【要注意】クルマ移動に熱中症・脱水症状が潜んでいる

2021年6月3日

いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

今年(2020年)のお盆は予想していた通りというか…8月8日の東海道新幹線の自由席乗車率が最大で50%、ダイヤによっては10%以下もあったらしく、お盆の過ごし方そのものが例年とは違ったものであることを感じさせます。

一方で8月8日の午前中の高速道路の交通情報を見てみると、東名高速下りでは大和トンネルを先頭に17キロ程度、中央道では石川PAを先頭に16キロ程度の渋滞が発生。これは通常の休日とほとんど同じ渋滞です。

多くの方が帰省は控えているけど片道数十キロ程度の旅行を楽しまれていると想像できます。新型コロナウイルス感染症対策の一環として鉄道よりもクルマでの移動が目立っているのも納得です。

しかし今年の夏はとてもしんどい…確か2年前の2018年も異常気象だとか言われていたような気がしますが、40度に迫る気温は異常だと思います。そこで今回はクルマで移動するみなさんにクルマでの移動中も熱中症・脱水症状になることがあるということで注意喚起をさせていただこうと思います。

最初に車内環境を整える

猛暑日にクルマに乗り込むと場合によっては車内温度が50度を超えていることも珍しくありません。出発前に車内環境を整えましょう。

よく『暑いから即エンジン⇒エアコンのスイッチをON』にする人がいますが、50度を超える車内でエアコンをかけても車内は全く冷えません。コツは運転席と斜向かいの位置にある助手席側後部の窓を全開にし、運転席ドアを何回か開け閉めすることで車内の熱気を外に逃がすことから始めます。この時に助手席側後部以外の窓は締めておきます。可能ならば運転席のフロントドアはなるべく大きな団扇を扇ぐイメージでゆっくり開閉するとより効果的です。

次にエンジンをかけ、エアコンを最低温度&最大風量に設定します。熱風が流れてくることもありますので送風口に顔を近づけないようにしましょう。ここではまだ快適とは言い難いですが、エンジンの働きを促すために走り出してOKです。ここでのポイントは外気循環にしておくことです。効率的に空気を入れ替えて車内温度を下げます。最初は窓を開けながら走るのも効果的です。車内を効率よく冷やすには車内温度が外気温よりも低くなる必要があるのです。積極的な換気が必要不可欠です。外気温よりも低くなったら内気循環に切り替えてください。いつの間にか快適な温度を維持できています。

なぜここまで車内を冷やすのに苦労するのでしょうか。それは車庫環境によって多少は異なりますが、直射日光を浴びたシートやダッシュボード、ステアリングその他諸々は熱を蓄積させているからです。車内に熱を放出しているのですね。これを輻射熱(ふくしゃねつ)と言います。そして実はここに気が付かずに熱中症・脱水症状に陥ってしまう落とし穴が存在しているのです。

 

次ページでは快適な車内空間には落とし穴があることをお伝えします。