JRの終電繰り上げ後のダイヤを予測【中央線・横浜線ほか】

2020年10月27日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

JR東日本は2021年春に予定している終電時刻繰り上げなどのダイヤ見直しについての概要を発表しました。

これにより来春以降の終電繰り上げ(及び始発電車の繰り下げ)は確定的になりました。

情報量が多いのでブログを複数回に分けてお届けしていますが、今回は2回目…中央線、青梅線、横浜線、南武線を考察します。

画像出典:トラベルWatch

JR東日本の終電は現行では平日・土祝日は同じ時刻ですので見直し後も同じと仮定します。

具体的な実施日・詳細時刻は12月に告知するとしています。また、おそらく始発駅の終電発車時刻の繰り上げ時間と終着駅の到着時刻の繰り上げ時間は必ずしもイコールではないと思われます。ご了承ください。

中央線

まずは中央線から見ていきたいと思いますが、中央線には「快速電車」と「各駅停車」があります。

快速電車が東京~高尾、各駅停車が御茶ノ水~三鷹です。各駅停車は千葉から三鷹を通して「中央・総武緩行線」とも呼ばれています。

中央線 快速 考察基準駅:『東京』

最初は快速電車からです。『中央特快』で有名なオレンジ色がラインカラーのあの電車です。

資料出典:JR東日本

『東京』を出る終電が現行では「23:30発 中央特快 大月行き」「0:15発 快速 高尾行き」「0:25発 快速 豊田行き」「0:35発 快速 武蔵小金井行き」がそれぞれの終電です。さすが中央線は充実したダイヤ編成です。

それぞれ見てみましょう。

現行の大月行きの終電は「23:30発 中央特快 大月行き」ですが、表記の通り16分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:14発(前後)中央特快 大月行き」になるでしょう。現行では「23:15発 中央特快 高尾行き」がありますので、見直し後は「23:15発 中央特快 大月行き」に変更されるかもしれません。

続いて「0:15発 快速 高尾行き」ですが、表記の通り30分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:45発(前後)快速 高尾行き」になると考えれますが、現行では「23:45発 中央特快 高尾行き」が存在します。この辺りはどう変わるかは確定情報でチェックしたいと思います。八王子へもこれが最終電車となります。

「0:25発 快速 豊田行き」は八王子の一つ手前、豊田への最終電車です。少し先に中央線の車庫がありますが、表記の通り29分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:56発(前後)快速 豊田行き」になるでしょう。現行では「23:54発 快速 豊田行き」がありますが、見直し後は「23:56発(前後) 快速 豊田行き」に整理されるかもしれません。

最後の「0:35発 快速 武蔵小金井行き」。中央線快速電車の折り返しであり寝過ごし救済電車でもあったのですが、これも大幅に繰り上げられます。表記の通り30分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:05発(前後)快速 武蔵小金井行き」になるでしょう。

『東京』を基準で見ると思いのほか中央線利用客の影響は大きいですね。「大月行き」はともかく、実質的に高尾方面まで約30分も終電繰り上げになるということは、八重洲近辺の繁華街などにも大きな影響を与えそうです。

比較的長距離を走るのでその分終電が早まると言えそうです。


中央線 各駅停車 考察基準駅:『御茶ノ水』

各駅停車を見てみましょう。結論からお伝えすると、高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪・吉祥寺・三鷹へお帰りの方は要注意です。終電が25分も早まります。

資料出典:JR東日本

『御茶ノ水』を出る終電が現行では「0:43発 各駅停車 三鷹行き」が終電です。

実は現行では東京を発車した「0:35発 快速 武蔵小金井行き」が「0:39発 快速 武蔵小金井行き」として御茶ノ水を発車しています。つまり御茶ノ水でなら三鷹まではさらに8分ほどの猶予があるということですね。見直し後のダイヤ考察でそこも見てみます。

表記の通り三鷹まで25分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:18発(前後)各駅停車 三鷹行き」になるでしょう。快速との差は9分程度になる見通しですが、やはり快速の終電後に各駅停車の終電を運行するという関係は維持されそうです。

ところで『新宿と中野は繰り上げ時間が7分程度』とありますが、これは見直し後のダイヤの「三鷹行き」終電の後にも「中野行き」終電が運行される可能性があります。

となると御茶ノ水での中央線各駅停車の終電は「0:36発(前後)各駅停車 中野行き」になると思います。中野には車庫がありますしね。

考察通りだとすると、中央線の快速電車はずいぶんと終電が早まり、各駅停車(の中野まで)はそれほど大きな変更ではなさそうですね。御茶ノ水に飲み客が集まったりして…。



青梅線 考察基準駅:『立川』

東京から青梅線へ直通している電車も多いので『青梅線は中央線の一部』みたいな感じではありますが、青梅線は立川から先となります。

資料出典:JR東日本

『立川』を出る終電が現行では「23:36発 奥多摩行き」「0:43発 青梅行き」がそれぞれ終電です。1時間近い差がありますね。

現行の奥多摩行きの終電は「23:36発 奥多摩行き」ですが、表記の通り37分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「22:59発(前後)奥多摩行き」になるでしょう。この考察で初めて23時台を割りましたが、これは路線環境が大きく影響していると思われます。単線で車庫も留置線もないので融通が利かないのではないでしょうか。

