ライドシェア

守られるべきは安心と安全

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いつもご覧くださりありがとうございます。溝口将太です。

最近、TwitterなどでライドシェアやCREW(※)、タクシー関係者と見られる方々との意見交換を見させてもらいました。

私は何度かライドシェアとタクシーは切り離すべきだと主張していますが、それは今も変わりません。切り離すというか…棲み分けはきちんとできるだろうと考えています。

その上で今回はCREW利用者の生の声をお届けしたいと思います。なお、これは現場で私が直接応対したライダーさんからの声ですので根拠を示すことはできません。また、私から伺ったのではなく、ライダーさん自ら私に話しかけてくれた内容であるということもご了承ください。

※CREW自身はCREWをライドシェアとはしておりません。広告などを見るとCREWは「互助モビリティ」「ドライブシェア」などという言葉を用いているようです。ちょっと「?」な気持ちも正直湧きます。



CREW利用者の生の声

私は決してタクシー業界が潰れてほしいわけではありません。むしろこういった内容をお届けするのはエールに値するものです。選ばれるサービスの構築のため、CREWやライドシェア、タクシー双方で足りないものを補い合えれば日本の移動手段はさらに豊かなものになると信じているからです。

それでは以下に私が直接受けた声を記載します。

「タクシーよりも安心して乗れる」

「タクシーで嫌な思いをしたからCREWを利用している」

「タクシーより安く帰宅できる」

「クルマ好きが多いから会話も弾んで楽しい」

「最先端のアプリが使えるのは面白い」

など、前向きな意見を直接頂いています。まぁCREWを利用してるので反対勢力でもない限りは否定的な意見は振ってこないでしょう。

これらの声が寄せられる理由を私なりに分析したいと思います。

まず、CREWドライバーで人・クルマ・接客応対が嫌いな人はそういないと思います。ドライバーから見てライダーはお客様ではありませんが、ドライバー自身がそれ相応のスキルを自然と身に着けているので、結果的に質の高いドライブが実現できていると感じます。

特にクルマ好きの部分は色濃く反映されているような気がします。自分のクルマですからね。乱暴に扱ったりするわけがありません。これが安全運転へ大きく寄与しているのだと分析しています。

そしてタクシー会社の方々には申し訳ありません。全てがあてはまるわけではありませんが、CREWドライバーは自分のクルマを知り尽くしています。タクシーに安全性能で負けるはずがないのです。

確かに二種免許をお持ちであるタクシードライバーのみなさんはプロです。相応のプレッシャーもあることでしょう。しかしCREWドライバーは無用なプレッシャーとは無縁です。そしてタクシー車両と一般車両とでは越えられない壁も存在します。余裕の持ち方が根本的に違うのです。

私がライドシェアに運行管理者は要らない(ほんの少しの管理でよい)というのと、二種免許のアドバンテージをそこまで感じないと日々主張するのもここが理由です。必要なのは未来へ向けた自己管理能力なのです。



守られるべきは安心と安全

交通事故の種類にライドシェアというカテゴリーはない

現状、日本における営利型ライドシェアの扱いとしては、交通過疎地域といった特例地域を除き有償運送は白タクにあたるとして禁止されています。

国内で流行っているライドシェアサービスとしてはnori-nanottecoが挙げられますが、中長距離移動での利用がメインとなり、実費をワリカンというコンセプトなので運用そのものは認められています。

あくまで一般の人が一般車を用いてと目的地方向へと向かうため、もちろん「業務」ではありません。保険で言えばレジャー利用ということになるでしょう。

道路運送に携わるわけではありませんので仮にライドシェア運行中に交通事故が発生しても、一般の交通事故としてカウントされているのではないでしょうか。

少なくとも京丹後市では日本初の公共交通空白地有償運送としてUberアプリを活用して運行されているささえ合い交通ですが、仮に運行中に事故が発生しても「ライドシェア運行中の事故」というカテゴリーが存在していないことも京丹後警察署に確認済みです。

参考出典:NPO法人 頑張る!ふるさと丹後町

もっとも、こちらの運行中の事故は未だに発生していない可能性が高いです。機会を見つけて調べてみようと思います。ライドシェアの安心と安全をデータをもって証明するには課題が浮き彫りになりそうです。


タクシーは安心安全か?

