鉄道

首都圏における2020年8月の人身事故発生件数

スポンサーリンク

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

以前に以下のようなブログを作成しました。

多発している鉄道の人身事故

あまりにも頻繁に人身事故が発生するので首都圏における8月の人身事故発生件数を追いかけてみました。今回のブログはそのまとめになります。

2020年8月の人身事故発生件数



それではいきなり結果からお伝えすることになるのですが、正直驚きました。

合計:42件(首都圏の鉄道、8月1日初電~8月31日終電までを集計)

参考までに、2020年7月の首都圏における人身事故件数は24件・2019年8月の首都圏における人身事故件数は28件でした。

ちょっと多すぎですよね。平均しても1日1件以上です。42件すべてがお亡くなりになっているわけではありませんが、新型コロナウイルスと関連付けることは難しいと思いますが、やはり鉄道に…と考えてしまうのでしょうか。

詳細

詳細を見てみましょう。どの路線が人身事故多発路線と言えるのでしょうか。独自で分析してみました。

トップはこの路線…

画像出典:Wikipedia

残念ながら人身事故トップ路線は「JR中央線快速」でした。その件数は5件です。中央線快速は東京駅~高尾駅までの区間が該当します。よってこの件数は東京~高尾間で発生した人身事故となります。

「中央本線」の甲府駅で発生した人身事故を含めると6件ということになります。

さらに中央線に直接影響を及ぼしたという点では「中央・総武緩行線」と呼ばれる(中央線と)総武線の各駅停車の駅である秋葉原駅でも人身事故が1件発生しています。

直通・並走しているJRならではの難しさ

画像出典:Wikipedia

単独路線としては上記の中央線快速がトップとなってしまったわけですが、並走している路線の内1つが人身事故を起こしてしまうと他の並走路線も一時的に運転を見合わせてしまいます。

最もわかりやすい事例が「東海道線(東海道本線)」でしょう。特に京浜間は「東海道線」「京浜東北線」「横須賀線(品川~鶴見は品鶴線を走行)」が並走しています。

「東海道線」が2件・「横須賀線」が1件・「京浜東北線」が1件発生しています。東京都~神奈川県の東海道本線沿線にお住まいの方にとっては4件発生していると見ることができます。さらに横須賀線と直通している「総武快速線」の錦糸町駅で発生していますが、飛び込みスポットなどと言われていた新小岩駅でも人身事故が発生しなかったのはJR東日本の努力の賜物と言えるでしょう。

「上野東京ライン」「湘南新宿ライン」として見ると「高崎線」「常磐線」もそれぞれ1件発生しています。これは例えば群馬県・栃木県・茨城県で発生した人身事故が埼玉県・東京都・さらには神奈川県にまで影響を及ぼすことになるということです。

私鉄も多発

画像出典:Wikipedia

人身事故が発生しているのはJRだけではありません。私鉄も多発していました。

そのうち3件発生していた路線が以下になります。

「京急線」「小田急線(小田原線・江ノ島線の合計)」「西武新宿線」

2件発生しているのが以下の路線です。

「東急田園都市線」「京王線(京王線・相模原線の合計)」「京王井の頭線」「西武池袋線」「東武伊勢崎線(スカイツリーライン・伊勢崎線の合計)」

画像出典:Wikipedia

京浜間にスポットを当てて見てみましょう。京急線はJR東海道線・横須賀線・京浜東北線とほぼ並行している路線です(特に品川~横浜間)。横須賀線とは品川~久里浜を結ぶ直接的なライバルと言えます。逆に言えば最も相互補完を具現化している区間とも言えるのですが、京急は他の私鉄とちょっと異なり関西私鉄の気が含まれているような気がします。相互補完というよりもライバルと言った方がよいでしょう。

京急線と東海道本線(東海道線・横須賀線・京浜東北線)を合わせると実に7件ということになります。

画像出典:Wikipedia

東京・品川と横浜を直接結ぶ路線は東海道本線と京急線を合わせると4路線ということになりますが、渋谷まで範囲を広げると「東急東横線」で横浜・みなとみらい方面へ移動することができます。武蔵小杉で横須賀線(と南武線)と接続しています。湘南新宿ラインのライバル・相互補完と言えますが、京浜間を結ぶ路線としてカウントすると5路線(※)ということになります。ちなみに東急東横線でも人身事故が1件発生しています。

京浜間で見てみると、いずれかの路線で人身事故が発生しても他の路線へ振り替え輸送を実施することである程度の流動性は確保できていると言えます。もちろん超混雑しますが…。そういう意味では京浜間ほど路線選択の幅が広い区間はないと言えるでしょう。「目黒線」「池上線」を含めるなら移動手段はさらに増えます。京浜間での人身事故は手間はかかるが『それでもとりあえず目的地方面へ向かうことはできる』というわけですね。

※さらに「湘南新宿ライン」をカウントするならば6路線

※「JR・相鉄直通線」を利用すれば「相鉄線」経由で横浜へ向かうことも可能

※「田園都市線」も横浜市を経由しますが、横浜市北部を走行する路線ですので含めません。しかしあざみ野から「横浜市営地下鉄」へ乗り換えれば横浜方面への移動は実質可能

画像出典:京王電鉄

同じようなことが中央線でも言えます。人身事故件数トップの中央線が止まると利用者はどの路線に切り替えるか…おそらく「京王線」「西武新宿線」「東京メトロ 丸の内線」ではないでしょうか。しかし東海道線本線と京急線のような『ほぼ並走』というわけではなく、ある程度離れたエリアを同一方向に並走しているというイメージです。

また、私鉄も他会社との直通運転を実施していることがほとんどですので、A社路線に人身事故が発生すれば直通先のB社路線へも影響を与えてしまうことは言うまでもありません。

結び

人身事故はいつどこで起こるのかほぼ予測不可能です。私も何度か人身事故で移動手段を変更する必要性が生じたことがありますがやはり大変です。



交通系IC(Suica・PASMOなど)で鉄道を利用する場合は、振り替え輸送での迂回分の運賃も発生します。切符・定期券でない限り経済的負担も生じるということになります。何より多大な時間を浪費してしまいます。

今月2020年9月は8日16時現在においてすでに14件発生しています。気持ちがわからないわけではありませんが、大勢を巻き込んでしまう人身事故。少しでも減少してほしいと願わずにはいられません。

モビリティ クリエイトの広告

スポンサーリンク

-鉄道
-

© 2021 モビリティクリエイトのページ Powered by AFFINGER5