京急に新型車両が登場 まさかの〇〇〇付き!!

2021年5月24日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

関東の私鉄でありながらどこか関西の私鉄を思わせる、全国に多数のファンが存在する「赤い電車」。横浜市に本社を構える「京浜急行電鉄(以下:京急電鉄、京急)」が新型車両を2021年春より運行を開始すると発表しました。

最初は「まーた1000形のマイナーチェンジかぁ?」と思って報道内容をチェックしてみたのですが、まさかのロングシートとクロスシートをチェンジできるデュアルシート(L/Cカー)。さらにまさかまさかの〇〇〇付き車両まで登場。

「この会社、やっぱ変態なんだな…」と思いましたね。

今回のブログは京急で移動する人には何かと明るい話題っぽいこの新型車両についてご紹介したいと思います。

京急にまさかのL/Cカーが登場

京急電鉄と言えば、基本的に乗車券のみで利用できる2ドアクロスシートを伝統として採用している鉄道としても有名ですが、2000形の後継として2100形が登場したのは1998年のこと。

それから「歌う2100形消滅」と同時に機器更新はされていますが、オールクロスシートの花形として20年以上走り続けています。

その後「(新)1000形」として一部ボックスシートを備えた基本ロングシートの車両が登場し続けているのですが、ここでまさかのクロスシートが復活となりました。

画像出典:京急電鉄

概要としては4両編成が2本、計8両が導入されることになるそうです。


ロングにもクロスにも使用できる。だから「L/Cカー」

「デュアルシート」「L/Cカー」どちらも同じ意味合いを持ちますが、今回は「L/Cカー(ロング/クロスカー)」とさせていただきます。

最近の私鉄の通勤型電車ではこのL/Cカーの存在が際立ちます。私にとって最も身近なのが東急電鉄の「Qシート」と呼ばれるL/Cカーですが、主に東急大井町線・田園都市線直通で使用されています。

中央の画像、オレンジの車両が「Qシート」 画像出典:東急電鉄・ウィキペディア

日中は他の車両と同じロングシートとして、平日の夜は座席指定サービス列車として進行方向へ向けたクロスシートとして機能します。

コンセントが備わっており、これはロングシート状態でも利用できるある意味「乗り得列車」としての側面も有しています。私も機会がある時は自然とこの車両を利用してスマホなどを充電しながら移動しています(笑)

他では京王電鉄、東武鉄道、西武鉄道が同じタイプの車両を運行しています。京王線は「京王ライナー」、東武線は「TJライナー」「THライナー」、西武線は「S-TRAIN」などが該当します。

そして先ほど気が付いたのですが、「Qシート」と「京王ライナー」の車内は配色こそ異なりますが基本的には同じ車両ですね。

ですので、今はL/Cカー自体はそれほど際立って珍しいものではありません。

しかしこの京急電鉄という鉄道会社は…。

まさかのトイレ付き!!

まさかのトイレ付き車両も導入します。

左の画像がバリアフリー対応トイレ、右の画像が完成後のイメージ 画像出典:京急電鉄

上記のライナー車両でトイレが付いているのは「S-TRAIN」のみです。それもそのはず「S-TRAIN」は土休日に『元町・中華街 ~ 西武秩父』間という100キロ以上、乗車時間は2時間超えという長距離輸送にも対応しているからです。

しかし京急自体はそれほど長距離路線を走るというわけでもなく、京急の快特走行区間である『東京・泉岳寺 ~ 三浦半島・三崎口』間は約65キロ、乗車時間は日中で1時間10分ほどです。

これだけ見ると「トイレは必要ないのでは…」と思うのですが、普通(各駅停車)としての運行や直通先までの運行(例えば成田空港)、さらにイベント列車としての運行(「ビール列車」などの実績があります)を想定しているのならむしろアリなのかもしれません。

『三崎口 ~ 成田空港』間は130キロ以上、乗車時間は3時間弱なのでトイレを求める声はあるのかも…?

ところでこの新型車両、男性用小トイレも設置されるらしいのです。これにより4両中2両にトイレが設置されることになります。意味がわかりませんw

ここまでやると過剰設備? 右の画像が完成後のイメージ 画像出典:京急電鉄

ちなみに、京急としてはトイレ付き車両の導入は当然初めてとなるわけですが、金沢文庫と京急久里浜にある車両基地で汚水を抜き取る装置を整備しているそうです。力入ってますねー。

左の画像が金沢八景から車両基地方面を、右の画像が金沢文庫にある車両基地

 

次ページでは車両のご紹介をしましょう。