出すなら早く。トヨタが「e-TNGA」の概要を発表

2021年6月3日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

2020年12月9日、トヨタはスバルと共同開発とされるEV専用プラットフォーム、「e-TNGA」プラットフォームの概要を発表しました。

Spyder7によると、トヨタはe-TNGAを6つの新型モデルに採用予定で、最初にデビューするのがSUVモデルとなるそうです。そしてこのSUVモデルのスバル版が2020年1月20日に開催された『SUBARU技術ミーティング』で世界初公開された「EVデザインスタディ」の市販型となるわけです。

スバル版新型EVの予想CG 画像出典:Spyder7

今回のSpyder7記事内では「ヴォルティス」という車名が記されていますが、世界初公開された時点では「エヴォルティス」とされていました。いずれにしろ86・BRZと同じような関係のモデルが登場することはほぼ確実と言えそうです。

そしてここからが私個人の考えになるのですが、ならばなるべく早くに発売するべきだと思っています。その理由などをまとめてみたいと思います。

トヨタにはほぼ全ての動力源モデルが揃う

さすがのトヨタと言うべきでしょうか。新型EVが発表・発売されればトヨタ自動車はすべての動力源モデルを販売することになります。

《2020年12月13日追記》

レクサスより「UX300e」が2019年に世界初公開をされていますのでトヨタグループとしてはすでにEVを販売していることになります。大変失礼致しました。

UX300eは既存のGA-Cプラットフォームの流用、UXの追加グレードという形でデビューしています。モーターはフロントに1基ということで今回のe-TNGAとは別モノになります。

日本でのデビューは2020年10月22日です。

 

…それでは、おさらいまでにトヨタが展開するクルマの動力源の種類を見てみましょう。

・ガソリンエンジン(内燃機関)… 多くのモデルへ展開中

・ディーゼルエンジン(内燃機関)… ハイエースなど

・HV(ハイブリッドカー)… プリウスなど多くのモデルへ展開中

・PHV(プラグインハイブリッド)… プリウスPHVなど

・FCV(燃料電池車)… MIRAI

そしてEV(電気自動車)…新型SUV、UX300eです。

HV(ハイブリッドカー)にはいくつかの種類がありますが、トヨタのハイブリッドシステムはストロングハイブリッドと呼ばれる最も複雑で高価なシステムです。実は「THS-M」というマイルドハイブリッドを実装した実績もあるのですが、ちょっとマニアックなのでこちらは外します。

ほとんどの動力源を駆使していることになりますが、あえて言えば日産の「e-POWER」のようなエンジンを発電機としたシリーズハイブリッドが存在していないくらいでしょうか。

さらに2020年12月9日、つまり同日に新型MIRAI(2代目MIRAI)の発表も行われています。各モデルの走行性能などはともかくとして、この流れ・ラインナップはトヨタ自動車という企業力を見せつけられます。

 

次ページではトヨタはEV事業者として遅れているかどうかを分析します。