Eコマース市場からみるCREWの可能性

2020年9月23日

いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は柄にもなくちょっとだけ経済の話を取り入れながらCREWの今後の可能性を探りたいと思います。

突然ですが、Eコマース市場という言葉をご存知でしょうか?

Eコマース(Electronic Commerce)とは日本では「電子商取引」と言われるものであり、インターネット上で行われる商品やサービスに関する取引・決済を指す言葉です。

まぁ馴染みやすい言葉で言えば「Eコマース=ネットショッピング」ですね。

その市場をEコマース市場と言います。

しかしショッピングというと『物を買う』というイメージをされる方も多いと思いますが、ネットショッピングは物だけに留まりません。

サービスもネットで購入することができるのです。

一例を挙げますと、昨年500万ダウンロードを達成したタクシー配車アプリのジャパンタクシー(旧名:全国タクシー)。タクシー利用時の決済方法の一つにネット決済というものがあります

決済がかかるのは実際にタクシーを利用してからなので後決済ということになるのですが、紛れもなくインターネットサービスを利用した決済なのでEコマースに分類されます。

そして『じゃあどのくらいネット決済が流行ったの?』という数字を示す言葉にEC化率と呼ばれるものがあります。

上記の例で例えると、タクシー業界の売上が10億円(適当です)だとします。そのうち、ネット決済での利用が1億1000万円だとしましょう。

1億1000万円(EC取引総額)÷ 10億円(全商取引総額)= 11%(EC化率)

タクシー業界におけるEC化率は11%だったということになります。

ただ難しいのは、ネットで配車してやっぱ現金で支払うというパターンもまだまだ多いので、単純にネット利用においては比較できないところがあるのも事実です。

たまに100人中11人がネット決済を利用したという見方をする方がいらっしゃるのですが、そうではありません。あくまで市場規模を示した数値なので、件数ではなく金額が主軸となります。

次にEコマース市場の全体を見てみましょう。

この図は見やすいので拝借しました。数字の単位はです。

2017年までのEコマース市場全体が表示されているので最新のデータということになります。2018年のデータは4月ごろに経済産業省から発表があるでしょう。

 

2017年の日本国内のEC市場規模は16兆5,054億円と見ることができます。そしてEC化率が5.79%…たったの5.79%なのです。

単純な話、EC化率が100%だとしたら、誰もスーパーや百貨店に足を運んで買い物をしていないということになります。みーんなスーパーのホームページ、アマゾンや楽天などで購入(笑)

余談ですが、運送業界のドライバーが足りないというのはこういうことなのです。

インターネットサービスが成せる技と言えます。詰まるところ基本はクレカ決済なので、自然と紐も緩んでしまいますよね。最近は銀行口座とのリンクサービスも流行っているようですが…。

私も現金しか持ち合わせがなかったらタクシーの利用を躊躇ってしまいますが、クレジットカードが手元にあるとついタクシーを利用してしまうこともありました。

来月考えればいいべ!

みたいな。。

このEC化率が5.79%という現実がCREWの可能性を引き出してくれます。

さて、大事なお話を忘れていました。上記の図はB to Cにおける日本国内のEC市場規模をまとめたものでした。

B to Cとは、Business to Consume…企業と消費者のコミュニケーションを指します。『B 2 C』と表示されている場合もありますね。

CREWで例えると、CREWサービスを運営している株式会社AzitとCREWライダーがB to Cの関係に当たります。ライダーのみなさんは手数料をCREW運営に支払ってましたよね?

では私たちCREWドライバーはどのような立ち位置なのでしょう?CREWライダーとCREWドライバーの関係は??

それがC to C…Consume to Consume…消費者と消費者のコミュニケーションなのです。『C 2 C』とも表示されます。

一般的な代表例ではメルカリが挙げられますね。

(中にはそれをビジネス化させたすごい人たちもいますね。悪いイメージでは転バイヤーという言葉も生まれましたが、私には想像もできない程のリサーチ能力に長けているのでしょう)

ですので、CREWって非常にユニークなモビリティ・プラットフォーム・サービスなのです。

株式会社Azitは当然企業ですので、営利目的で様々な施策を打ち出すべきなのですが、利益を拡大するためにはCREWパートナーとの連携が必要不可欠なのです。

それをわかっているのかわかっていなのか…わかっていないから年末のようなことをやらかすわけですね。

ここまで言えばCREW運営のみなさん、どう私たちと向き合えばいいかわかりますよね?

MaaSという概念の中には『タクシー』という言葉や『カーシェアリング』という言葉が含まれてはいても、『ライドシェア』という部分に関しては消極的な感覚は否めません。それは当然、タクシーの存在があるからです。

Uberの事例を見ての通り、世界的にあれだけの流行を起こせても日本では道路運送法により『タクシー配車サービスとしての展開』というかじ取りをせざるを得なかったのです。当初目指した展開とはきっと違ったものでしょう。

そこに風穴というか…謝礼というシステムで展開を可能としたのがCREWです。

全ての移動がサービス化された時、『CREWかタクシーかカーシェアリングか』という選択肢が生まれるのも素敵じゃないですか。ビジネスですのでCREWを提案してもいいのです。

ただそれに応えるであろうCREWドライバーはビジネスとは現状では言えません。

また、予約が前提となるでしょうから新たな戦略を共に練る必要もあるでしょう。

でも今のままじゃ無理です。自分たちで弱点を晒してしまったわけですので、本当にこの充電期間は勝負になるはずです。

年末に私は言いました。CREWパートナーとどう向き合うべきなのか…早く私たちを味方につけてもらいたいですね。

止まるんじゃねぇぞ…

ってことです。MaaSは可能性の宝庫なんですから。