JRの終電繰り上げ後のダイヤを予測【山手線・東海道線ほか】

2020年10月28日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

JR東日本は2021年春に予定している終電時刻繰り上げなどのダイヤ見直しについての概要を発表しました。

これにより来春以降の終電繰り上げ(及び始発電車の繰り下げ)は確定的になりました。

在来線の終電繰り上げによる他の交通機関(私鉄・タクシー・深夜バスなど)の影響はまだ未知数ですが、私鉄ダイヤの動きには注目しておいた方がいいと思います。

また、飲食店・繁華街の経済的な影響もまだ未知数ですが、私が直接聞く限りでは「やめてほしい」という声が大多数でした。それはそうですよね。。

タクシー業界からの反応はまだ薄いものですが、案外それほどマイナスには捉えていないようです。新幹線との接続(後述)の関係で「ワンチャンあるかも!」という声もあるくらいです。

画像出典:トラベルWatch

今回はJR東日本が発表した概要を基に、終電繰り上げ後のダイヤを予想してみたいと思います。実は概要を読み取るとある程度ではありますが予測することができました。

情報量が多いのでブログを複数回に分けてお届けしたいと思います。

今回は山手線、東海道線、横須賀線、京浜東北線(南行)をお伝えしましょう。JR東日本の終電は現行では平日・土祝日は同じ時刻ですので見直し後も同じと仮定します。

なお、具体的な実施日・詳細時刻は12月に告知するとしています。

山手線

画像出典:JR東日本

山手線 外回り 考察基準駅:『渋谷』『池袋』『品川』

資料出典:JR東日本

まずは山手線 外回りですが、これは読んで字のごとく表記通りの変更になると思いますので、深夜帯を山手線で移動する方は見直し後のダイヤが告知されたら早めに押さえておくといいでしょう。

『渋谷』を出る終電が現行では「0:52発池袋行き」です。表記の通り19分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:33発 池袋行き」になると思われます。

現行に「0:33発 池袋行き」が存在しますので、単純に終電が1本早まるということになるでしょう。

『池袋』を出る終電が現行では「0:38発 品川行き」です。表記の通り17分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:21発 品川行き」になると思われます。

よって現行の「0:26発 品川行き」「0:31発 品川行き」「0:38発 品川行き」は消滅すると思われます。

『品川』に『※大崎行きは除く』とありますが、現行では「0:38発 池袋行き」の後には「0:42発 大崎行き」「0:47発 大崎行き」が控えています。見直し後も「0:42発 大崎行き」(あるいはその前後の時刻で)は残ると思われます。


山手線 内回り 考察基準駅:『池袋』『渋谷』

資料出典:JR東日本

『池袋』を出る終電が現行では「0:51発 大崎行き」です。表記の通り20分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:31発 大崎行き」です。

よって現行の「0:38発 大崎行き」「0:51発 大崎行き」は消滅すると思われます。

『渋谷』『※現行0:39発 品川行きは池袋行きに変更し26分程度の繰り上がり』とあります。

これは現行の時刻表と照らし合わせると、現行の「0:39発 品川行き」が消滅し、変更後は「0:13発 池袋行き」を品川より先(高輪ゲートウェイ以降)の終電とするという意味だと思われます。これは勘違いしやすい文言ですね。

よって渋谷の終電は「0:48発 大崎行き」となり、現行の「0:54発 大崎行き」「1:07発 大崎行き」は消滅するでしょう。

品川・東京・上野はほぼ現行通りを維持するようです。



東海道線 考察基準駅:『東京』

東海道線を見てみましょう。

資料出典:JR東日本

結論からお伝えすると、『東京』から平塚までの各駅をご利用の方はほぼ影響がないです。

『東京』を出る終電が現行では「23:54発 普通 小田原行き」です。表記の通り15分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:39発 普通 小田原行き」になります。

これは国府津より先の鴨宮・小田原までの終電です。

「23:39発 普通 小田原行き」は現行でも存在するのですが、概要には『国府津まで7分程度繰り上がり』とあります。

これは「23:54発 普通 小田原行き」が消滅することにより、国府津までは実質「23:47発 普通 国府津行き」が終電になることを意味します。

では平塚まではなぜほぼ現行通りなのでしょうか。私の予想ですが、「23:54発 普通 小田原行き」が「23:54発 普通 平塚行き」に化けるのではないでしょうか。



横須賀線 考察基準駅:『東京』

横須賀線です。こちらも東海道線と同じようなことが言えます。

資料出典:JR東日本

『東京』を出る終電が現行では「23:22発 普通 久里浜行き」「23:50発 普通 逗子行き」です。

逗子より先の東逗子・田浦・横須賀・衣笠・久里浜に向かう終電が「23:22発 普通 久里浜行き」です。表記の通り18分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:04発 普通 久里浜行き」になると思われます。

また、現行の「23:50発 普通 逗子行き」ですが、表記の通り15分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:35発 普通 逗子行き」になるでしょう。