ここで目線を変えてみたいと思います。私はタクシー業界側が「二種免許もない一般人や一般車が旅客運送行為を行うのは危険だ」という主張に違和感を感じています。信憑性がまるでないのです。

以前に交通事故を読み解くという内容のブログ(参考:東京都内の交通事故件数を読み解く)で、東京都内の普通車全体とタクシーにおける交通事故件数を分析してお伝えしました。その中では平成29年においては16,804件の内、3,399件がタクシーが原因で発生した交通事故とお伝えしたと思います。

さらに先月ですが、運行管理者の点呼の下で出庫したはずのタクシードライバーが焼酎のトマト割りを飲んだ上で交通事故を起こしています。つまり業務中に飲酒をして交通事故を起こすという前代未聞の事件が発生しています(参考出典:TOKYO MX NEWS)。

さらに今回は以下の画像をご覧ください。

画像の場所は新宿駅を跨いで八王子方面へ向かう国道20号(甲州街道)です。緑の枠で囲まれた場所は西新宿一丁目という交差点です。

問題は赤いラインで記した部分ですが、夜間はここでタクシーが客待ち行為を行い非常に危険な場所と化しているのです。

新宿駅西口を背にしています。正面が代々木方面で右が八王子方面です。正面である代々木方面から八王子方面にかけて夜間はタクシーが客待ちの列を作っています。このような客待ち姿勢を付け待ちといいます。

甲州街道・半蔵門方面から八王子方面を見てみます。前方の交差点が西新宿一丁目の交差点です。

ここはバスタ新宿を出てすぐの地点ですが、この区間は下り坂となっています。一番左車線は左折専用レーンです。夜間は一番右車線が右折可能レーンとなり、夜間帯は実質的に中央の2車線が直進レーンとなります。

ところが先でお伝えした通り、夜間は付け待ちが行われているために交差点先の左側車線が埋まってしまっています。このために夜間も慢性的な渋滞を引き起こしているのも事実です。何より危険ですね。

確かにこの付近から乗車する乗客にとっては便利な場所かもしれません。しかしそれは本当に正しい営業スタイルと言えるのでしょうか?ここ、レッドゾーンなんですよね。

これらはほんの一例に過ぎません。タクシー側が主張したい気持ちもわからなくはありませんが、ご自身の在り方を見直す必要もあるのではないでしょうか。



双方の棲み分けを明確にし、多様な移動手段の確立を

私はCREWもライドシェアもタクシーも必要以上に争う必要はないと考えています。各々の言い分はわかる気がしますが必要以上に争う必要はないでしょう。しかし意見交換(時にはぶつかり合い)は必要だと思っています。それは共に発展するためです。

私もタクシードライバー経験者でありながら今では営利型ライドシェアの解禁を強く望んでいる人間の一人です。なぜか?それは日本がもっと豊かになれると信じているからです。その中の一つに個々の管理方法を見直す…というものも含まれています。

タクシードライバーを引退してタクシーを外から見てみますと、本当に余裕のない運転が目立ちます。ある程度はわかるんですよ。どんな心理状態で運転しているのかが…。

決してタクシーを潰したいわけではありません。むしろエールを送っているつもりです。思えば私はよく他の乗務員に「ウチが接客ナンバー1になれば日本一で、日本一ということは世界一だ」暑苦しく伝えていたのを思い出しました。

…世界に遅れを取っているであろうライドシェアサービスの普及と発展、そして多岐に渡りかけている(これは地域間競争だと思います)MaaSの構築。そこに個人の成長を促すための自己管理と、運営からのほんの少しの管理があれば、きっと誰もが豊かな移動手段を選択できる環境が実現されると信じています。

そしていつも同じことを言いますが、選ぶのは消費者です。

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