前にもお伝えした記憶がありますが、全国交通安全運動実施後も期間中相当の取り締まりを行っている場面も見受けられます。免許の切符を切られることにいいことなど全くありませんので、これを機に道路交通そのものの意識を高めて頂ければ幸いです。
日が暮れるのがどんどん早くなるので早めのライトオンを忘れないようにしてください。私は常にポジションランプを点灯させています。
参考出典リンク集
警視庁「秋の全国交通安全運動」:https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/torikumi/safety_campaign.html
JAF「スクールゾーンとは?」:https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-drive/subcategory-sign/faq168