実は現行では「23:35発 普通 大船行き」がダイヤに組み込まれているのですが、概要には『横浜・大船はほぼ現行どおり』とあることから、ダイヤ見直し後は「23:35発 普通 大船行き」と「23:50発 普通 逗子行き」が結果的に入れ替わることになると思われます。

まとめると、見直し後は「23:22発 普通 久里浜行き」は消滅あるいは手前の行き先に変更・「23:35発 普通 逗子行き」「23:50発 普通 大船行き」で終電となります。



京浜東北・根岸線 考察基準駅:『品川』

東海道線・横須賀線とほぼ並行に走る「京浜東北・根岸線(京浜東北線 南行)」です。夜間帯は先に終電を迎えた東海道線・横須賀線の救済電車みたいな役割を担っていますね。

資料出典:JR東日本

『品川』を出る終電が現行では「0:11発 大船行き」「0:29発 磯子行き」「0:42発 桜木町行き」「1:02発 蒲田行き」です。それぞれ見てみましょう。

現行の大船行きの終電は「0:11発 大船行き」ですが、表記の通り18分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「23:53発(前後) 大船行き」になるでしょう。現行では「23:53発 桜木町行き」がありますので、見直し後は「23:59発 大船行き」も合わせて消滅するでしょう。

「0:29発 磯子行き」は表記の通り24分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:05発(前後) 磯子行き」になるでしょう。この時点で0時5分前後なら磯子までは帰れることがわかります。

「0:42発 桜木町行き」は表記の通り33分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:09発(前後) 桜木町行き」になるでしょう。先の「0:05発(前後) 磯子行き」との差はわずか4分前後ということになります。

最後に「1:02発 蒲田行き」ですが、表記の通り16分程度繰り上げになるのなら、ダイヤ見直し後の終電は「0:46発(前後) 蒲田行き」になるでしょう。これが最終電車になるはずです。

まとめると、「23:53発 (前後)大船行き」「0:05発(前後) 磯子行き」「0:09発(前後) 桜木町行き」「0:46発(前後) 蒲田行き」がそれぞれの終電と予測できるのですが、これだけでは消滅する他のダイヤが多過ぎます。

おそらく「0:09発 桜木町行き」と「0:46発 蒲田行き」の間には他のダイヤが組み込まれるのではないでしょうか。例えば「鶴見行き」「蒲田行き」です。

個人的には「桜木町行き」の終電はもう少し遅くてもいいのではと思いますね。これでは東海道線・横須賀線の救済電車としては微妙ですよね。



新幹線利用客は要注意

新幹線利用客にも大きな影響が出ると思われます。ダイヤ見直し時に各自よく確認してください。

資料出典:JR東日本

概要を丸写ししておきます。以下は該当の新幹線では以下の区間には到着できないことを意味します。

なお、新幹線の列車名称・時刻は現行のものです。

東海道新幹線

のぞみ 64号
新大阪 21:24発 ⇒ 新横浜 23:27着・品川 23:38着・東京 23:45着

【乗り継いでも到着できなくなる区間(JR線のみを乗り継いだ場合)】
青梅線(西立川 ~ 青梅)、南武線(中野島 ~ 稲城長沼)
横須賀線(東逗子 ~ 久里浜)、常磐線(天王台・取手)

【参考:東京駅からのタクシー代】
青梅…3万円前後、稲城長沼…1万3千円前後
久里浜…2万8千円前後、取手…2万円前後

※ルートにより金額は多少異なります。


東北・上越新幹線

東北新幹線 やまびこ 70号
盛岡 20:29発 ⇒ 大宮 23:18着・上野 23:38着・東京 23:44着

上越新幹線 Maxとき 350号
新潟 21:35発 ⇒ 大宮 23:14着・上野 23:34着・東京 23:40着

【乗り継いでも到着できなくなる区間(JR線のみを乗り継いだ場合)】
東海道線(大磯 ~ 小田原)、横須賀線(北鎌倉 ~ 逗子)

【参考:東京駅からのタクシー代】
小田原…3万円超え、逗子…2万円超え


北陸新幹線

北陸新幹線 かがやき 518号
金沢 21:00発 ⇒ 大宮 23:05着・上野 23:26着・東京 23:32着

【乗り継いでも到着できなくなる区間(JR線のみを乗り継いだ場合)】
東海道線(鴨宮・小田原)、横須賀線(北鎌倉 ~ 逗子)

【参考:東京駅からのタクシー代】
小田原…3万円超え、逗子…2万円超え

※ルートにより金額は多少異なります。



まとめ

いかがでしたでしょうか。情報量が多すぎるので今回はここまでにします。

次回は横浜線・南武線の他、中央線方面も考察できたらと思います。

もしTwitterのコメントなどで優先してほしい路線を挙げてくださればそちらか考察してみます。

いずれにしろ12月の確定情報の発表は必ずチェックすることをお勧めします。

【参考資料一覧】

https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201021_ho01.pdf