令和3年春の全国交通安全運動が実施される

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。ここ数日の間に目や耳を疑うような交通事案が発生しています。

あおり運転からのハンマー男

東名高速ノロノロ並走

ボンネットに女性を乗せて走行、殺人未遂

どれも常軌を逸脱しているとしか思えない行為です。

そんな中、今年も『春の全国交通安全運動』が実施されます。期間は令和3年4月6日(火)から15日(木)までの10日間です。

みなさんは常に交通ルールを遵守しているとは思いますが、違反はタイミングが重なってしまうもので5年弱無事故無違反の人が3ヶ月の間に軽微の違反が続き免停になってしまう例も存在します。ええ、私です。

実際に職業ドライバーに伺うと、「久しぶりに違反をしてしまうとついうっかり違反が続いてしまう…」という声はよく聞かされます。

『交通あるある』なのかどうかはわかりませんが、今回はみなさんに違反を未然に防いでもらい、無駄な出費も防いでもらうというつもりでまとめました。


令和3年春の全国交通安全運動

まずは概要から見てみましょう。

実施期間

令和3年4月6日(火)~4月15日(木)

4月10日は交通事故死0を目指す日

重点項目

・子供と高齢者を始めとする歩行者の安全の確保

・自転車の安全利用の推進

・二輪車の交通事故防止

・歩行者等の保護を始めとする安全運転意識の向上

交通事故死ゼロを目指す日

4月10日(土)は「交通事故死0を目指す日」としています。これは人の移動が1日を通して最も流動的になる土曜日に設定したのだと思われます。サンデードライバーが多いという理由もあるでしょう。

「車は止まれ!」という強い警告が目を引く 画像出典:警視庁

東京の取り締まりは一層厳しく

画像出典:内閣府

2020年の全国の交通事故死者数は2839人。これは過去最少を記録しています。しかし2020年はコロナ禍で緊急事態宣言が発令された影響で人の移動が大きく抑制され、変わりました。少なからずその影響はあったのではと思います。

一方、東京での交通事故死者数は155人で前年比22人増しという結果に。これは愛知県154人を上回り全国ワーストを記録しました。

これには警視庁も事態を重く受け止めたようで、交通事業者・物流事業者に通常での取り締まりを強化する旨を通達したほどです。

「最近、警察官が多いなぁ」と東京で感じたことのある方、それは正しい反応です。特に死亡事故は第一に速度の出し過ぎが原因だとされるので、新型の移動式オービス設置が目立つようになったと言われています。

具体的には首都高速都心環状線、国道20号外苑トンネル、環状七号線内回り松原橋付近…などが挙げられます。

それでは全国交通安全運動の期間、特に注意しなければならない違反を以下でお伝えします。


要注意ポイントは?

画像出典:警視庁

全国交通安全運動期間外でも以下の違反は重点取り締まりの対象になっていますが、期間中はさらに取締りが強化されます。

「どこにでも警察が取り締まっている」と認識するくらいがちょうどいいです。

歩行者妨害

何度もお伝えしていますが近年取り締まり件数が急上昇している違反です。歩行者等の死亡事故件数が注目されたことで重点取り締まりの対象になっています。他にも「横断歩道で譲ってもらえない」という声も寄せられているので地域の交通安全対策に応えているとも言えます。

違反点数は2点。おそらく取り締まり件数がもっとも多く発生するでしょう。

信号無視

信号無視で特に多いパターンは矢印信号の無視です。具体例は新宿大ガードの信号です。

そして赤信号で通過してしまうのはもちろん違反ですが、黄色信号の場面でも注意が必要です。

よくある事例として、黄色になった瞬間加速をして交差点を通過をするクルマがありますが、「加速をして通過」が取り締まりの対象になります。この場合はブレーキランプを点灯させ止まろうとする意志を示すことが大切です。

違反点数は2点です。

指定通行区分違反

車道には直進・右折・左折のレーンなどが設けられていますが、それらのレーンにおいて指定通りに走行しないことによって適応される罰則です。

右折または左折専用レーンで直進をしてしまう車両が多く、違反者が多い交差点等では重点取り締まり地点の対象になっています。

具体例は国道16号八幡町交差点(八王子市)です。

違反点数は1点です。

これら3つの違反が共通する場所は交差点です。極端なことを言ってしまえば交差点ごとに警察官が配置されていると思っても大袈裟ではありません。

速度違反

いつの間にか速度が出ていた…みなさんにも覚えがあるでしょう。交通死亡事故を抑制するための対策としてもっとも効果的なのが速度違反の取り締まりです。

道路交通には「流れ」というものがありますが、制限速度を大幅に超えての走行は控えましょう。

違反点数は1~3点、赤切符の場合は1発免停です。

「オービスガイド」というリアルタイム情報共有サイトがありますので参考にしてください。

オービスガイド:https://orbis-guide.com/

一時不停止

「(標識や標示に)気が付かなかった」という言い訳がもっとも多い違反の一つですが、実はタクシードライバーにも多い違反でもあります。

必ず標識や標示があるのでよく見て一時停止をしましょう。一時停止があるということは事故が多い箇所でもあるということです。

停止時間に関しては特に定められていませんが、警察官に停止しているという意思を見せつけるという意味でも停止時間は2呼吸くらい置くことが望ましいです。

違反点数は2点です。

ほかにもいまだに問題として取り上げられる「あおり運転」なども厳しい取り締まりの対象になるでしょう。特に東京ではその成果を求められているので現場てはピリピリしていると聞いています。


まとめ

違反で摘発をされると「時間は無駄に消費する」「お金は出ていく」「免許の点数は加点される」「場合によっては免停」「1日がつまらなくなる」…など、決していいことはありません。

もしあなたが利用するタクシーや友人が運転するクルマが著しい交通違反を行っていたら、そっと優しく注意してやってください。その一言がオーバーに言えば人生を変える可能性もありますので。

個人的には常軌を逸脱している車両の発見・取り締まりに力を注いでもらいたいと思っています。