現行の青梅行きの終電は「0:43発 青梅行き」ですが、表記の通り22分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:21発(前後)青梅行き」になるでしょう。現行では「0:22発 青梅行き」がありますので、実質的に1本終電が早まるということでしょう。

ちなみに五日市線ですが、現行では「0:05発 武蔵五日市行き」が終電です。特にアナウンスがないので変更はないと思われます。



横浜線

横浜線は他の私鉄との乗り換え駅が多い路線です。

京急線(東神奈川)、東横線(菊名)、横浜市営地下鉄(新横浜・中山)、田園都市線(長津田)、小田急線(町田)、京王相模原線(橋本)・京王線(八王子)

ダイヤ変更後は私鉄各線との接続ダイヤはよく確認しておくといいでしょう。

東神奈川方面行き 考察基準駅:『八王子』

最初は上り線です。横浜線は東神奈川方面に向かう電車を『上り』としています。

資料出典:JR東日本

『八王子』を出る終電が現行では「23:41発 東神奈川行き」「0:14発 町田行き」ですが、現行では間に「0:04発 橋本行き」もあります。

現行の「23:41発 東神奈川行き」が表記の通り3分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:38発(前後)東神奈川行き」になるでしょう。これに関しては3分程度終電が早まるという認識でいいと思います。

続いて「0:14発 町田行き」ですが、表記の通り15分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:59発(前後)町田行き」になるでしょう。この電車が横浜線の終電になるはずなので、現行の「0:04発 橋本行き」は消滅(あるいは発車時刻の変更)する可能性があります。

まとめると、概要通りであれば終電は「23:38発(前後)町田行き」「23:59発(前後)町田行き」となり、八王子発は0時前に終わってしまうということになります。


八王子方面行き 考察基準駅:『東神奈川』

続いて下り線です。横浜線は八王子方面へ向かう電車を『下り』としています。

資料出典:JR東日本

『東神奈川』を出る終電が現行では「23:32発 八王子行き」「0:15発 橋本行き」です。『八王子はほぼ現行どおり』とありますので「八王子行き」の終電ダイヤはほぼ変わらないのでしょう。

では「橋本行き」ですが、現行の「0:15発 橋本行き」が表記の通り12分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:03発(前後) 橋本行き」になるでしょう。

単純に終電時刻が少し早まるという結果に落ち着くと思います。



南武線

時に何かと話題やネタにされる南武線を見てみます。

南武線も私鉄との乗り換え駅が多い路線です。

京急線(南武支線・八丁畷)、東横線(武蔵小杉)、田園都市線(武蔵溝ノ口)、小田急線(登戸)、京王相模原線(稲田堤)、京王線(分倍河原)、多摩モノレール(立川)

上り・下りどちらも見てみます。

川崎方面行き 考察基準駅:『立川』

まずは上り線です。南武線は川崎方面へ向かう電車を『上り』としています。

資料出典:JR東日本

『立川』を出る終電が現行では「23:33発 川崎行き」「0:12発 武蔵中原行き」ですが、それぞれ見てみます。

現行の「23:33発 川崎行き」が表記の通8分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:25発(前後)川崎行き」になるでしょう。8分程度終電が早まるという認識でいいと思います。

続いて「0:12発 武蔵中原行き」ですが、表記の通り10分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:02発(前後)武蔵中原行き」になるになるでしょう。おそらく直前の「23:56発 武蔵中原行き」も発車時刻が見直されるのではないでしょうか。


立川方面行き 考察基準駅:『川崎』

続いて下り線です。南武線は立川方面へ向かう電車を『下り』としています。

資料出典:JR東日本

『川崎』を出る終電が現行では「23:32発 立川行き」「23:59発 稲城長沼行き」「0:21発 登戸行き」「0:39発 武蔵中原行き」ですが、「立川行き」はほぼ現行を維持するようです。

現行の「23:59発 稲城長沼行き」が表記の通り8分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:51発(前後)稲城長沼川行き」になるでしょう。8分前後終電が早まるという認識でいいと思います。

続いて「0:21発 登戸行き」は表記の通り15分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:06発(前後)登戸行き」になるでしょう。

現行ダイヤ最終の「0:39発 武蔵中原行き」は、表記の通り14分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:25発(前後)武蔵中原行き」になるでしょう。

各終電前にある他のダイヤも合わせて発車時刻の見直し・変更になることが予測されます。

「武蔵中原行き」がやたら目立つのはおそらく車庫があるからでしょう。



まとめ

今回はここまでにします。

中央線各駅停車の見直し後のダイヤが中野を境目に大きく変わるのはちょっと意外でした。来春以降の住まいをお探しの方には一つの参考基準になるのかもしれません。

南武線を考察していた時に気が付いたのですが、始発駅寄りに車庫がある駅はそれほど大きな見直しにはならないのではないかと思うようになりました。

次回は千葉方面・常磐線方面をまとめたいと思います。見直しダイヤ考察ブログは全4回の予定です。

【参考資料一覧】

https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201021_ho01.pdf

【第1回の考察】

山手線、東海道線、横須賀線、京浜東北線(南行)

JRの終電繰り上げ後のダイヤを予測【山手線・東海道線ほか】