タクシー

またまた超長距離無賃乗車が発生

スポンサーリンク

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。またまたタクシーの超長距離無賃乗車が発生しました。

事の顛末は1月17日未明、横浜市のJR戸塚駅から鳥取砂丘までの乗車依頼から始まったようです。

「鳥取砂丘を見に行きたい。お金は鳥取駅で下ろします」と告げた女性を乗せて乗務員は約650㎞弱という距離を約8時間かけて鳥取へ向かいました。

この時点で私からしたら意味不明なのですが、コロナ禍で厳しい営収状況。運行管理者もOKを出したのでしょう。

(まさか乗務員の独断で対応した…ということはさすがにないと思います)

そして鳥取へ到着。案の定この女性はお金がないということで運賃23万6690円を支払わなかったそうです。「運賃」とありますので高速代は別途発生していた可能性もありますが、いずれにしろとんでもない事件です。

以前にも似たようなブログを書きましたが、どう対応すればよかったかを簡単にご紹介します。



昨年6月にも似たような事件が発生

まぁ今回の無賃乗車もこちらに書いてある内容とほとんど同じです。

タクシーにおける超長距離運送の対応を考える

タクシー側の対応としては、まず乗務員から運行管理者へ依頼を引き受けてよいかどうかの確認を行うのですが、私の勝手な想像ですがコロナ禍の影響もあり、運行管理者は半ば乗務員のために鳥取までの乗車依頼を認めたのではないかと思います。

乗務員側も無理に支払いの有無を確認すると「じゃあほかのタクシーに…」となる可能性もあるのでそれを懸念したのではないか…と。

今回逮捕された女性は40歳ということらしいので、乗務員からすれば最初の印象も良かったのでしょう。

そしてまさかの無賃乗車…肉体的な疲労に加えて精神的な疲労を蓄積させながら鳥取から横浜へと帰ることになるのでした。酷い話ですね。

上記のブログとは基本同じ内容になりますが、超長距離運送を行う場合は、

支払い能力の有無を確認する

残念ですがもはや支払いの意思確認だけでは足りません。現金をお持ちの場合は相当額を最初に預かりましょう。応じなければ乗車拒否でOK(そもそも輸送距離で乗車拒否が成立します)です。

カード払いを希望の場合でも極力現金での支払いを要求しましょう。ダメな場合は手動取引で複数回のカード決済(7万円×3回…など)。

目的地に到着した際、もしもカード決済額が上回っている場合は差額を現金でお返しします。

2名の乗務員で対応

実は超長距離運送の場合は2名の乗務員で対応することが推奨されています。犯罪防止、事故防止などに大きな効果を期待できます。売り上げは折半になるでしょうが(笑)

『2名の乗務員で対応』というのは各々の判断に委ねるところですが、少なくとも支払能力の有無は確実に行ってほしいところですね。



気になる記事があったので補足を…

こちらは東スポの記事について私がツイートしたものですが、記事の内容にかなりの違和感を感じました。

都内のタクシー運転手は「理由によって乗車拒否できないこともないが、基本的には禁じ手。行き先がかなり遠方の場合は会社の判断を仰ぐことになるが、会社から『行け!』と言われたら行くしかない」という。

タクシー運転手の1日の乗務距離は関東運輸局管内で365キロ、近畿運輸局管内で350キロなど地域によって上限が決められており、これを理由に乗車拒否はできる。

しかし、前出の運転手は「明らかに支払い能力がないなど、明確な理由があればいいが、現実的に確かめるのは難しく、乗車拒否のハードルは高い。実際に高額運賃を払って長距離を乗る人も一定数いるし、こればかりは運ですね」と話す。

引用元:東スポWeb

こちらの部分です。

「横浜のタクシー案件なのにナニ都内のドライバーに伺っちゃってるの?」というツッコミもあるかもしれませんが、まぁそれはいいとして、

違和感を感じるのは『会社から「行け!」と言われたら行くしかない』という部分。こんなことありえません。

もしこれが本当ならインタビューに応えた乗務員は労基署に駆け込むべきです。

むしろ運行管理者は断る旨を指示する場合が多いです。『多い』というのは該当乗務員によってという部分が大きく、例えば無事故無違反、安全性に信頼のおける乗務員からの要請ならば許可をする可能性が高まります。

確かにコロナ禍における現状、少しでも営業収入を確保したいというのは乗務員も運行管理者(事業者含む)も同じ気持ちです。しかしそれに加えて後者は、マイナスを発生させない運行管理が求められているのも確かなのです。

具体的には乗務員が事故を起こさないように無理をさせないという姿勢です。

今のご時世、お客さんは本当にいません。そのためタクシーが無謀な運転、無理な運行を引き起こしてしまう傾向にあるのです。

そんな状況で事故が発生すれば確実にマイナスです。ですのでまともな事業者は現時点では乗務員に無理を強いていないはずなのです。



まとめ

いかがでしたでしょうか。確かに目の前に20万円以上のニンジンがぶら下がってくればなんとしても食べたいと私自身も思うことでしょう。

しかし報道の通り超残念な結果に終わってしまうことも珍しくありません。今回は超長距離輸送における無賃乗車がピックアップされていますが、他の業種においても参考にするべき事件ではないでしょうか。

危機管理をしっかり行い、確実に成果に繋がるよう応じたいものですね。

モビリティ クリエイトの広告

スポンサーリンク

-タクシー
-

© 2021 モビリティクリエイトのページ Powered by AFFINGER5