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自転車も道路交通マナーの勉強を

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いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

今回はタイトルの通り、自転車を運転する方にも道路交通マナーを今一度考えてもらいたくブログを更新します。

…自転車が道路交通について学ぶ機会と言えば、小学校時代にお巡りさんが来校して子どもたちに伝える『安全講習』くらいでしょうか。その他では自発的に警察署に出向かないと自転車交通マナーを学ぶ機会はほとんどありません。

しかし自転車も道路交通法にあてはめると『車両(軽車両)』として扱われ、残念ながら「知らなかったでは済まされない」事故・事案が発生するもの事実です。

自転車は、道路交通法において軽車両であるため、車両の中に含まれる。
そのため、車両に適用される道路交通法の規定や交通規制は、基本的に自転車にも適用される。

出典元:自転車道路交通法研究会

以下は私のツイートです。

繰り返しになりますがこちらを中心にお伝えしたいと思います。今一度道路交通マナーを考えてくださると幸いです。

目の前でUber Eatsがタクシーに接触

東京某所、誰もが知っているであろう有名繁華街のメイン通りで偶然にも目の前でUber Eatsのバッグを背負った自転車が客待ちで停車(いわゆる『付け待ち』)をしているタクシーに接触事故を起こしました。

自転車はタクシードライバーへ謝る素振りを見せるもそのまま立ち去り、それはダメだと思った私が周囲に申し訳ないと思いつつも「Uber Eats!ちょっと待て!!」と大声で引き止めました。

事故の内容

ハッキリ言って事故自体は大したことはありません。渋滞ですり抜けをしていたUber Eats(以下:自転車)が段差の深い歩道へ乗り上げようとした時に体制を崩し、バッグとタイヤを停車中のタクシー(のボディ)に接触させたものです。普通に考えても怪我人が発生するような事故ではありません。

「俺は逃げていない。だから謝ったしあんたの声で引き返した」

それが私に対する第一声でした。タクシードライバーの方も外に出ており、突然の出来事にちょっとだけ戸惑ってしまっていたみたいです。しかしこの方、運行管理も兼務する班長さんとのこと(以前の私とほぼ同じような立場)なのですぐに状況を把握、事故処理へと移られました。

さて、自転車側の「謝ったし戻った」という行動は正しいと言えるのでしょか。なるほど、本人は逃げていないという自覚があるわけですね。しかし残念ながら自転車の行為は現状では当て逃げに相当し、「知らなかったでは済まない」案件の一つでもあるのです。


万一事故を起こしてしまったら

道路を使うのは『人』です。人が使う以上はミスが生じるのが当たり前でありその代表例が『交通事故』です。それは『自転車』も例外ではありません。事故が発生したら怪我人の有無・救急車の有無の判断・警察への通報を確実に行わなければなりません。その上でUber EatsならばUber運営に事故報告を行います。

しかし普段クルマやバイクを乗らない、自転車での移動がメインという方にとっては交通事故、特に加害者としての交通事故は普段それほど意識しているものではないでしょう。冒頭でお伝えした通り、交通ルール・交通マナーについて学べる機会がごく限られているからです。

余談ですが、私がある地域で子どもたちへの講習を行う際もまずは交通ルール・交通マナーについての認識度を簡単にチェックしてから話を始めます。

とにかく事故が発生した場合、その場を立ち去るだけは絶対にしてはいけません。自分のためにも相手のためにも…。

今回の件で言えば、自転車側は警察にすぐ通報をしなければならなかったのです。


立ち去りは当て逃げ・ひき逃げになる

今回の事案は怪我人は発生していないはずなので『ひき逃げ』のお話は伏せますが、事故が発生した場合は加害者と思われる側が警察へ通報します。これはマナーです。どちらが加害者かわからない場合はどちらでもいいので早急に警察へ通報します。

警察へ通報せず、それこそ今回のように内々で済まそうとしてしまうと後からまずいことになりかねません。変な話、相手方のタクシーがその時は「いいよいいよ」と言ってくれても、あとから警察に通報されてしまうと自転車側の当て逃げとして捜査することになります。コレ、本当です。

なので街中で白昼堂々と自転車側へ大説教をしてしまいました。それが「俺は逃げていない。だから謝ったしあんたの声で引き返した」という彼への返答でした。しかし彼は本当に逃げるつもりはなかったと思います。知らなかったのでしょう。

しかし相手はタクシー。常に録画をしている時代です。Uber Eatsとして自転車で移動する以上は特定は容易のはずです。自分で言うのもなんですが双方の人助けにはなったと自負しています。

気になるボディの傷具合ですが、やはりボディ下部にタイヤで擦ったような跡がありました。まぁコンパウンドですぐ消せてしまう程度でしょうが接触の証拠としては十分でしょう。


Uber Eatsの事故の補償の範囲

自転車(とバイク・軽貨物車両)で活動するUber Eats。あのバッグを背負っているからこそ本当に目立つと思います。これは看板を背負っているとも言えるわけですね。

そんなUber Eatsの事故の補償の範囲はどういったものなのでしょうか。今一度復習してみましょう。

UberEats 傷害補償プログラム

Uber配達パートナー向けサポートプログラムは自転車・バイク・軽自動車を利用する Uber Eats 配達パートナーの配達リクエストを受けた時点から配達が完了するまでの間に生じた事故に対して適用されます。以前からの対人・対物補償に加えて、2019年10月より配達パートナーのケガ等も補償の対象になりました。本プログラムに関する事前申し込みや、追加料金のお支払いは必要ありません。(適用条件等との詳細は、下記のページをご覧ください。)

万が一、配達中に事故に遭われた場合はアプリ内ヘルプの「配車について」項目から「事故やアクシデントに遭った」からお問い合わせください。事故の報告を受け次第、専任チームが対応いたします。

出典元:Uber Eats

バッグを背負っているから、オンライン状態だからといって補償が適用されるわけではありません。上記にある通り、配達リクエストを受けてから配達が完了するまでとなりますのでリクエストが入っていない状態での事故は自己責任となります。また、リクエスト中の事故発生はお店や利用客に対しても多大な迷惑をかけることになりますので今一度気を引き締めることが大切です。



Uber Eatsが首都高速へ進入

信じられませんが、Uber Eatsと思われる自転車が首都高を走行していると報じられたことがあります。

出典元:YouTube

これも「知らなかった」の典型でしょう。いや、普通はわかるはずですが「知らなかった」のでしょう。

まぁ間違えて進入してしまうのもわからなくはないですが、「間違えたー!」では済まないのが道路交通法なのです。

最低限の道路標識の勉強はしておく必要があるでしょう。

一般道路にも『自転車進入禁止』は多数存在します(ここは歩行者も進入禁止)。



まとめ

今は一般車にもドライブレコーダーが装着されています。SNS上にアップされてしまうことも少なくはないでしょう。そういう意味では自分の身は自分で守るしかありません。

Uber Eatsや軽車両デリバリーは素晴らしいサービス・収入確保手段だと思います。看板を背負っている以上、自分の収入を守るためにもまずはすり抜け等の危険走行は控えていただきたいと思います。

そして有事の際は必ず所定の手段を講じてください。

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